性格の不一致で離婚できる?|性格の不一致について解説!

性格の不一致を理由に離婚できるのか悩んでいませんか?離婚したい原因として性格の不一致は多く挙げられます。性格の不一致から別居を始めようか悩んだり、別居を始めた人もいるかもしれません。夫婦の性格の不一致を理由として離婚できるのか、また、性格の不一致を理由に離婚した場合の養育費や財産分与、慰謝料についてどうなるのかを解説します。

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目次

性格の不一致とは?

「性格の不一致で離婚」ってよく聞くけど、性格の不一致だけで離婚できるのかな?

そんな疑問を抱いていませんか?

離婚したい原因として性格の不一致は多く挙げられるだけでなく、離婚の理由としては最も多い理由です。

性格の不一致から別居を始めようか悩んだり、別居を始めたという場合もあるのではないでしょうか。

では、夫婦の性格の不一致を理由として離婚できるのでしょうか?

また、性格の不一致を理由に離婚した場合の養育費や財産分与、慰謝料についてどうなるのかを解説します。

性格の不一致で離婚できる?

性格の不一致で離婚できる場合とはどのような場合でしょうか?

性格の不一致があるときの別居問題や養育費についてもご紹介します。

相手の同意があれば離婚できる

性格の不一致とはお互いが一緒に結婚生活を送るのに支障を感じるような場合をいうことがほとんどでしょう。

結婚はお互いの合意によってされるものです。

そのため、相手の同意があれば離婚することができます(民法763条)。

性格の不一致がある場合は離婚の合意に至りやすく離婚できることが少なくありませんが、子供の教育に関して性格の不一致があると養育費でもめる可能性があります。

同意がなくても離婚事由に該当すれば離婚できる

たとえ相手の同意がなくても離婚できる場合があります。

性格の不一致を問わず離婚できる場合とは、離婚事由がある場合をいいます。

離婚事由とは下の5種類をいいます。
民法770条
  1. 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
    一 配偶者に不貞な行為があったとき。
    二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
    三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
    四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
    五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

性格の不一致は離婚事由としては認められる可能性は低い

性格の不一致は離婚できる事由とは認められる可能性は低いといっていいでしょう。

「離婚したい」と考える夫婦にとって性格の不一致は離婚理由として最も多いものですが、原則として離婚事由に当たらないというのが裁判や実務において一般的になっています。

そのためお互いに離婚意思がなければ離婚は難しいでしょう。

不貞行為やDVなど、他の離婚事由がないかどうかを確認することをお勧めします。

性格の不一致を理由に離婚を考えた際の注意点

性格の不一致で離婚できるとは限らないことをご紹介しました。

性格の不一致で離婚できる場合とは案外少ないと感じられたのではないでしょうか?

では、離婚したい理由が性格の不一致にある場合、何に注意して離婚に向けて動くべきでしょうか?

性格の不一致により離婚する場合の養育費の問題なども解説します。

性格の不一致での離婚の注意点(1) 慰謝料はもらえる可能性が低い

性格の不一致を理由に離婚する場合、慰謝料はもらえる可能性が低いことに注意が必要です。

慰謝料とは、精神的損害の賠償金をいい、典型例としてはどちらか一方が相手を一方的に傷つけた場合に、傷つけた方が相手に払うお金です。

性格の不一致はどちらか一方が悪いということではないため、慰謝料を貰える可能性は低くなってしまいます。

性格の不一致での離婚の注意点(2) 財産分与は支払う必要がある場合も

性格の不一致で離婚する場合、慰謝料を支払う必要はなくても財産分与は支払う必要がある場合もあるため注意が必要です。

財産分与とは、結婚期間中に夫婦が作り上げた財産を分けることをいいます。

そのため、慰謝料と財産分与は別ものです。

たとえば、離婚するときに家財道具や家や車をあなたがもらう場合で相手の取り分がない場合にはあなたが相手に財産分与を支払う必要が出る可能性があります。

性格の不一致での離婚の注意点(3) 親権・養育費の問題

性格の不一致での離婚の注意点とは親権・養育費の問題が大きいといえるでしょう。

通常の離婚同様、親権は父母の一方しか持つことができません。

また、性格の不一致から離婚した後は別居することになりますが、子供と同居しない親は養育費を支払う必要があります。

養育費はその額でもめるだけでなく、離婚から数年たって払われなくなるなどトラブルになりやすいものでもあります。

性格の不一致を改善する方法

性格の不一致を改善する方法とはどのようなものがあるでしょうか?

性格の不一致を理由に別居する場合の注意点もご紹介します。

夫婦カウンセリングを受ける

性格の不一致の改善のためにできることはいくつかありますが、その一つに夫婦カウンセリングを受けるというものがあります。

夫婦カウンセラーは夫婦のトラブルの相談を受ける専門家です。

そのため離婚したい夫婦の性格の不一致の改善方法についても相談に乗ってくれるのです。

また、性格の不一致から別居を考えている場合には経験者をもとにアドバイスをくれることもあります。

円満調停を利用する

性格の不一致の改善には相手とはなしあうことも大切でしょう。

関係の改善には家庭裁判所の円満調停を利用するのも一つの方法です。

調停では調停委員が仲介をしてくれ、性格の不一致の原因や離婚できるか、離婚せずに関係を再構築するかを話し合うことができます。

結婚を決意していなくても調停は利用できます。

また、性格の不一致が改善できない場合、養育費などの話し合いも含めた離婚に向けての話し合いをすることもできます。

冷却期間を置く

性格の不一致とはお互いの距離が近すぎることで生じる場合もあるため、冷却期間を置くのもよいでしょう。

特に日々の生活スタイルなどで性格の不一致が目立つ場合別居をすることでストレスが軽減され、もう一度やり直す気持ちがわいてくる場合もあります。

もっとも、性格の不一致を理由に別居を始めた夫婦について、別居後そのまま離婚につながってしまう場合もあるので注意が必要です。

性格の不一致を理由に離婚を考えたら

性格の不一致では離婚できるとは限らないということをご紹介しました。

それだけではありません。

たとえ離婚できたとしても、性格の不一致を理由に離婚した場合は養育費や親権、財産分与についての問題もあります。

性格の不一致のある相手と話し合うのは想像するだけで大変ですよね。

それでも離婚したい場合はどうすればよいのでしょうか?

早期に弁護士に相談しましょう

性格の不一致を理由に離婚できるように相手に話をもっていくには、一人では難しいですよね。

それに、離婚をするために、性格の不一致のある相手と養育費・財産分与・親権・慰謝料など多くの法的事柄を決めるのは大変な労力が必要です。

そこで頼れるのが離婚に伴う問題解決のプロである弁護士です。

法律の専門家である弁護士はあなたの代理人としてあなたに有利になるように交渉をしてくれます。

性格の不一致を理由として離婚を考えたらなるべく早く弁護士に相談することをおすすめします。

性格の不一致で離婚できる?|性格の不一致について解説!のまとめ

性格の不一致とは離婚原因として多くいわれるものですが、相手が離婚に同意してくれない限り離婚が難しいという特徴がありました。

性格の不一致のあるときは別居をすることで離婚へと進んでいく場合もあります。

一方で、離婚が決まったとしても性格の不一致のある相手と養育費や財産分与など揉めやすいお金の話をしなくてはならないという負担もあります。

そのため、性格の不一致のある相手と離婚したい場合には早めに弁護士に相談することであなたの負担を軽くすることができるでしょう。

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この記事の作成者

カケコム編集部