離婚まっしぐらの夫婦仲を修復したい!関係を修復し、離婚を防ぐためには?
離婚の危機にある関係を修復したくありませんか?結婚当初の新鮮な気持ちが薄れ、夫婦仲に亀裂が入り、いつ離婚するか分からない…でも、自分としては夫婦仲を修復して、また新しくやり直したいという気持ちがあれば、もしかしたら修復は不可能ではないかもしれません。ここでは、夫婦仲を修復するための方法と、離婚を切り出されたときの対処法についてご紹介します!
夫婦仲が最悪で離婚の危機・・・この関係は修復できる?
新婚時は、夫婦仲がよすぎて周囲が困るという問題もありますが、それから何年か経つと訪れやすいのが、
離婚の危機でしょう。
子どもがうまれた時に何も協力してくれなかった…浮気された…などなど、夫婦関係が長くなればなるほど、夫婦仲には多くのトラブル・問題が生まれては消えていきます。
時間が経っても、そのトラブル・問題が消えない時、離婚の危機が形になって現れるのです。
そんな離婚の危機にある関係を修復することは可能なのでしょうか?
こんな場合は夫婦仲の修復より離婚を考えるべき
離婚の危機にあっても、以下のような場合は関係を修復するよりも、離婚という選択をする方がよいでしょう。
修復より離婚すべきケース(1) DVを受けている
もしもあなたが配偶者から度重なる暴力を受けている場合、夫婦仲の修復は考えずに、距離を置いた後に離婚した方がよいでしょう。
DVの特徴として、暴力の直後に優しくなる時がありますが、それを見て「修復できるかもしれない」と期待してはいけません。
そのような時は一瞬で過ぎ去り、また再び暴力によってあなたに危機が訪れるからです。
修復より離婚すべきケース(2) 相手が浮気を繰り返している
配偶者が浮気を繰り返していたら、それはもう配偶者のひとつの癖のようなものであり、修復する間でもないでしょう。
浮気と言えば軽く聞こえるかもしれませんが、浮気は不貞行為であり、立派な民法上の違法行為なのです。
不貞行為をした場合は配偶者とその不倫相手それぞれに慰謝料請求することが可能です。夫婦仲を修復することは考えず、慰謝料を請求して離婚するという手もあります。
配偶者に浮気の疑いがあるのなら、一度
探偵事務所に調査を依頼し白黒はっきりさせ、確実な証拠を手に入れておくことをおすすめします。
修復より離婚すべきケース(3) 相手がギャンブルにはまっていたり借金がある
配偶者が競馬、パチンコなどのギャンブルにはまっていたり、消費者金融などに多額の借金がある場合、それは夫婦仲を修復してあなたにとって良いことはないでしょう。
特に借金の返済は夫婦で行うでしょうから、あなたにとっては離婚することでその借金(配偶者の個人的な借金かつあなたが連帯保証人でなければ)から逃れることが可能です。
夫婦仲を修復するためには?
上記のようなケースには当てはまらず、やっぱり離婚の危機を乗り越えて夫婦仲を修復したいという方は、どうしたらよいのでしょうか。
夫婦仲を修復するためには(1) 自分の何が悪いか考える
離婚の危機にある時、夫婦はお互いに不仲の原因を相手のせいにしがちです。
でも、人間関係は一方的に影響を与えるものではなく、お互いに影響を与え合っているものですから、自分自身に何も問題がないということは珍しいでしょう。
普段の生活を振り返ってみて、自分の問題点について冷静になって考えてみることも大切です。
夫婦仲を修復するためには(2) 相手に一方的に不満をぶつけない
夫婦仲を修復するために、自分の気持ちを分かってもらいたいという一心で、相手への不満をぶつければかりでは、なおさら夫婦関係が悪化する恐れがあります。
著名な心理学者アドラーも言及していますが、相手を変えることはできないものです。
自分が変わるという方法が、一番の夫婦仲の修復への近道かもしれません。
夫婦仲を修復するためには(3) 大きな決断も必要
たとえば、あなたが同居している場合、嫁姑間の問題が原因であるが多いでしょう。このようなケースでは、姑の別居を踏みきるという大きな決断をすることも必要です。
また、夫の育児への参加が難しく不仲になっていれば、夫が育児のしやすいような勤務形態の仕事に転職するなどの決断も必要でしょう。
夫婦仲を修復するためには、このようなリスクも必要なのです。
離婚を切り出されたらどうする?
自分は夫婦仲を修復したいのに、離婚を切り出されてしまった場合、どうしたらよいのでしょうか。
どうしても離婚したくなければ、離婚届不受理申出をする
あなたに強い離婚阻止の意志がある場合、対処法はあります。
離婚届を偽造され、勝手に提出されるのを防ぐために、あらかじめ市役所に離婚届不受理申出をするという手があります。
離婚届不受理申出を提出すれば取り下げるまで無期限で離婚届が受理されるのを防ぐことができます。
離婚したくないという思いを伝え、相手の言い分を聞く
話し合いの中で大切なのは自分が話すことよりも、相手の話に耳を傾けることです。
相手の話の最中に反論をせず聞いた上で、状況を改善するので離婚はしたくないという意思を伝えることで、離婚の危機を乗り越えられるかもしれません。
離婚問題に強い専門家を間に立てて協議する
離婚したい、したくないが長引けば当然、離婚協議の泥沼にはまってしまいます。
離婚協議はお互いが熱くなり、冷静な判断ができなくなっているケースも多いです。そんな状況で協議を続けても解決するのは難しいでしょう。
そうならないためにも、離婚問題に強い弁護士を間に立てて協議をすることをオススメします。法的に問題点を整理し、あなたの代わりに交渉を行うことも可能です。
また、相手は離婚したい側ですから弁護士をつけてくる可能性も考えられます。そうなれば丸腰で対応するのはかなり不利な状況になります。
常に冷静であなたにとって有利な選択をするために、早い段階からこちらも弁護士に相談することが大切です。
調停・裁判の準備をする
離婚の話し合いがまとまらなければ、調停や裁判に移行し、第三者を交えて話し合うことになります。
調停では、いかに調停委員を味方につけ、離婚を考え直すよう説得してもらうかが鍵となります。
そのためには「自分は離婚したくない」「離婚すべき理由がない」「夫婦関係はまだ修復可能だ」ということを論理的に第三者(調停委員)に訴えなければいけないのです。
調停や裁判を有利に進めるために、離婚を切り出された段階で弁護士に相談しておくことをおすすめします。
離婚をしそうになったら、いち早く弁護士に相談し、どのような法的問題が発生し得るか・どのように対応すべきかを確認しましょう。
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離婚まっしぐらの夫婦仲を修復したい!関係を修復し、離婚を防ぐためには?のまとめ
一時的な問題で夫婦仲が悪いだけであれば、お互いの気持ちをわかりあい、話し合うことによって、離婚という最悪の危機を乗り越えることができるかもしれません。
でも、万が一話し合いでは分かり合えなかった場合、離婚を切り出されたなどの早期のタイミングで弁護士に相談するようにしてください。
離婚の危機を免れることも十分可能です。