ポリアモリーの結婚のリスクと結婚する場合の注意点

一度に複数人を恋愛ことができるポリアモリーにとって、結婚とはどういうものなのでしょうか。近年ポリアモリーという言葉が広く聞かれるようになりましたが、実際に詳しく知っているという人は少ないですよね。ポリアモリーが結婚する際に抱えるリスクや、ポリアモリーとの結婚を考えた時の注意点について、確認しておきましょう。

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目次

ポリアモリーとは?

ポリアモリーの結婚について考える前に、その言葉の意味を確認しておきましょう。

ポリアモリーとはどんな意味で、浮気になるのでしょうか?
 
ポリアモリーとは、「複数」を意味するギリシア語の poly と「愛」を意味するラテン語の amor を合わせた造語です。
 
同時に複数の人と交際する恋愛関係のことです。
 
当事者全員が合意した、誠実で継続的な関係をいいます。

ポリアモリーの結婚のリスク

ポリアモリーが結婚する際には、いくつかのリスクがあります。
 
まずはポリアモリーの結婚リスクについてご紹介します。

結婚後の複数恋愛は離婚・慰謝料のリスクがある

一度に複数の恋愛ができるポリアモリーは、結婚後にも複数の恋愛を続けると、嫉妬されるだけでなく、離婚や慰謝料のリスクがあるでしょう。
 
性交渉等を伴えば、貞操義務違反(民法770条1項1号参照)になります。
 
配偶者からの離婚・慰謝料請求は十分考えられます

恋愛相手が既婚者な場合も慰謝料のリスクがある

ポリアモリーが結婚した後、複数の恋愛を続けていた場合、その恋愛相手が既婚者だと恋愛相手の配偶者からの慰謝料リスクもあるでしょう。
 
相手の配偶者の貞操義務違反になるため、思わぬ慰謝料請求をされてしまう可能性が高いです。

ただし、離婚・慰謝料請求するかは他方配偶者の自由

”離婚・慰謝料請求権”という権利の行使をするか否かは、権利の主体である他方配偶者に委ねられています

そのため、他方配偶者がポリアモリーを許した場合は、離婚や慰謝料請求はされないことにはなるでしょう。

参考|「ポリガミー」(重婚)は例外なく許されない

複数の恋愛ができるポリアモリーの結婚と違い、ポリガミー(重婚)は民法上も刑法上も例外なく禁止されています(民法732条、刑法184条前段)。
 
ただこの問題は、実際には、既婚者がさらに婚姻届を提出しても受理されることはないので、あまり問題にはならないでしょう。

ポリアモリー結婚の特徴

ポリアモリーの結婚は法的なリスクがあるとわかりました。

続いて、ポリアモリーの結婚の特徴を見ていきましょう。

ポリアモリーの結婚の特徴(1) 自分の交際状況を全てのパートナーに明らかにしている

ポリアモリーは、たとえ結婚したとしても基本的に全ての交際状況を、全てのパートナーに明らかにしている傾向があります。
 
ポリアモリーが集うポリーラウンジなどで、結婚後もどんな付き合いをしているのかなど、プライベートなことも公開することが多いのです。

ポリアモリーの結婚の特徴(2) 嫉妬しない

複数の恋愛をするポリアモリーは「嫉妬するんじゃないの?」という印象がありますが、実際にはポリアモリーは結婚しても嫉妬しないことがほとんど。
 
ポリーラウンジでも、結婚後に嫉妬したなどの話題にはならないよう。
 
結婚しても、ポリアモリーは嫉妬とは無縁なのです。

ポリアモリーの結婚の特徴(3) 独占欲がない

ポリアモリーは結婚をしても独占欲がありません。
 
結婚後にも複数の恋愛をしたりポリーラウンジに顔を出しますが、結婚相手に対しても束縛はしないでしょう。
 
ポリアモリーは結婚しても嫉妬しないだけでなく、独占欲もないのです。

ポリアモリーの結婚の特徴(4) 経済力がある

ポリアモリーは結婚する・しないに関わらず、経済力があるのも特徴。
 
一度に多くの人と付き合うことが多く、ポリーラウンジに通うなど、交際にお金がかかるのも現状でしょう。
 
お金に余裕があるからこそ、心にも余裕があるのかもしれませんね。

ポリアモリーの結婚の特徴(5) 平等に恋愛する

ポリアモリーは結婚しても一人だけに愛を注ぎません。

ポリアモリーがするのは恋愛であって、体だけが目的ではないのです。

ポリアモリーは結婚に関わらず、どんなパートナーへも平等に愛情を注ぎます

ポリアモリーの結婚を考えたら…注意点は?

ポリアモリーとの結婚を考えたのなら、あらゆる注意点を把握しておきましょう。
 
まずは相手への理解が大切かもしれません。 

ポリアモリーの結婚の注意点(1) 配偶者の同意を確実に得る

ポリアモリーの結婚をする際には、配偶者の同意を確実に得るようにしましょう。
 
ポリアモリーという言葉が広く知られるようになったとはいえ、パートナーに理解してもらえるかは別問題です
 
配偶者はポリアモリーに対して同意をしているのか、必ず確認する必要があります。 

ポリアモリーの結婚の注意点(2) 恋愛相手の配偶者の同意も必要になる

ポリアモリーとの結婚の際には、相手が既婚者であれば相手の配偶者の同意も必要になるでしょう。
 
ポリーラウンジに集まるようなもの同士であっても相手が実は既婚者という場合はあり得るでしょう。
 
必ず相手の配偶者からの同意も得るようにしてください。

ポリアモリーの結婚の注意点(3) 配偶者の気が変わる可能性がある

ポリアモリーとの結婚で注意したいのは、配偶者の気が変わる可能性がある点です。
 
複数恋愛をやめてほしいという気持ちに変わることも考えられるでしょう。
 
その場合、離婚・慰謝料請求される可能性もあるため、気を付けなければなりません。

ポリアモリーの結婚の法的リスクを完全に0にすることは難しいのです。

ポリアモリーの結婚の注意点(4) 結婚しない選択肢も考える

ポリアモリーとの結婚には様々な注意点があるため、あえて結婚をしないという選択肢もあるでしょう。
 
離婚・慰謝料のリスクを完全に排除することは困難なため、それを避けるためにも入籍しないという道も考えてみてもいいかもしれません。

ポリアモリーの結婚の注意点(5) 離婚・慰謝料トラブルは弁護士に早期の相談を

ポリアモリーとの結婚に関して、離婚や慰謝料トラブルになった場合には、早期に弁護士に相談してください。
 
例えば、
  • 結婚後、離婚・慰謝料請求された
  • 婚約破棄したい
  • 婚約破棄された
  • 婚約中に慰謝料請求された

このようなトラブルを解決するためには専門家の力が必要

自分だけで解決しようとせず、弁護士に解決手段を相談することは大切です。

ポリアモリーの結婚のリスクと結婚する場合の注意点のまとめ

ポリアモリーとの結婚には、様々な注意点があります。リスクもあるため、安易に進めずじっくり話し合いながらポリアモリーとの結婚に向けて行動するのが良いでしょう。
 
また、ポリアモリーとの結婚に関してはあらゆるトラブルが発生しやすいため、困ったときには専門家である弁護士に相談をするのが一番です。

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この記事の作成者

カケコム編集部