旦那の束縛は離婚の原因になる?|束縛を理由に離婚する方法

少しの束縛は愛情のしるしというけれどあまり度を越した束縛は離婚も考えます。旦那の束縛で離婚を考える原因や、束縛で離婚できるのかご紹介します。夫の束縛がDVレベルでつらいという人は参考にしてみてください。

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目次

旦那の束縛で離婚できる?

旦那の束縛で離婚することは可能なのでしょうか。
 
束縛といっても程度があります。
 
その程度によっては離婚の原因となる場合もあるでしょう。
 
まずは、離婚の原因となりやすい旦那の束縛タイプからご紹介していきます。

もはやDV?旦那の束縛パターン

旦那の束縛がひどくて離婚したい。
 
そこまで考えさせる旦那の束縛のパターンは5つあります。

旦那の束縛(1) 異性と一切関わらせない

旦那の束縛で多いのが妻に対する嫉妬からくる束縛です。
 
夫以外の異性との食事はおろか、仕事の連絡にさえ猜疑心をあらわにして束縛されたら強い不自由さを感じるでしょう。
 
夫の嫉妬からの束縛がひどすぎて離婚を考える女性もいます。

旦那の束縛(2) 妻の行動を報告させる、外出させない

夫婦はお互いの信頼関係がなければ関係がギクシャクしてしまうでしょう。
 
夫が妻のことを信用せず家から出さない、何をしたのか逐一報告させたら「何でわたしのことを信用してくれないの」と憤りを感じるでしょう。
 
旦那の束縛が原因で離婚に発展するケースの中には、夫の妻に対する不信感が原因の場合もあります。

旦那の束縛(3) お金を渡さない

旦那が妻にお金を渡さないというのも束縛のひとつです。
 
節約家なのは良いですが必要な生活費まで渡さないのは経済的DVに当たります。
 
旦那の束縛の中にはお金を渡さないことで妻の自由を奪い動けなくしてしまう束縛もあります。
 
生活に対する不安から、このようなケースは離婚にいたる場合も少なくありません。

旦那の束縛(4) 妻に働かせない

経済的DVのひとつとして、妻に働かせないという旦那の束縛もあります。
 
家の外に出て刺激を受けることで人生が充実することもあるでしょう。
 
お金だけでなく、そんな妻の心の自由まで奪う束縛のやり方は離婚を考える人も多いでしょう。

旦那の束縛(5) 言うことを聞かないと暴力・暴言

お金を渡さない、妻の行動を監視するなどの旦那の束縛が度を越すと、暴力や暴言でいうことを聞かせようとする人もいます。
 
旦那のDVが頻繁で、自分の身の危険を感じたら専門機関へ相談しましょう。
 
夫のDVがひどい場合は「保護命令申し立て」を視野に入れて行動しましょう。

夫の束縛が原因で離婚はできる?

夫の束縛の悩みで離婚することはできるのでしょうか。
 
旦那の束縛が原因で離婚に発展する理由を見てきましたが、ここからはもっと具体的に束縛と離婚について踏み込んでみましょう。

お互いの合意があれば離婚可能

旦那の束縛を理由にして離婚することは可能です。
 
夫婦お互いの合意があれば、離婚届を提出することでその理由は問わず離婚できるからです。

合意がなければ離婚事由があれば離婚できる場合がある

もし、旦那と離婚について話し合って合意を得られない場合でも、民法770条1項に該当する離婚事由があれば離婚が認められる可能性があります。
 
例えば、
  • 自分の浮気を隠すために妻を束縛している場合は1号の不貞行為が
  • お金を渡さないという旦那の束縛方法なら2の悪意の遺棄が該当する場合があります。
 その他の束縛でも理由によっては5号のその他の婚姻を継続し難い重大な事由が該当することも考えられるでしょう。
民法770条1項 
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

