家庭内別居にはルールが必要?|家庭内別居ルールの具体例
家庭内別居のルールについて考えたことはありますか?別居をする理由はさまざまですが、どんな理由であれルールを決めて家庭内別居をした方が夫婦関係がうまくいくと言われています。家庭内別居ルールの具体的な例をご紹介します。

目次
家庭内別居にはルールが必要?

離婚したいという気持ちはあるけど、なかなか踏み切れない、子供への影響が心配…。
このようなさまざまな理由から家庭内別居を選ぶ夫婦が増えています。
ルールを決めて家庭内別居をしている夫婦も多いようです。
お互いストレスがないようにするために、家庭内別居をするときの生活費や食事などいろいろとルールを決めるのが良いのは当然です。
円満に家庭内別居をするためにはどうすれば良いのでしょう。
家庭内別居にはどのようなルールが必要なのか見ていきましょう。
家庭内別居について確認

家庭内別居をするのであれば、まず家庭内別居とはどのようなものなのか確認しましょう。
その上で家庭内別居が本当に必要なのか決めるようにしましょう。
家庭内別居とは?
家庭内別居とは、冷え切った状態で同居を続ける夫婦生活をいいます。
夫婦によっては、ルールを作って家庭内別居をしている人もいます。
家庭内別居のメリット
家庭内で別居をしていても周りから見れば一緒に暮らしている普通の家族なので、世間体を守れるというのもメリットです。
細かい生活費は別でも、家が一緒なので家庭内別居だと大まかな生活費を一緒にできて無駄な出費がありません。
また、夫婦の間に子供がいる場合は、離婚することによって子どもに与える影響を少なくすることができるという点もメリットといえます。
家庭内別居のデメリット
子どものために家庭内別居をする夫婦も多いですが、子どもというのはとても敏感で親の不仲や嫌な空気を感じ取ります。
小さな変化も子供は感じ取って不安に感じストレスになるかもしれません。
そのような場合、家庭内別居より離婚をした方が良いこともあります。
家庭内別居ではルール決めが必要になってくる
夫婦関係に問題があるから家庭内別居するわけですから、お互いのストレスを減らすために適度な距離を保つことができるようにルール決めを行うようにしましょう。
家庭内別居中の生活費や食事はどうするのか、家事などの役割分担はどうするのかということも決めておく必要があります。
家庭内別居をしている夫婦のルールとは?

できるだけ細かいルールを決めておくことで、トラブルを防止することができます。
家庭内別居のルールの例(1) 食事は別
家庭内別居のルールとして決めておきたいのが食事に関するルールです。
食事の時間を一緒にするといろいろ面倒なので、家庭内別居をするときは食事はすべて別にする夫婦が多いです。
お互いの食事の時間を決めて、干渉しないと決めておくと円満に行くようです。
家庭内別居のルールの例(2) 生活費も別
家庭内別居をすると生活費も別にするというルールを作る夫婦が多いです。
家庭内で別居をしていても夫婦である以上、生活費はお互い分担しなければならないので、基本は生活費もすべて分けている夫婦が多いです。
その際細かい日用品だけは妻が出すのかなどしっかり決めておくようにすることをおすすめします。
ただ、妻が専業主婦の場合は家庭内別居でも夫に生活費をもらってやっていくことが多いです。
家庭内別居のルールの例(3) 掃除の分担
掃除の分担を決めることも、家庭内別居のルールとしては大切です。
特に共働きの場合はどちらがどこの掃除をするのかというやり方やルールを決めておく必要があります。
家庭内別居のルールの例(4) 旅行や帰省も別
親に家庭内別居のことを話していない場合は、旅行や帰省するときのルールもきちんと決めておく必要があります。
自分の実家にだけ1人で帰るのか、お互いの実家に行くときは別々で帰って現地で集合するのかなど、前もって決めておきましょう。
基本的には帰省や旅行に行く際はお互いに干渉しないと決めている夫婦が多いようです。
家庭内別居のルールの例(5) 入浴時間を決める
何も決めないでいるとお風呂に入る時間がかぶることがあるので、入浴時間も事前に決めておきましょう。
時間を決めて入るのか、毎日妻が先に入るようにするのかなど、ルールを決めておけば喧嘩を防げます。
家庭内別居のルール作りがうまくいかなかったら…

家庭内別居をするときにルールを考えようとしてもうまくいかない場合もあるでしょう。
家庭内別居をまだ続けるのか、別居するのか、離婚するのか決断する必要があります。
調停の申立てを考える
家庭内別居のルールを決めてもうまくいかない場合は、離婚も視野に入れた方が良いかもしれません。
夫婦間で合意出来ない場合は、家庭裁判所の調停委員を介して話し合いができる調停の申し立てがおすすめです。
離婚を考えたら弁護士に相談を
家庭内別居にルールを作っても夫婦の修復が難しく離婚を考えるようなことがあれば、弁護士に相談しましょう。
弁護士はあなたの代理人になって、財産分与・親権・養育費など大切なことを交渉してくれます。
家庭内別居中の生活費などの相談にものってくれるはずです。
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家庭内別居にはルールが必要?他の人が決めているルールとは?のまとめ

今回は家庭内別居とはどのようなものなのか、家庭内別居のルールにはどのようなものがあるのかを紹介してきました。
家庭内別居をするとなると、生活費や食事のことなど具体的なことを決めた方がうまくいきます。
別居でも離婚でもない、家庭内別居だけのメリットがあるのは事実ですが、デメリットも存在します。
夫婦にとって何が1番良いことなのかをしっかりと考えることが大切です。