結婚は苦痛?|みんなが感じる結婚生活の苦痛7つとその解消法
長い結婚生活では苦痛を感じることもあるでしょう。結婚をすると毎日家事や料理、旦那の身支度などで生活が大きく変わるので、苦痛だと感じるのは仕方ありませんよね。今回は結婚生活が苦痛で悩んでいる人へ、対処法や離婚について解説していきます。

目次
結婚が苦痛…この状況を解決するには?
幸せな結婚生活のはずが、毎日苦痛に感じる…。
それには、結婚生活ならではの理由が隠されていました。
結婚が苦痛に感じる理由を知ることで、結婚生活の苦痛を少しでも和らげることに繋がるはず。
まずは結婚生活が苦痛な原因を探り、苦痛を和らげる方法を知りましょう。
さらに万が一離婚を考えたときの対処法も確認していきます。
結婚生活が苦痛な原因7つ

結婚生活が苦痛な原因は、大きく分けて7つです。
一体どうして結婚生活が苦痛に感じるのかを考えながらご覧ください。
結婚生活が苦痛な原因(1) 性格の不一致が苦痛
結婚生活が苦痛に感じるのは、根本的に正確の不一致が原因であるかもしれません。
同じものを楽しいと思えなかったり、方法が異なり揉めるなど、配偶者と性格が合わないから結婚が苦痛に感じる、という人は多いのではないでしょうか。
結婚生活が苦痛な原因(2) 家事をするのが苦痛
結婚が苦痛なのは、家事が苦手だからという可能性もあります。
結婚をすると旦那のために毎日料理をしたり、掃除などの家事がたくさんありますよね。
そんな結婚後の毎日の家事をするのが苦手だと、結婚生活が苦痛だと感じやすいのかもしれません。
結婚生活が苦痛な原因(3) 育児が苦痛
結婚生活が苦痛な原因に、育児も考えられます。
結婚後に子どもが生まれ、毎日の家事に加えて子供の世話や料理…となると、苦痛に感じるのは仕方ありません。
また結婚しているのに、育児において旦那の協力が得られないと、さらに苦痛と感じるでしょう。
結婚生活が苦痛な原因(4) お金がないことが苦痛
結婚生活が苦痛な原因に、金銭的な不安なども挙げられるでしょう。
結婚すると様々なお金が必要なので、金銭的に余裕がないと、生活が苦痛に感じてしまいます。
家計の赤字が続いたり、収入が減るなどの要因があるとさらに辛くなります。
結婚生活が苦痛な原因(5) 言葉遣い・態度が苦痛
結婚生活が苦痛なのは、旦那の言葉遣いが悪かったり、態度が苦痛だからかもしれません。
結婚相手である旦那の言葉が悪かったり、態度が悪いと気持ちよく毎日生活できないのはいうまでもありません。
結婚生活が苦痛な原因(6) DV・モラハラが苦痛
DVやモラハラを受けていることも、結婚が苦痛に感じる原因といえます。
DVやモラハラは場合によっては離婚原因にもなる重大な不法行為です。
結婚後に旦那からDVやモラハラを受けているのなら、早めに身を守ることも大切です。
結婚生活が苦痛な原因(7) 旦那の浮気が苦痛
結婚生活で旦那に浮気をされていると、苦痛に感じるのは当然のことですよね。
旦那の浮気が長年続いているなどの場合、結婚生活は辛く、楽しみを感じられないはずです。
この場合には慰謝料請求も視野に入れ、対処することも大切でしょう。
結婚生活の苦痛を和らげる方法5選