旦那の束縛の場合には離婚が認められるかはケースによる

5号の「その他婚姻を継続し難い重大な事由」が認められる目安として、婚姻関係が修復可能とみなされるかどうかにかかっています。
 
いくら旦那の束縛がひどく妻が悩んでいても、周りから見て夫婦関係が修復可能だとみなされれば離婚は認められません。 
 
また別居と夫婦関係は大きく関係していて、長く別居を続けている=夫婦関係が修復不可能であると認められる場合があります。

旦那の束縛を改善し離婚を避けるには

「旦那の束縛がひどいだけで、それが改善されたら離婚まではしたくない」。
 
そう思っているなら次の3つの方法を試してみてはいかがでしょうか。

旦那の束縛の改善方法(1) 旦那の束縛の原因を考える

旦那の束縛をやめて欲しいと思ったら、まずは旦那の束縛の原因が何であるのか考えてみましょう。
 
旦那が育ってきた家庭環境や、過去に女性にひどく裏切られ傷ついた経験、旦那本人の自信のなさなど束縛の原因も色々考えられるでしょう。
 
束縛の原因がわかったら、もっと旦那が心を開いてくれるような対応をできないか、自分にできることを考えます。

旦那の束縛の改善方法(2) 嫌なことは嫌と言ってみる

夫の中には自分がしていることを束縛と感じておらず、妻が悩んでいるのを気づいていない場合もあります。
 
まずは、旦那の束縛について自分が傷ついていたり、悩んでいるということを旦那に知ってもらいましょう。 
 
こんなケースなら、旦那に自分のつらさを理解してもらえることで離婚にならず解決する可能性も高くなります。

旦那の束縛の改善方法(3) 愛情を伝え自信を持ってもらう

自分に自信がなく妻に対して束縛する旦那には、あなたの旦那に対する愛情を伝えましょう。
 
束縛しなくても妻は自分のことを考えてくれているとわかれば、旦那から束縛される悩みも改善に向かいます。

旦那の束縛が原因で離婚を考えたら

旦那の束縛が改善されず、離婚したいと考えたとき気をつけたいことは次の3点です。
 
束縛がDVに及んでいる場合は、離婚という言葉を持ち出したとたんに身の危険が及ぶ場合もあります。
 
旦那の束縛が原因の離婚は次の3点に気をつけて慎重に行いましょう。

旦那の束縛で離婚を考えたなら(1) 協議は慎重に

暴力(DV)で相手をどうにかできると考えているタイプの旦那に対して、離婚を切り出すことは必要以上に刺激してしまう危険があります。

暴力や暴言をする束縛タイプの旦那には、自分で話さず弁護士などの信頼できる人に相談してあなたの代理として話しをすすめてもらうことも考えましょう。

旦那の束縛で離婚を考えたなら(2) 調停を申し立てる

離婚調停を申し立てたら必ず離婚しなければいけないわけではありません。

離婚調停は調停委員という第三者を間に入れて、自分の気持ちを相手に伝えることができます。

直接旦那と離婚の話し合いをするのは避けたいと思う人は、離婚調停の申し立てをするのもよいでしょう。

旦那の束縛で離婚を考えたなら(3) 離婚を考えたら弁護士に相談を!

自分の身を守ることが一番大切ですが、離婚には財産分与や子供の親権、養育費、面会交流、慰謝料など決めるべきことがたくさんあります。
 
これを無視して一刻も早く離婚したいという思いだけで離婚をしてしまうと、後からまた束縛旦那と合った話し合いをしなければいけない場合もあります。
 
離婚の時にこれらの決めごとをハッキリとさせておきましょう。
 
そのためには法律の専門家である弁護士に相談して 、代理人としてあなたに有利な条件で離婚を進めましょう。
 
  • 直接旦那と話さずに離婚話を進められる点
  • 法律的な決めごとも自分に有利に進められるという点

以上の2つの観点から、離婚を考えたらまずは弁護士に相談することをおすすめします。

旦那の束縛は離婚の原因になる?|束縛を理由に離婚する方法のまとめ

旦那の束縛がひどくDVによる身の危険を感じたら専門機関に相談して「保護命令申し立て」を視野に入れて行動しましょう。
 
それと同時に弁護士に相談、あなたの代理人として財産分与や親権などの決めるべきことをしっかり話し合いきちんと離婚することをおすすめします。

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この記事の作成者

カケコム編集部