夫が自分に無関心な場合の対処法とは?無関心な夫とは離婚できる?
夫が自分や家族に対して無関心でお悩みの方は、少なくありません。本記事ではそんな方のために、夫が無関心になってしまった原因や対処法について解説いたします。

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無関心な夫をもつ妻が抱える共通の悩みとは?
まずは、夫が無関心になってしまった人が抱える共通の悩みについてみていきましょう。みなさんどのようなことで悩んでいるのでしょうか?
悩み(1) 結婚前にはあんなに良い人だったのに…
今は自分に無関心な夫も、結婚前は優しく、ちゃんと自分のことを見ていてくれたケースが多いです。
しかし、結婚して仕事も忙しくなってくると、妻に対して無関心になり、「こんなはずじゃなかったのに…」と後悔する方が多いのです。
悩み(2) 子供に対する興味が薄い
中には妻に対してだけでなく、自分の子供に対しても興味が薄いという人もいます。
「夫にももっと子育てに協力してほしいのに、夫は協力どころか子供に対して関心も持ってくれない…」と悩み、次第に夫には期待をしなくなっていく人は少なくありません。
悩み(3) 無関心だけで離婚はできるの?
夫が家族に対してあまりにも無関心だと、妻としては当然離婚を考えてしまうケースもあります。その場合、夫が無関心という理由だけで離婚できるのか、悩んでしまう方もいらっしゃいます。
夫が無関心になってしまった原因 5選
自分にも子供にも無関心な夫。「最初はこうではなかったのに…」と思う方は多いのではないでしょうか?結婚前は優しかったあの人は、どうして無関心夫になってしまったのでしょうか?
夫が無関心になってしまったよくある原因について、ご紹介します。
夫が無関心になってしまった原因(1) 男性は父親になったという自覚は生まれにくい
子供に対して旦那が無関心な原因として、男性は自分で子供を産まないために、父親としての自覚が生まれにくいということが考えられます。
無関心夫の多くは父親としての自覚を持てておらず、妻からは夫が家族に対して無関心に見えてしまうのです。
夫が無関心になってしまった原因(2) 結婚がゴールだと考えていた
結婚そのものがゴールだと考えていた場合、結婚までは努力したけれど、その後は努力しなくなり、無関心になってしまったという可能性もあるでしょう。
結婚前は旦那は無関心ではなかったのに、結婚してから無関心になってしまった場合に多い理由です。
夫が無関心になってしまった原因(3) 同棲して相手の嫌な部分が見えてしまった
結婚してから同棲を始めた場合、同棲生活を通して相手の嫌な部分が見え、結果妻に対して無関心になってしまったケースもあります。
夫が無関心になってしまった原因(4) 不倫している
あまり考えたくないことですが、夫が無関心な場合、不倫をしている可能性も考えられます。
他に好きな人がいるから、妻や子供に無関心になってしまったのかもしれません。
夫が無関心になってしまった原因(5) 離婚したいと考えている
何らかの事情があり、心の中で離婚を考えているから、旦那が無関心になってしまったという可能性もあります。
離婚を考えている相手に対して興味関心が減ってしまうことがあるのは、男性に限った話ではありません。夫が家族に対して無関心なだけでなく、どこか様子がおかしいなと感じることがあれば、離婚を考えている可能性もあるので注意が必要です。
無関心な夫に悩んだ場合の対処法4選
夫が妻や家族に対して無関心になってしまった理由がわかったところで、次は対処法についてご紹介していきたいと思います。
無関心な夫に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
対処法(1) 自分磨きをする
無関心な夫にもう一度興味を持ってもらうために、まずは自分磨きをしてみましょう。
ここでいう自分磨きとは、なにも容姿だけの話ではありません。感謝の気持ちや愛情を頻繁に夫に伝える、夫が疲れているときはそっとサポートしてあげるなど、内面も磨いていくことで、夫にとってより魅力的な妻を目指してみてください。
よく人を変えることより、自分を変えることの方が簡単だといいます。夫になんとか変わってもらおうといろいろ言うよりも、自分磨きを頑張ることで、そんな妻を見て夫も徐々に振り向いてくれるかもしれません。
対処法(2) 夫の話を聞く
無関心な夫で悩んでいる方は、 積極的に夫の話を聞くようにしてみるのもひとつの方法です。
夫が無関心になる理由が、妻や家族に対して不満があるからということも考えられるので、コミュニケーションを取ることで夫婦間の溝がなくなり、無関心な夫でなくなる可能性もあります。
対処法(3) 夫婦間のルールを見直す
無関心な夫との離婚を避けるためには、夫婦間のルールを見直してみましょう。
例えば、家事・育児のルールやご飯のルール、連絡のルールなど、お互いが不満を持たないようにその都度話し合い、ルールを作ることで、コミュニケーションが取りやすくなるのです。そうすれば、無関心な夫も家族と向き合ってくれるかもしれません。
対処法(4) 適度な距離感を保つ
夫が無関心だからといって、あまりにしつこく関心を持ってほしいとぐいぐいいくのもよくありません。そうすることで夫はさらに面倒くさく感じ、今までより無関心になってしまう可能性もあります。
ある程度お互いの時間も尊重し、夫婦間で適度な距離感を保つことも重要です。
場合によっては、妻が意識して夫と距離を取ったり、夫と同じように無関心を装ったりすることで、夫側から「急にどうしたんだろう?」と興味を持ってくるケースも考えられます。
無関心な夫に悩んだら、一度お互いの距離感についても見直してみましょう。
夫の無関心が原因で離婚はできる?

