婚約者を略奪する法的リスクは?婚約者がいる相手の略奪はNG?

婚約している人を略奪したいと思うほど好きになってしまったら。あなたならどうしますか?婚約者を略奪するのは不法な行為なのでしょうか。略奪愛や略奪婚、婚約者のいる人との結婚を考えている人の気になる法的リスクから婚約者がいる人と結婚するためにできることをご紹介していきます。 

婚約破棄(66)男女の事故・トラブル(1201)
目次

婚約者がいる相手を好きになってしまった…

婚約者がいる人を好きになってしまった。好きになってから婚約者がいると知ったけれど、時すでに遅し。
 
もう自分の気持ちは変えようがないほど盛り上がり略奪愛や略奪婚まで考えているとき、気になるのは法的なリスクではないでしょうか。
 
婚約者から好きな人を略奪することは罪なのでしょうか。
 
婚約している相手との恋愛・結婚に悩んだ人は、この記事をぜひ今後の自分の行動の参考にしてみてください。

婚約者がいる相手を略奪する法的リスク

婚約している人と恋愛関係になってしまい、略奪してしまうと自分にはどのようなリスクがあるのでしょうか。
 
婚約者のいる人との結婚はできる?できない?

慰謝料を支払わなければならない

婚約者がいると知っていながら恋愛関係になり、結果的に相手の婚約を解消させ略奪するまでに至った場合。
 
相手の婚約者に慰謝料を支払う義務を負うことがあります。
 
しかし、これはあくまでも相手の婚約者が慰謝料請求をしてきた場合です。
 
たとえ略奪愛であっても慰謝料は請求されなければ支払う義務はありません。

婚約していた本人も慰謝料の支払いが必要

略奪による不当な婚約破棄の慰謝料の支払いはあなただけでなく、相手にも請求することができます。
 
これも、あなたに対する慰謝料請求と同じように、相手の婚約者が略奪愛や略奪婚による不正な婚約破棄の慰謝料請求をおこなった場合に有効です。

略奪後、結婚できないわけではない

相手が結婚していた場合と異なって、婚約していただけの場合には、略奪婚であっても結婚自体が無効となるわけではありません。

極端な話、相手がまったくあなたの存在に気づいていない状態で、こっそり二人で婚姻届を出してしまえば略奪愛でも結婚が成立してしまいます。

あとは、慰謝料等の問題になります。
 
逆に、相手が結婚していた場合には、重婚が禁止されているため、相手が離婚しない限り結婚はできません(婚姻届が受理されません)。

婚約者の略奪を考える際のポイント


婚約している人から相手を略奪して慰謝料請求などのリスクを負うことになった場合。

いくつか確かめておかなければいけないポイントがあります。

そもそも婚約成立していたか

婚約には明確な婚姻意思の合致が必要です。
 
よく同棲しているから婚約しているのと同じだと思っている方がいますが、同棲=婚約ではありません。
 
たとえ恋愛関係にあっても結婚の約束がないままの同棲は法律では婚約しているとは認めらません。
 
そんな状態で相手のお付き合いしている人が「不当な婚約破棄だ」と訴えても法的には意味を持ちません。

略奪につき、故意・過失があったか

相手から略奪だとして慰謝料請求などの訴えがあった場合、あなたは事前に相手が婚約していたことを知っていましたか?
 
相手が婚約していることを相手から聞いていた、婚約者がいるということを知ることができた場合のみ略奪は不正な婚約破棄の原因として慰謝料請求されます。
 
婚約していたことを全く知らなかったし、知らないことについて過失もない場合は、略奪が不当な婚約破棄の原因として慰謝料請求されても、支払わなくて良い場合もあります。

性交渉等を伴ったか

略奪が性交渉等を伴っていた場合、 貞操義務違反としての慰謝料も発生します。
 
婚約者から相手の略奪で慰謝料請求される場合は「性的交渉があったか、プラトニックな関係であったか」でも慰謝料の金額が左右してくる場合があります。 

婚約者の略奪を考えたら

「婚約者のいる相手と結婚したい」「略奪したい」と考えたとき、慰謝料請求されるような不法な行為ではなく、もっとスッキリとした形で相手との恋愛を成就させ結婚することはできないでしょうか。
 
もう一度できることがないか考えてみましょう。

略奪は不法行為に当たることを再確認する

婚約者がいる相手を略奪したらそれは不法な行為にあたるということをもう一度考えてみてください。
 
それほどまでして結婚しなければならない相手でしょうか。
 
高額な慰謝料を払って略奪しても、もしかしたらすぐに別れてしまうようなことになるかも知れません。
 
そうなったときに慰謝料を支払ってまで略奪したことを後悔しないか、自分の胸に手を当てて問うてみてください。

婚約解消してもらうことはできないか確認する

相手が婚約者と結婚する意思がないのであれば婚約者と合意の上で婚約解消できれば略奪しても何も問題はありません。
 
だれも困る人がなく、好きな人とお付き合いしたり、周りから祝福されて結婚することもできるでしょう。
 
略奪したいほど好きな相手であり、相手もあなたのことを大切にしてくれる人であれば、まず婚約者との話し合いで婚約解消して欲しいと伝えましょう。 

法的トラブルになったら弁護士に相談しましょう

もしも婚約者がいる人とお付き合いしていて略奪からのトラブルに発展しそうなら、早めに弁護士に相談しましょう。
 
婚約者の略奪で慰謝料請求される前なら、もっとスマートに解決できる方法もあるでしょうし、略奪からの慰謝料請求された場合も値下げの交渉の余地がある場合もあります。 
  •  婚約解消してもらいたい
  • 婚約破棄の慰謝料を請求された
  • 婚約中の不貞行為の慰謝料を請求された

こんな場合は法律の専門家である弁護士に相談するのが一番です。

婚約者を略奪する法的リスクは?婚約者がいる相手の略奪はNG?のまとめ

まだ結婚していない相手でも、婚約者がいれば法的に不当な婚約破棄となり相手から慰謝料請求されてしまう場合があります。
 
好きな人に婚約者がいたら、まずは婚約解消して欲しいということを伝え、もし無理だという場合は慰謝料の支払いも視野にいれてもう一度二人の将来について考えてみてください。
 
それでも、婚約相手から慰謝料を請求されてしまったり、性交渉が不貞行為とみなされ慰謝料を請求されるようなことになったら、自分で相手からの交渉に応じず、弁護士に相談しましょう。
 
自分に不利なことは相手には伝えず、少しでも慰謝料をゼロに近づけるようあなたの代理人となって弁護士が相手の婚約者と交渉してくれます。

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この記事の作成者

カケコム編集部