離婚できない理由は子供?離婚が子供に与える影響3つと解決策5つ
離婚できない理由でもっとも多いのは「子供がいるから」ではないでしょうか?夫婦だけの問題なら離婚するのを躊躇しないかもしれませんが、子供がいるから離婚できないということもあるでしょう。

目次
離婚を迷う理由1位はやっぱり子供!?

離婚を考えている夫婦の中で最も悩むといわれているのが、子供の問題です。
子供がいる離婚だと夫婦の問題だけでなく、養育費や親権など様々な問題が出てきます。
離婚と子供の関係はとても深く、離婚後の生活にも大きな影響を及ぼすので子供がいるから離婚できないといったケースもあるほどです。
子供が理由で離婚しない背景にあるのは、離婚による子供への影響が大きいことがあげられるでしょう。
離婚できない理由は子供にある?親が心配する離婚の子供への影響3つ

夫婦が離婚できないのは、子供がいるからかもしれません。
はたして子どもがいるから離婚できない理由とは何なのでしょうか。
離婚が与える子供への影響(1) 両親と一緒にいないことによる影響
子供にとって両親は一番大切な存在なので、片方がいなくなったら様々な影響を与えることになります。
どちらかがいないことによる影響は大きく、子供の今後の生活を変えてしまうおそれがあるので子供がいるから離婚できないという結果になりやすいといえます。
離婚が与える子供への影響(2) 学校などでのいじめ・偏見
同世代の子供にとっては両親が一緒にいることが当たり前なので、親がいないことによるいじめや偏見の被害に遭ってしまうおそれがあります。
子供は離婚した理由など知る由もないため、離婚と子供の影響は周囲にも現れるおそれがあるでしょう。
離婚が与える子供への影響(3) 経済的な問題
離婚をすることで収入が下がり、子供にかけられるお金が減少する場合があります。
収入を少ない夫婦の一方が親権を得た場合、養育費を請求することができますが、養育費は必ず十分な額支払われるとは限りません。
養育費を実際に受け取れている母子家庭は20%程度にとどまるともいわれています。
離婚を迷う理由が「子供」という人たちがとれる解決策とは?

両親が子供がいるから離婚できないというのであれば、何か方法があるはずです。
離婚が子供にとって良くない結果になるのを避けましょう。
子供が理由で離婚できない人の解決策(1) 離婚後の子供のケアをしっかりとする
子供がいる離婚ができないというのであれば、離婚後も子供のケアを行うことを心がけるように決めておきましょう。
- 理解ができるまできちんと説明してあげる
- 親だけでなく、周囲の協力も得る
- カウンセリングなども利用する
など、離婚と子供の問題を放置しないようにせず、両親はもちろん親族や周囲の人達の協力があってこそ解決できる問題だといえます。
子供が理由で離婚できない人の解決策(2) 子どもの名字を変更させない
旧姓に戻った母親が親権を得た場合は名字を母親に合わせられますが、学校生活への影響などに配慮して子の名字をそのままにしておくこともできます。
名字の変化だけでも子供は大きく混乱してしまうので、名字をそのままにしておくことも重要な選択肢になります。
子供が理由で離婚できない人の解決策(3) 離婚後に受け取れる手当を把握しておく
子供がいる離婚を行った場合に活用できるのが、児童扶養手当を初めとする様々な手当ての存在です。
離婚後は一人親が生活費を稼がなければならないので、手当を把握しておくだけで子供と一緒にいる時間を確保しやすくなるでしょう。
子供が理由で離婚できない人の解決策(4) 父親との面会を積極的に
離婚と子供は両親にとって大きな影響を与えるものなので、母親が親権を得た場合は父親と面会する機会を積極的に作ることが大切です。
面会交流の内容は離婚前に取り決めておいた方が後で問題になりにくいので、子供のためにもきちんと決めておきましょう。
子供が理由で離婚できない人の解決策(5) 親権・財産分与・面会交流・養育費などの取り決めをしっかりと
子供がいる離婚がスムーズにできない場合は、親権や財産分与、面会交流、養育費など細かなところまでしっかりと取り決めておく必要性があります。
離婚と子供の問題をいち早く解決するには、細かな取り決めを行っておかないと後で問題になりかねません。
詳しくは次でご説明します。
離婚後についての取り決めはどうするの?

離婚と子供の問題を円満に解決するためにも、様々な取り決めが欠かせないでしょう。
まずは話し合いにてお互いの妥協点を見つける
離婚する際の話し合いは夫婦の問題と同時に子供の親権・養育費・面会交流・財産分与・慰謝料について話し合いましょう。
話し合いで親権・養育費・面会交流・財産分与・慰謝料について取り決められなかった場合は調停に進むことになります。
調停は家庭裁判所に申し立てます。
弁護士に相談する
親権・養育費・面会交流・財産分与・慰謝料などの交渉では、法律的な知識がないと泣き寝入りする可能性が高いので注意が必要です。
泣き寝入りを防ぐために、離婚に強い弁護士に相談するのがおすすめです。
子供のためにも弁護士に相談しながら進めていくべきでしょう。
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離婚できない理由は子供?離婚が子供に与える影響3つと解決策5つのまとめ

夫婦仲はさておき、両親とも子供を大事に思っているからこそ、「子供がいるから離婚ができない」と悩むのではないでしょうか。
巻き込まれる子供に罪はありませんし、離婚することで子供に様々な影響を与えるというのであれば離婚を躊躇するのも頷けるでしょう。
せめて離婚する際には子供にとって不幸な状況にならないように徹底した取り決めを行う必要性がありますね。
離婚の取り決めには当事者だけでやろうとすると、言った言ってない問題が続出するケースがあります。
当事者だけでやろうとせずに専門家の力を借りてやってくことが必要です。
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