結婚における苦痛の原因は様々ですね。
そんな苦痛を和らげることができれば、結婚生活はきっと幸せなものになるはずです。
結婚生活の苦痛を和らげる方法(1) 苦痛の原因を特定、改善できるか考える
結婚生活が苦痛になっている原因をまずは特定し、その原因を改善できないか考えてみましょう。
たとえば家事や育児に疲れているのなら、旦那だけでなく両親や自治体のサービスなどに頼るなどの方法を試します。
結婚が苦痛になっている原因を改善できたら、少しは辛い気持ちが和らぐのではないでしょうか。
結婚生活の苦痛を和らげる方法(2) 夫に嫌だと思うところを素直に伝え、改善してもらう
結婚が苦痛に感じるのなら、夫に嫌だと思うところを素直に伝えてみましょう。
もしかすると、夫はあなたの気持ちに気付いていないだけかもしれません。
結婚が苦痛に感じる理由をしっかり伝え、夫にも改善を求め協力してもらってください。
結婚生活の苦痛を和らげる方法(3) 家事や育児の分担のルールを決める
結婚生活の苦痛を和らげる方法として、家事・育児を分担し、そのルールを決めておくこともおすすめです。
結婚が苦痛に感じる原因が家事や育児であるのなら、全て自分で引き受けようとせず、夫婦で分担できるようにすると、負担が減って楽になるはずです。
結婚生活の苦痛を和らげる方法(4) ストレスの解消法を見つける
結婚生活が苦痛に感じているのなら、上手にストレス解消することも大切です。
ストレスが溜まり続けると、結婚生活はどんどん苦痛になる一方。
ドライブや旅行、美味しいものを食べる、カラオケ、睡眠など、自分なりのストレス解消法を見つけてください。
結婚生活の苦痛を和らげる方法(5) 別居・離婚などを検討する
結婚が苦痛に感じている原因がDVや浮気など、違法行為に至っている場合には、苦痛を我慢する必要はありません。
特に DVや虐待の場合には、直ちに警察や行政機関に相談する必要があります。
別居・離婚を視野に入れ対処しましょう。
結婚生活の苦痛が原因で離婚はできる?

結婚生活が苦痛だからという理由で、離婚することはできるのでしょうか。
離婚をしたい人は、ある条件が必要です。
お互いの合意があれば離婚可能
離婚をする際に、夫婦どちらも同意をしているのであれば、離婚は可能です。
お互いの同意があれば離婚は可能なので、結婚生活の苦痛が原因でも協議離婚ができます。
合意がなくても離婚事由があれば離婚できる場合がある
結婚生活が苦痛で離婚をする際、民法770条1項各号で定められている離婚事由があれば、離婚をすることは可能です。
結婚生活が苦痛で離婚したい人は、以下を確認し離婚事由に当てはまるかどうか見てみましょう。
- 民法770条
- 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
- 一 配偶者に不貞な行為があったとき。
- 二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
- 三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
- 四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
- 五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
苦痛の原因によって離婚事由が認められるかは変わる
結婚生活が苦痛に感じる原因が、
- DV・モラハラの場合には、5号の「婚姻を継続し難い重大な事由」
- 浪費、家出、生活費を渡さない、働けるのに働かない場合には2号の「悪意の遺棄」
- 不倫の場合には1号の「不貞な行為」
として離婚事由が認められます。
このような事情で結婚生活が苦痛な場合は離婚事由が認められる可能性が高いです。
ただし、離婚事由該当可能性が低い場合には、長年の別居などが必要です。
苦痛な結婚生活が原因で離婚を考えたら

結婚生活が苦痛で離婚を考えたのなら、離婚を視野に入れて行動を起こしましょう。
感情的にならず、冷静に対処することが大切です。
離婚を考えたら(1) 夫婦カウンセリング
結婚生活が苦痛で離婚を考えたのなら、夫婦カウンセリングを受けてみることもおすすめです。
ただし、カウンセラーは法的トラブルの解決はできないので、調停を利用するのであれば弁護士に相談しましょう。
離婚を考えたら(2) 調停を申し立てる
離婚を決意していなくても調停は利用できます。
家庭裁判所で調停委員を介して、離婚するか、どのように離婚するかを話し合うことが可能です。
第三者に入ってもらうことで、冷静に話し合うこともできるでしょう。
離婚を考えたら(3) 離婚を考えたら弁護士に相談を!
離婚をするためには、財産分与・親権・養育費・慰謝料など決めるべきことが多くあります。
法律の専門家である弁護士は、あなたの代理人としてあなたに有利になるようにこれらについて交渉をしてくれます。
苦痛な結婚生活で離婚を考えたらなるべく早く弁護士に相談することをおすすめします。
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結婚は苦痛?|みんなが感じる結婚生活の苦痛7つとその解消法についてのまとめ

結婚生活が苦痛で悩んでいるのなら、まずは苦痛に感じる原因を特定してみましょう。
そして、その原因が改善できないかどうか考えてみてください。
どうしても改善できず、結婚が苦痛で辛いのであれば、離婚を視野に入れて専門家に相談するのがおすすめです。
早めに対処することで、よりスムーズに手続きをすることができます。
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