家庭内別居なら離婚した方がいい?あなたの悩みに回答します!
家庭内別居をしていて離婚するべきかこのまま続けていくべきかを悩んでいるのではないでしょうか。今回は家庭内別居の悩みについて、詳しく解説していきます。家庭内別居をしている夫婦で、将来について悩んでいる人はぜひご覧ください。

目次
家庭内別居を続けた方がいいの?判断は難しいですよね…
家庭内別居を続けているご夫婦は離婚をするべきなのでしょうか?
家庭内別居が長年続くと、いつまで家庭内別居を続けるべきなのか、離婚に踏み切るべきタイミングなども分からなくなりますよね。
今回は、そんな家庭内別居について解説します。そもそもどうして家庭内別居になってしまったのか、仮面夫婦になったらどうすればいいのかを考えていきましょう。
家庭内別居をしている夫婦は離婚以外に道はあるのでしょうか。
家庭内別居とは?

家庭内別居とはどういう状態をいうのかご存知ですか?まずは言葉の意味をおさらいします。
心は完全に別居、体は同居している状態
家庭内別居とは、夫婦である二人が体は同居しているにもかかわらず、気持ちは完全に離れており、心が別居状態になっていることをいいます。
つまり、一緒に暮らしているのに夫婦としての関係性は破綻している状態です。
離婚はしていないものの、家庭内別居はすでに相手のことを夫婦として意識していないのです。
なぜ家庭内別居になってしまうのか

では、一体なぜ家庭内別居になってしまったのでしょうか。理由を探ってみましょう。
家庭内別居になってしまう理由① 子供のために
夫婦としてはもう関係性を持てないけれど、子供がまだ小さかったり、子供に心配をかけないために離婚はできない、というご夫婦はたくさんいます。
その場合、家庭内別居で過ごしてしまうことが多いようです。
家庭内別居になってしまう理由② 経済的に離婚できない
夫婦の気持ちが離れてしまっているが、経済的に離婚できないというご夫婦も家庭内別居になりやすいです。
本当は離婚したいものの、金銭面でまだ引っ越すことができないなどの理由があると、家庭内別居が長引きます。
家庭内別居になってしまう理由③ 離婚するのがめんどくさい
家庭内別居になってしまう理由として、離婚の手続きなどがめんどくさい、ということもあるようです。
夫婦としては続けられないが、離婚の手続きや引っ越しが面倒で家庭内別居の状態に陥ってしまうのです。
家庭内別居になってしまう理由④ 離婚事由に該当していない
夫婦として問題があるものの、離婚協議・離婚調停も成立しないうえに、裁判離婚のための離婚事由もなく、離婚に踏み切れないという場合にも、家庭内別居になることがあります。
離婚協議・離婚調停がうまくいかない場合で、不貞行為などの離婚事由もなければ、自然に家庭内別居となっていくのでしょう。
仮面夫婦になったら離婚するのかがみんな悩むところ

仮面夫婦とは、上辺だけの夫婦のこと。家庭内別居をしている仮面夫婦は、みんな離婚するかどうかで悩んでいます。
仮面夫婦になってしまうと”修復”の難易度は高め
仮面夫婦になってしまうと、なかなか夫婦として修復するのは難しくなります。
一度離れた気持ちを取り戻すのは非常に大変ですし、お互いの努力や意識が必要です。
長年家庭内別居が続いているご夫婦だと、なおさら修復するのは難しく、離婚の危険性も高くなります。
仮面夫婦を脱出するために① 少しづつでもコミニュケーションをとる
家庭内別居による仮面夫婦を脱出するためには、まず少しづつでもいいのでコミュニケーションを取っていきましょう。
「おはよう」「おやすみ」という何気ない挨拶からでも、毎日コツコツ続けることが大切です。
仮面夫婦を脱出するために② 目を合わせて話す
仮面夫婦を脱出するためには、目を合わせて話すことも重要となります。
気持ちが離れてしまうと相手の顔を見ることもなくなってしまうので、家庭内別居をしている仮面夫婦は、目を合わせて話す意識を持ちましょう。
仮面夫婦を脱出するために③ このままでいいのか話してみる
家庭内別居になってしまった仮面夫婦をいつまで続けるのかなど、この先の話を思い切ってしてみましょう。
このままでいいのか、自分の気持ちを正直に打ち明けてみてください。
案外相手も不安に感じていることが多いはずです。
家庭内別居になってしまった夫婦はこれからどうすればいい?

