好きな人ができたから離婚したい!これって認められる?

「好きな人ができたから」という理由での離婚は認められるのでしょうか。人と出会うタイミングは運なので、結婚後に理想の人に出会ってしまうこともあるのかもしれません。その人と新しい人生を歩むことができれば…と、つい自分勝手な考えが頭をよぎってしまった場合に、離婚はできるのでしょうか。

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配偶者以外の人を好きになっちゃったから離婚したい!

  • 配偶者以外の人を好きになってその人への気持ちを抑えることができない
  • このまま婚姻関係を続けていても配偶者に対して申し訳ないと感じる

そんな理由から配偶者に他に好きな人ができたから離婚してほしいと要求する人がいます

好きな人ができたからといって離婚はできるのでしょうか?

配偶者以外を好きになったから離婚はできる?

配偶者以外の人のことを好きになって離婚してほしいというのは可能なのでしょうか?
 
いくつかの離婚のパターンをご紹介していきます。

好きな人ができたからと離婚できる?(1) 相手が離婚に応じれば可能

あなたの他に好きな人ができ、離婚してほしいという要望に相手が納得してくれれば離婚することは可能です。

好きな人ができたからと離婚できる?(2) 相手が応じない場合は難しい 

離婚事由がある場合にのみ相手が応じなくても一方的に離婚請求ができます。
 
ただ、「他に好きな人ができたから離婚してほしい」というのでは離婚は認められない可能性が高いです。

原則として、不貞行為をした側からの離婚申し立ては認められないとされているところ、「他に好きな人ができた」人は離婚前に不貞行為を行っている可能性が高いと考えられるからです。

例外的に離婚できる場合もある

不貞を犯した側(有責配偶者)から離婚が例外的に認められるケースもあります。
 
  • 夫婦が長期間別居状態にあること
  • 夫婦間に未成熟の子供がいないこと
  • 離婚することによって、相手方配偶者が社会的、経済的、精神的に過酷な状況に置かれないなど、離婚によって相手方に大きなダメージを受けるような事情がないこと
以上の3つの要件を満たした場合にのみ、有責配偶者からの離婚が認められます。

配偶者以外を好きになったから離婚するリスク

配偶者以外の好きな人ができたという理由で離婚してほしいと要求した場合、どのようなリスクがあるのでしょうか。
 
いくつかご紹介しましょう。

配偶者以外を好きになったから離婚するリスク(1) 慰謝料を取られる可能性がある

配偶者以外の人と不倫関係にあった場合、配偶者から慰謝料を請求される可能性があります。
 
さらに配偶者があなたの不倫に気付いているなら、慰謝料請求のために探偵を使って証拠を集めていることもあります。
 
また、あなたが不倫関係を告白したときに録音されていれば、慰謝料請求の証拠にされてしまいます。

配偶者以外を好きになったから離婚するリスク(2) 周りの評判

配偶者以外の人を好きになって離婚することになったということが周りに知られると、あなたの評判は確実に下がってしまいます。
 
職場の同僚や友人から、同意を得られることは少ないでしょう。
 
また、結婚は家と家との繋がりでもありますから、家族からも非難されてしまうかもしれません。

配偶者以外を好きになったから離婚するリスク(3) 配偶者を裏切ったことに後悔する

もしかすると、配偶者以外の人を好きになるという非日常が楽しいだけかもしれません。

今の配偶者の優しさや愛情を後から実感しても、離婚してからでは遅いのです。

好きな人と上手くいかなくなったとき、配偶者を裏切ったことを後悔することになるでしょう。

配偶者以外を好きになったから離婚するリスク(3) 子供の親権がもらえない可能性が高い

あなたの不貞が理由で離婚した場合、子どもの親権がもらえない可能性があります。
 
一般的に子どもが幼い場合、母親が親権を持つケースが多いですが、好きな人ができたという理由での離婚だと親権が認められない場合もあります。
 
離婚をする前に、子どもと好きな人のどちらが自分にとって大切かを真剣に考える必要があります。

配偶者以外を好きになったから離婚するリスク(4) 相手は遊びのつもりかも

配偶者と離婚したいと思っているときは、好きな人との恋愛が一番盛り上がっているときでしょう。
 
しかし、あなたが好きな相手は本気であなたと恋愛しているのでしょうか?
 
もしも好きな相手が遊びだった場合、あなたには離婚歴だけが残ることになります。
 
離婚を決断する前に、相手の気持ちが本気か確かめておいたほうがよさそうです。

配偶者以外を好きになったから離婚したいときは誰に相談するべき?

離婚はとても難しい問題です。
 
自分の本当の気持ちや離婚についての正確な情報が知りたいときは誰に相談すればよいのでしょうか。

配偶者以外を好きになったから離婚したいときの対処法(1) カウンセラーに相談する

好きな人ができたから離婚するというのは、先にも述べましたがかなりリスクがあります。

もしかしたら恋愛にどっぷりハマりすぎて周りが見えなくなっているだけかもしれません。

離婚に対する自分の気持ちがわからないときは、離婚専門のカウンセラーに相談をしましょう。

第三者からの客観的な意見を聞くことができ、自分が本当の気持ちが見えてくるかもしれません。

配偶者以外を好きになったから離婚したいときの対処法(2) 弁護士に相談する

リスクを考慮した上でどうしても離婚をしたい場合は、なるべく早いうちに弁護士に相談することをお勧めします。
 
一般的に有責配偶者への慰謝料請求は避けられないものですが、弁護士があなたに有利になるように話を進めてくれるかもしれません。
 
離婚話がこじれると裁判になることもありますので、やはり早期に弁護士に相談するのがよいでしょう。

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好きな人ができたから離婚したい!これって認められる?のまとめ

配偶者以外に好きな人ができたという理由で離婚することは、配偶者の合意があれば可能です。
 
また、合意がなくても例外的に認められるケースがあることもご紹介してきました。
 
ですが、自分本位な理由で離婚することには必ずリスクがあることを忘れないでください。
 
安易に離婚を考える前に、まずはご自身の状況を正確に把握して本当に離婚すべきかどうかをじっくり考えてみてください。
 
離婚したからといって確実に好きな相手との新しい人生が始まるとは限らないので、後になって失ったものの大きさに気付くこともあるでしょう。
 
もし離婚に踏み切る決断をしたのなら、ぜひ早めに弁護士に相談しておきましょう
この記事の作成者

カケコム編集部