離婚のきっかけランキング!離婚経験者が離婚を決意したタイミングは?
離婚を考えている妻にとって、どんな原因が離婚を決意するきっかけになるのでしょうか。離婚のきっかけや原因は人によってそれぞれですが、どんな理由があるのかは気になるところではないでしょうか?離婚を考えたら、まず何をするべきなのか考えてみましょう。

目次
離婚のきっかけランキング

カケコムでは、男女150人をきっかけに離婚のきっかけについて匿名アンケートを実施しました。
ここではその結果で回答数が多かったものについて解説していきます。
離婚のきっかけ1位 性格の不一致
離婚のきっかけ1位は34人の方が選んだ「相手の性格についていけない」でした。
付き合っている時は相手の良い面だけが見えていたとしても、結婚するとなると話は別。相手の嫌な部分も目につくものです。
ぴったり性格が合う人間はそうそうおらず、夫婦なら多かれ少なかれ「性格が合わない」とは感じているものですが、「自分が大切にしている価値観をどうしても受け入れてくれない」「ルーズすぎる」など、どう譲歩しても無理だと感じてしまった場合には離婚のきっかけになるのでしょう。
離婚のきっかけ2位 不倫をされた
2位は20人が選んだ「相手の不倫」でした。
不倫は相手の心に大きな傷を残します。さらに、一度でも不倫をされると「また不倫をされるんじゃないか」という不信感は一生つきまとうものです。
身勝手な話ですが、不倫をした側が不信感を向けられることを窮屈に感じて夫婦仲が悪くなったり、離婚を切り出すケースもあります。
不倫をされて離婚するか迷っている方は、今後相手への不信感をゼロにすることは難しいと覚悟して、それでも相手と将来をともにしたいと思えるか考える必要があるでしょう。
離婚のきっかけ3位 モラハラ
3位は16人が選んだ「精神的な攻撃を受ける、暴言やモラハラ」でした。
こちらは女性が14人と、女性に圧倒的に多い回答でした。
現代でも、「男は女より優れている」というような全時代的な考えを持つことで自らのプライドを保っている男性は少なくありません。彼らは、外では良い顔をするためモラハラが家庭外でバレにくいことも多いです。
モラハラをしてくるパートナーと一緒にいると、自己肯定感が下がり続け人生が苦しくなります。モラハラをされている側は、そもそも自分がモラハラをされている自覚がないということもありますが、少しでも違和感を感じたら周りに相談して、意見をもらうことをおすすめします。
離婚のきっかけ4位 家事や育児への不協力
4位は15人が選んだ「育児や家事への不協力、家庭を顧みない」でした。
こちらも女性の回答数が15と、女性に多い離婚のきっかけでした。
女性の社会進出が進んできた今でも、「家事や育児は女性の仕事」と思っている男性はいます。「イクメン」という言葉が流行しましたが、実態としては少し育児や家事を手伝っただけで自分は「イクメン」だと思っているケースもあるようです。
家事や育児には終わりがなく、24時間気を張って働き続けなければならない大変な仕事です。それなのに夫が妻の苦労を理解せず、「お前は家事と育児だけで楽でいいよな」「俺と同じくらい稼いでから文句を言ってくれ」などと言ってくるような場合には、離婚を考えて当然でしょう。
どういう場合に離婚できる?

旦那との離婚を決意したとき、どのようにすれば離婚できるでしょうか。
離婚する前に様々な条件があることを確認しておきましょう。
お互いの合意があれば離婚可能
旦那との離婚を決意したとき、どのような理由があったとしてもお互いの合意があれば離婚することができます。
最初は旦那が離婚に納得していなくても、合意を得るためにお互いに話し合う必要性があるといえるでしょう。
合意がなくても離婚事由があれば離婚できる場合がある
話し合いによってお互いの合意が得られないことも多々ありますが、下記の離婚事由があれば離婚できる可能性があります。
したがって合意が得られない場合は、いずれかの離婚事由に当てはまっていないかしっかりと確認することが大切です。
- 民法770条
- 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
- 一 配偶者に不貞な行為があったとき。
- 二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
- 三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
- 四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
- 五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
些細な原因では離婚事由にあたらない
- 相手のDVやモラハラ
- 不倫
- 浪費
- 過度な家事不協力
などは離婚原因になりますが、その他の夫婦喧嘩といった些細な理由では認められにくいです。
夫婦喧嘩が絶えないなどの理由で離婚したいのであれば、お互いの合意が必要になるので注意しましょう。
離婚を考えたなら

様々な対策を行ってもなお問題が解決しないなら、離婚を考えた方が良いのかもしれません。
もし離婚を考えたなら、何をするべきなのでしょうか。
夫婦カウンセラーに相談する
旦那との離婚を考える前に、まずは夫婦カウンセラーに相談して何とか解決できないか試みてみましょう。
カウンセラーに相談することで解決できる可能性がありますが、法律問題までは解決できないので調停や弁護士へ相談する必要性があります。
調停を申し立てる
旦那と早く離婚したいのであれば、調停を申し立てるのが得策です。
たとえ離婚を決意していなくても話し合いの場として調停は利用できます。
調停委員を介して離婚するか、どのように離婚できるかを話し合うことができるのでスムーズに離婚することができるでしょう。
弁護士に相談を
離婚では財産分与、親権、養育費、慰謝料など様々な法律問題が出てくるので個人だけでは対応しきれないでしょう。
法律の専門家である弁護士はこれらについて代理人として交渉してくれます。
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離婚のきっかけ10選!離婚経験者が離婚を決意したタイミングは?のまとめ

妻が旦那と離婚したいと思うきっかけは実に多くあるといえるでしょう。
上記に挙げた理由以外にも様々なきっかけがあることから、結婚した当初は幸せでも夫婦生活が長くなるにつれてどんどん問題が露呈してくることもあり得ます。
もしも旦那との離婚を決意したとき、スムーズに離婚するためにも弁護士への相談がおすすめです。
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