別居中の不倫で慰謝料請求できるのか?〜ポイントは「夫婦関係の破綻」です

別居中の不倫ってどういう扱いを受けるかご存知ですか?別居してるから新しい恋愛をしてもいい!別居とはいえども結婚しているのだから別居中の恋愛はダメ!など色々な意見があると思います。別居中の不倫・不貞行為が慰謝料請求の対象となるのはどんな時か調べてみました。

不倫(292)男女の事故・トラブル(1201)
目次

別居中だから不倫してもいい?そんなことはありません!  

別居中の不倫・不貞行為はいけないことなのでしょうか?
 
別居していても法律上は既婚のままであり、不倫・不貞行為はしてはいけません。
 
別居せざるを得ない理由があったにせよ、それを盾に好き勝手に恋愛できるわけではありません。
 
今回は別居中の不倫・不貞行為で不倫相手に慰謝料請求できるのか?ということに絞って考えてみたいと思います。
 
現在別居中のご夫婦は要チェックです。

別居中でも不倫は不倫|不倫相手に慰謝料請求できる場合とは

別居中に不倫をされた場合、不倫相手に慰謝料を請求することができますが、それには以下の通り条件があります。

別居中の不倫で慰謝料請求できる場合(1) 夫婦関係が破綻していない

別居中であり夫婦関係が修復不可能で、関係が破綻していると判断された場合は、不倫・不貞行為をされても慰謝料の請求をすることができません
 
しかし別居にも様々な形があります。
 
夫婦関係の再構築を希望し、一度距離を置く目的の別居であれば夫婦関係は破綻していないとみなされます。
 
前向きな理由での別居中の不倫・不貞行為であれば慰謝料が請求できる場合に当てはまります。
 
では、夫婦関係の破綻をどのように判断するのでしょうか?

別居中の不倫で慰謝料請求できる場合(2) 不倫相手が既婚者だと知っていた場合

不倫相手が既婚者だと知りながら不貞行為に及んだ場合は慰謝料請求が可能です。
 
しかし、もしもご自身の配偶者が既婚者であることを隠して関係を持ったのであれば、不倫相手には慰謝料請求をすることができない可能性があります
 
これは完全に未婚だと信じこんでいた場合、不倫相手に責任を追求するのは酷だからです。
 
ただし、不倫相手が注意すれば既婚者だと知り得た場合は過失として責任があることになります。例えば自身の配偶者が既婚者だということが周知の事実だったり、婚約指輪をつけていた場合です。
 
この部分の詳細がお知りになりたい方は不倫相手への損害賠償請求(慰謝料)について詳しく解説しますを是非ご参照ください。

別居中の不倫で慰謝料請求できる場合(3) 別居中の不貞行為によって精神的苦痛を受けた 

慰謝料は不法行為に基づく精神的苦痛に対して損害賠償として支払われるものです。
 
夫婦関係にありながらパートナーが不貞行為を行ったことに対する精神的苦痛への慰謝料を請求しているのです。 
 
したがって被害者が受けた精神的苦痛の度合いが慰謝料の金額増減に繋がります。

 別居中の不倫で重要なポイント|夫婦関係の破綻とはどこから?

不倫相手への慰謝料請求ができるかどうかのポイントは「夫婦関係の破綻」でした。
 
ではどのようにして夫婦関係が破綻しているか判断するのでしょうか?