家庭内別居になってしまった夫婦は、この先どうすれば良いのでしょうか。将来のことをじっくり考えてみましょう。
家庭内別居は精神的に辛い
いくら気持ちがないとはいえ、家庭内別居は夫婦共々、精神的に辛いものです。
仮面夫婦だとしてもやはり感情はありますので、離婚しないまま同じ場所に住み続けていると、モヤモヤとした気持ちになってしまいます。
相手への不満や将来の不安など、ストレスも多くかかってしまうでしょう。
家庭内別居は夫婦どちらにとっても良いものではないのです。
まずは修復を試みる
家庭内別居になってしまった仮面夫婦だとしても、まずは修復を試みてみましょう。
長年蓄積したものはすぐにほどけませんが、1年、2年と長い目で見て少しずつ関係を取り戻していきます。
仮面夫婦や家庭内別居の期間が長引くほど修復には時間がかかりますが、夫婦の気持ちが前向きであれば、必ず関係は修復するはずです。
このまま家庭内別居を続ける
あらゆる事情で家庭内別居を続けてきて、この先もこのまま家庭内別居を夫婦で続けていくのも一つの道です。
仮面夫婦として家庭内別居を続けていくのは大変なことですが、それが子供のためになったり、夫婦が納得しているのであれば、問題ないでしょう。
家庭内別居や仮面夫婦も、双方が理解していれば続けることもできます。
離婚する
家庭内別居が続いているのなら、夫婦として離婚を考える時期も自然と訪れるはずです。
これ以上家庭内別居をするのは辛い、仮面夫婦としてやっていくのが苦痛だと感じるのなら、離婚するのがよいかもしれません。
家庭内別居は5年以上続くと、離婚が認められるケースもありますので、まずは弁護士に相談してみましょう。
離婚についてこちらの記事も参考にしてください!
家庭内別居なら離婚した方がいい?あなたの悩みに回答します!のまとめ

家庭内別居をしている仮面夫婦には様々な事情があると思います。
そのため、問題は簡単に解決しないかもしれませんが、お互いに仮面夫婦を解消したいと感じているのなら、長い目で修復を試みることは可能です。
家庭内別居イコール離婚ではありませんので、自分たちにとってどんな選択肢が良いのかをじっくり考えてみてください。
しかし、家庭内別居も仮面夫婦もこれ以上続けられないという場合には、離婚という選択肢もあるでしょう。
その際にはできるだけスムーズに家庭内別居から離婚ができるよう、弁護士に相談するのがおすすめです。
弁護士に相談するのをおすすめする理由は①離婚が有利に進むこと、②配偶者とのコミュニケーションが円滑に進むことです。
家庭内別居をしている夫婦がいきなり離婚の話し合いをすることは、話をすることだけでもハードルが高いのではないでしょうか。
弁護士は裁判の時だけでなく、話し合いに立ち会ってくれたり、調停の時には代理人を引き受けてくれます。
しかも弁護士はあなたに有利なように交渉をし、次に何をすればいいのか的確なアドバイスをしてくれます。
仮面夫婦が長くて、コミュニケーションがうまく取れない、でも自分には有利に離婚を進めたいという方は弁護士に話してみましょう。
相談は無料でできる事務所もあるので、離婚という大きな節目においては必ず相談しておきましょう。
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