夫に未成年者や学生と不倫されたとき、慰謝料は請求できる?
夫の不倫相手が学生や未成年者だった場合、ショックを通り越して呆れてしまうこともあるでしょう。夫に学生や未成年者と不倫されたときの慰謝料請求はできるのか?その注意点と方法をご紹介します。

夫が学生と不倫してしまったとき、学生に責任はあるのか?
夫が不倫している。しかも相手が未成年・学生。
いったい夫は何を考えているのかと呆れてしまう妻も多いものです。
しかし、不倫は不倫。
悪いことだというのは未成年者や学生であっても理解はできているでしょう。
しっかり罰を与えて二度とそんなことをしないように諭してあげるのが大人の責任というものです。
夫が学生と不倫した時の話し合いの進め方とその注意点をご紹介します。
ナイーブな未成年者や学生への慰謝料請求の話をメインにお話していきます。
なぜ学生と不倫してしまったのか?
学生(不倫相手)と不倫してしまう理由(1) 学生から見たら大人の男性だったから
学生でも、イベントの企画をしたりアルバイト先などで社会人男性と知り合う機会はあります。
男性教師が元教え子と結婚する話などはよく聞く話ですよね。
学生、それも特に女子学生の場合は、同年齢の男性を子供っぽいと感じ、大人の男性に惹かれるということはよくある話です。
学生(不倫相手)と不倫してしまう理由(2) 不倫の重大さを知らなかったから
学生とはいってもついこの間まで高校生だったような未成年者の場合などは、常識の判断が甘い場合が多々あります。
ドラマなどで不倫劇などを面白おかしく取り扱っているため、自分も不倫しても大丈夫と思いこんでいることもあるでしょう。
不倫はいけないことだけど、やっていけないことではないという、間違った認識を持ってしまっている未成年者や学生もいるのです。
学生(不倫相手)と不倫してしまう理由(3) 既婚者だとは知らなかったから
大学生と社会人がどこで知り合ったかによりますが、相手のことをよく知らないままお付き合いをして、その結果不倫になってしまうこともあり得ます。
学生の思い込みで「普通にお付き合いしているつもりだった」場合もあるのです。
それは、あなたの夫の邪な気持ちが既婚者という事実を隠させている可能性もあるでしょう。
未成年者との不倫は、年上であるあなたの夫の方に多くの責任が有る場合も多いのです。
未成年者や学生でも不倫の責任はかなり重い
学生(不倫相手)と不倫したら学生に慰謝料請求はできる?
20歳未満の未成年者が夫の不倫相手だった場合でも、慰謝料請求はすることができます。
しかし、
- 学生ではその支払能力が低いこと
- 未成年者は法的な手続きを自分で行うことができないこと
から、慰謝料の請求はその学生の親を交えて行うこととなります。
学生であっても20歳を超えている場合は、本人に対して慰謝料請求を行うことが可能です。
就職にも影響がある場合も
たとえ慰謝料の請求が難しく、支払いが決定しても金額が低いとしても、学生本人に不倫の大きな代償があることは他にもあります。
そのひとつとして、不倫の事実が何らかの形で公になった場合に、就職活動で不利になることがあげられます。
内定取消しの危険もないわけではありません。
自主退学してしまうケースもあり
これは未成年者の学生に限ったことではありませんが、不倫をしていたということがわかれば、周りとの人間関係が悪化してしまうことも考えられます。
周りからコソコソと噂され、後ろ指を指され、耐えきれずに学校に行かなくなってしまう人もいます。
学業が遅れ、休んでいて単位も取れず、他人の目が気になり勉強どころではなくなり、そのまま退学してしまう人もいるでしょう。
学生に慰謝料請求する前にこれを考えてみましょう
責任が大きいのは学生ではなくあなたの夫です
先程もお話した通り、学生に対して慰謝料請求をするには、未成年者の場合親に同席してもらう必要がある。慰謝料の額が少なくなる可能性が高い等、いくつかの注意点がありました。
それでも慰謝料請求を行う場合、
- 学生よりもあなたの夫の方が社会人として多くの責任がある。
- したがって多くの慰謝料を払うべきは、学生ではなく夫の方である
という見方がされることを忘れてはいけません。
学生や未成年者の不倫相手にだけ慰謝料請求しようとしても、不倫相手側から夫に対して支払った分を「求償」され、結局夫が多く慰謝料を支払うことになったというケースもあり得ます。
その意味でも、学生や未成年者の不倫相手に多額の慰謝料を請求することは難しいといえるでしょう。
強要罪や恐喝罪にならないように気をつけましょう
学生相手の不倫の責任の話になると、相手が未成年ということでつい強く言い過ぎてしまうことは避けなければいけません。
「金がないなら借金してでも慰謝料を払え」と強要したり、「お金を払えないなら土下座をして謝れ」などといってしまうと恐喝罪や強要罪に問われることにもなりかねません。
慰謝料を請求できる条件を満たしていますか?
不倫の慰謝料請求は学生や未成年に限らず、慰謝料が請求できるような条件にあることか確認しなければ行けません。
- 不貞行為があったのか
- 相手が妻帯者と理解していたのか
- 相手が妻帯者だと注意をすれば気づけたのではないか
- 不倫関係になる前に夫婦関係が破綻していなかったか
このようなことを確認しなければいけません。
不貞行為があったのかを証明するにあたっては、探偵に依頼し、誰が見ても不倫関係であるとわかる証拠を用意するのが好ましいでしょう。
ほとんどの学生は慰謝料を支払う能力はない
慰謝料を請求できる条件が不倫相手の学生に揃っていたとしても、先程も述べたように学生や未成年者に十分な収入がある場合は少ないでしょう。
支払い能力は定職を持っていない限りないに等しいと考えられます。
このため、慰謝料請求は大変難しくなってくることが予想されます。
学生の親も交えて今後どうするか話し合いをする
このように、未成年者である学生が相手の不倫の場合、話し合いには相手の親を交えた話し合いが必須となってきます。
しかし、悪いことをしたのは我が子であるとしても、
- 責任はあなたの夫の方が大きいこと
- 自分の子供が可愛いこと
以上のことから責任を逃れようとしてくることが予想されます。
あなたの夫の責任を追求してくることも考えられるでしょう。
親に慰謝料の代払いを請求したとしても、そもそも認められるか、認められたとしてもそれなりの額を請求できるかは大変難しい問題です。
学生との不倫でお悩みの方はこちらの記事も参考にしてください
夫に学生と不倫された時、慰謝料は請求できる?のまとめ
このように、夫が未成年の学生と不倫をした場合の慰謝料請求は難航することが考えられます。
大人に対する不倫の話し合いと同様、しっかりとした証拠集めは基本です。
探偵を利用して、しっかりと不倫現場の証拠を集めてもらいましょう。
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