夫婦関係が破綻しているケース(1) 具体的に離婚が進んでいる場合

お互いに離婚の意思がある場合は夫婦関係が破綻しているとみなされます。離婚を決めても子供や仕事、住む場所が理由ですぐに実行に移せないケースがあります。
 
とりあえず離婚の方向で、と話し合いができていて同居している場合は夫婦関係は破綻していると見なされる可能性が高いです。

夫婦関係が破綻しているケース(2) 別居期間が長期にわたる場合 

別居にも様々な理由と状況があります。
 
しかし長期間の別居となると夫婦関係を修復するつもりがないとみなされます。
 
実際、離婚にあたり別居期間の長さが判断基準になることがあります。
 
はっきりとは言えませんが、過去の裁判例から5年程度の別居で夫婦関係が破綻しているとみなされることが多いです。
 
また、いずれは夫婦生活を共にするつもりの別居だったけど、なんとなく戻れずにずるずると別居していると、夫婦関係が破綻していると判断されますのでご注意ください。

夫婦関係が破綻しているケース(3) 客観的事実を判断

夫婦関係の破綻を第三者に証明するのはとても難しいことです
 
なぜなら、それは当事者である夫婦だけにしか分からないからです。
 
しかし調停や裁判では夫婦関係が破綻しているかどうかを客観的に判断しなければ問題が解決しません。
 
証明のためには客観的に判断できるようないくつかの事実と要素が必要になってきます。
 
それが別居期間であったり、不倫・不貞行為の証拠であったりするのです。

別居中の不倫・不貞行為で慰謝料を請求したいのなら

別居中に不倫が発覚し、それについて慰謝料を請求したいのなら下記を参考にしてください。

別居中の不倫で慰謝料を請求したいのなら(1) 不貞行為を証明する証拠を確保

まずは証拠集めです。
 
不貞行為、すなわち性交渉があったことを証明する証拠が必要となります。しかし、別居しているのですから、そう上手くは証拠集めができないと思います。
 
不倫の調査は専門的な技術が必要で、自力での不倫調査は最悪の場合相手にバレてしまいます。さらに何が不倫の証拠足り得るかは素人には判断が難しい点もあります。
 
したがって、もし別居期間中に不倫を疑ったら探偵事務所に調査を依頼することをオススメします。探偵事務所に依頼することではっきりした答えが得られるでしょう。

無料で「タントくん」に自分に合った探偵を見つけてもらう 

別居中の不倫で慰謝料を請求したいのなら(2) 夫婦関係が破綻していない証拠も

次に大事になるのが夫婦関係が破綻していないことの証拠です。
 
なぜなら夫婦関係が破綻しているとみなされる場合は、不倫・不貞行為をされても慰謝料の請求ができないからです。
 
どういうつもりで行った別居なのかもう一度整理し、できれば事情を知る両親などを味方につけると良いでしょう。
 
一番ベストなのは別居に入る前に一筆書いておくことです。
 
これがあれば破綻していないという共通認識となるのでいざというときに役立ちます。

別居中の不倫で慰謝料を請求したいのなら(3) 離婚問題に強い弁護士に相談しましょう

証拠が集まった場合、または証拠集めが少し厳しい場合も、専門家である弁護士の意見を聞いてみましょう
 
証拠が集まった場合はスムーズにパートナー、もしくはその不倫相手へ慰謝料請求をすることができますし、証拠がまだ集まっていなくてもその状況からできることに力になってくれます
 
 
ひとりで悩むよりも、まずは離婚問題に強い弁護士に相談することで自分の状況を確認し、解決の糸口をつかみましょう。

別居中の不倫で慰謝料請求できるのか?〜ポイントは夫婦関係の破綻〜のまとめ

 
いかがでしたでしょうか。いつかは別居を解消し、夫婦としてやり直そう…と思っていたところで配偶者が恋愛をしていたとなると、悲しいものです。
 
夫婦関係の破綻というのは判断が難しいところです。しかし再構築を目指している別居の段階での不倫・不貞行為は許されるものではありません。
 
別居中の不倫・不貞行為を疑ったら、その後の選択肢を増やし有利に事を進めていくためにも、まずは探偵事務所に調査を依頼し不貞行為の証拠を確保するようにしましょう。証拠があればその後どうするかはあなた次第です。

無料で「タントくん」に自分に合った探偵を見つけてもらう

この記事の作成者

カケコム編集部