「夫があまりにも無関心で、一緒に生活するのがつらい…」という方は、離婚をすることも選択肢のひとつとして考えられるかもしれません。
しかし、夫が家族に対して無関心だという理由で、はたして夫と離婚することはできるのでしょうか?
お互いの合意があれば離婚可能
無関心な夫との離婚は、お互いの合意があれば認められます。
協議離婚は、いかなる理由でも、お互いが同意すれば離婚することが可能な離婚の方法です。ですから、夫が家族に対して無関心なために離婚を考えている場合にも、夫が離婚に合意していれば、離婚できます。
合意がなくても法定離婚事由があれば離婚できる場合がある
無関心な夫が離婚に合意をしていなくても、民法770条1項に定められた法定離婚事由があれば、離婚できる可能性があります。
家族に無関心な旦那の日ごろの行動を思い返し、下記に当てはまるような事項があれば、無関心な夫と離婚できるかもしれません。
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民法770条1項(裁判上の離婚)
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
家族への無関心が法定離婚事由に当たるのか
夫が家族に対して無関心であるという理由で離婚したい場合、離婚請求ができるかどうかは状況によって異なります。
例えば、旦那の無関心さが夫婦の協力義務違反といえる程度にまで達している場合、その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき(770条1項5号)に当たる可能性があります。
しかし、実際に法定離婚事由に当てはまるものがあるかどうかは、法律の素人である一般の方が判断することは難しいです。
離婚に関して夫の合意が得られなさそうな方は、法定離婚事由にあてはまるものがあるかどうかや、離婚できる見込みがありそうかどうか、法律の専門家である弁護士にご相談いただくことをおすすめします。
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まとめ

無関心な夫に悩んでいるのなら、まずは一体どうして旦那が家族に無関心なのかを考えてみてください。その理由を探れば、改善策が見えてくるかもしれません。
また、無関心な夫との離婚を回避するためには、自分磨きなど、自分にできることから実践し、夫が家族と向き合ってくれるように努めてみてください。
どうしても無関心な夫との離婚について悩む場合には、一度弁護士に相談をしてみましょう。法律の知識も男女問題解決の経験も豊富な弁護士なら、あなたの状況に合わせた最適な解決策をアドバイスしてくれるはずです。
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