離婚する女性の特徴とは?離婚は女性が有利?弁護士が解説
離婚する女性の特徴はあるのでしょうか?女生の方が離婚は有利だという声もよく聞きます。それは本当なのでしょうか?今回の記事では離婚しやすい女性の特徴や女性が有利だと言われている理由について紹介します。

離婚は女性が有利?
昔の日本では、結婚は家と家の結びつきで行われることも多く、離婚は離縁を意味するものでした。
自分の意に反して相手の家から追い出される離婚は、昔の女性にとっては恥ずかしいこととされていたのです。
しかし、現代ではそんな考え方をする人も少なくなり、日本人の離婚に対しての考え方はオープンになりつつあります。
離婚はもう珍しいことでも恥ずかしいことでも無いと認識する人が増えているのです。
では女性に限って見てみるとどうでしょうか?
今回はどんな女性が離婚しやすいのか、その特徴について解説していきたいと思います。
離婚は女性の方が有利?離婚について男女を比較してみました!
女性の方が離婚に有利だと聞いたことはありませんか?しかし、それがなぜなのか具体的な理由がわからない方も多いのではないでしょうか。
女性が離婚に有利だといわれる理由とは?
女性が離婚に有利だと言われる理由は親権の取りやすさにあるのではないでしょうか。
離婚の際には8割以上女性が親権を獲得しているようです。
ちなみにこの親権を決める基準はいくつかありますが、たとえ妻側に不倫など離婚の原因があったとしても,親権者は,「子の福祉」の観点から判断されますので,不倫が子の監護にとって影響を与えないのであれば,親権の判断の際には基本的に関係ありません。
親権は今までの育児の実績によって判断されることが大きいので、母親が取りやすいのでしょう。
さらにシングルマザーになると国や自治体からの手当がもらえることがあります。
親権を預けた側(非親権者)は基本的に子が成人になるまで、養育費を払っていかなくてはなりません。
この親権の取りやすさと養育費の義務、国や自治体からの手当があるため、女性は離婚に有利だと言われるのではないでしょうか。
女性が離婚に不利な面もある?
ただ、だからと言って、女性はいつでも離婚できるというわけではありません。
離婚する女性の一番の悩みは金銭的な面と子供に対する不安です。
養育費や手当があるとはご説明しましたが、専業主婦を長年やっていた人が家族を養えるような収入を得ることは難しいのが現状です。
さらに離婚によって子供に悪影響がないか心配する女性はとても多いです。
有利、不利は人によって認識が異なるとは思いますが、一概に女性は離婚に有利だとはいえないのではないでしょうか。
こんな女性が離婚する〜離婚する心理・特徴4選〜
離婚する女性によくあると考えられる特徴をご紹介します。
離婚する女性の特徴(1) 自分大好き!〜自己主張の強い人〜
昔から日本人はNOと言えない、自分の意見を口にすることが苦手だといわれてきました。
しかし、全員がそうというわけではもちろんなく、自己主張の強い女性も増えてきています。
男性の多くは、それまで育った家庭での両親の様子を見てきています。
昔ながらの「女は黙って三歩後ろを……」な家庭が良い家庭だと思っている人もいるのです。
男性にとってはそんな女性の方が扱いやすいと感じるからでしょうか?
ですから、自己主張の強い人は協調性が無いと感じ、衝突してしまうことも多いのです。
結果、離婚にまで発展してしまうことも少なくありません。
離婚する女性の特徴(2) 絶対に私の言う通りにして!〜完璧主義な人〜
特に高学歴な女性や親に厳しいしつけをされてきた女性に多いと推測できるのが、完璧主義な女性です。
完璧主義だから家事も子育ても完璧にこなしてくれるんじゃないの?と思いがちですが、夫婦となるとそうはいきません。
完璧主義の人は自分の理想からはみ出ることに強い嫌悪感を抱きます。
つまり、完璧主義が過ぎる故に夫の行動一つ一つに対して、文句を言ってしまうのです。
そうなると夫は家で安らぐことができず、帰宅恐怖症、ストレス、夫婦喧嘩などが原因で離婚に至ってしまうようです。
離婚する女性の特徴(3) なんとなく焦って…〜「とりあえず結婚」の人〜
女性は特に出産に対するリスクが高くなることから、若いうちに結婚して子供を持ちたいと思う人も多いです。
そのため、早くと焦ってとりあえず結婚をしてしまったという話も耳にします。
それでもうまくいく場合もありますが、ほとんどが「こんなはずじゃなかった」と、焦って結婚を決めたことを後悔してしまうようです。
離婚する女性の特徴(4) いつでも恋愛していたい!〜恋愛体質な人〜
女性の中には「いつでも恋愛をしていたい」、「いつまでもときめいていたい」と考えている女性もいます。
しかし、結婚をしてしまえば、ただの恋愛ではなく、婚姻関係という義務や責任が生じるようになります。
当然のことながら結婚後は、その人との恋愛しか許されないということです。
いつまでも恋愛していたい女性にとっては、その婚約者に飽きてしまうと次の恋愛にいきたくなることでしょう。
その結果、不倫や婚約者に愛情が持てなくなり、離婚しやすくなってしまうこともあるのかもしれません。
離婚した女性が感じた、離婚して良いこと・悪いこと
女性が離婚したい、離婚した方が良いと思う心理を見てきました。
実際に離婚した場合、女性にとって離婚が良いことになる場合もありますが、悪い結果になってしまう事もあるようです。
どんな事が良くて、どんな悪い事があるのか知り本当に離婚してもよいのか考え直してみてはいかがでしょうか。
離婚した女性の意見(1) 離婚してよかった!新しい人生のスタート
自分以外の他人と暮らすのは、気が合う人なら良いですが、合わない同士なら苦痛にしかならないものです。
それでも夫婦なのだからとか、子供の事を考えて、など離婚をせずに我慢している人もいますが、大抵は衝突が多いか夫婦無関心な仮面夫婦になってしまい、子供を育てる環境としても決して良いとはいえない状況であることがほとんどです。
相手に気を使って自分らしく生きられない、子供までが両親に気を使って伸び伸びとした子供らしさを失っていては誰も得しませんね。
離婚をきっかけに、そんな柵から開放され、やっとみんなが笑顔になれることもあるのではないでしょうか。
離婚した女性の意見(2) 離婚しなけりゃよかった!面倒ごとは避けられないかも?
離婚する夫婦が増え、離婚に対する世間の考え方も変わってはきても、女性にとっては離婚をしたことで嫌な気持ちになったり、面倒なことに巻き込まれることもあるようです。
周りの人は無関係とはいえ、影で自分の離婚のことをコソコソと笑っているのを目撃してしまったり、おせっかいな人が「噂されてるわよ」とわざわざ教えてくれる事もあります。
関係ないんだから放っておいてとは思いますが、そんな人の陰口はやはり気になる面倒事です。
女性は特に苗字が変わることもあってすぐに離婚したという噂が広がってしまうのも問題ですね。
離婚した女性の意見(3) 離婚するなら考えよう!子供のこと・お金のこと
離婚して女性が子供を引き取る場合は、子供の苗字も変わることになるかもしれません。
学校でいじめられたり、浮いた存在になってしまわないかと心配になります。
また、金銭面でも子供の面倒を見ながら働くのは大変なことです。
子供が大学を卒業するまでにかかる養育費は3000万円以上かかるといわれています。
慰謝料や養育費などをもらって当面の生活費はなんとか確保してから離婚したいものですね。
女性の離婚にまつわるエトセトラ
離婚したいと思って、いざ離婚をしてみた時に、自分の考えもしなかった事になる場合があります。
こんなはずじゃなかったと言う事を避けるために、離婚したらどうなるのか知っておく事も大切です。
離婚後の女性は100日間は再婚禁止期間となる
離婚した場合、女性と男性では離婚後にどんな問題点が出てくるのかと言うと、まず再婚したいと思っても女性は少なくとも100日は結婚できないという法律があります。
以前は6か月でしたが,平成28年の法改正により100日に短縮されました。
これは女性が妊娠したとわかった時に前夫の子供なのか新しい夫の子供なのかわかりやすくするためです。
離婚後の女性の名字はどうなる?〜とても大切なこと〜
離婚した後の自分への周りからの好奇の目を避けたり、子供のいじめを考えて名字を結婚時と変えない女性もいます。
離婚した相手の事が嫌いで嫌いで仕方ない。同じ名前なんて元夫のことを思い出すから絶対に嫌だ!
という人にはおすすめできませんが、離婚後のナイーブな気持ちからこれ以上波風をたてたくないと思う人もいます。
そんな女性には、離婚後の名字を変えないという選択肢もありなのではないでしょうか。
離婚後の戸籍と姓について詳しくは離婚後の名字ってどうなるの? 名字を変えない場合は? 子どもの名字は?を参考にしてください。
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まとめ
結婚生活を続けるのも苦痛、でも離婚しても女性は不利になる事や様々な面倒な手続きもあり、気が重くなってしまったと思った人もいたのではないでしょうか。
これから夫婦生活の修復が出来るなら離婚は避けた方が良い場合もあります。
しかし、離婚した方が良いと判断した場合は、離婚の際の条件や取り決めをしっかりと決めた上で離婚に踏み切る勇気も大切です。
その際は離婚問題に強い弁護士に相談し離婚を有利に進めることにしましょう。
思い当たる状況があれば、いち早く弁護士に相談し、どのような法的問題が発生し得るか・どのように対応すべきかを確認するのも一つの手です。
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