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過払い金請求に潜む意外なリスク…避けるために必要なことは?

過払い金が戻ってくるというCMがたくさん流れていた時代は過ぎたものの、過払金の問題は今なお残っています。あなたも2010年6月17日以前に借り入れをしているなら過払金の存在を疑うべきでしょう。

しかし、グレーゾーン金利や過払金請求についてよく知らない状態だと。お金が返ってくるからくりを怪しいと思ったり、逆に思わぬリスクに当たったりすることがあります。

この記事では過払金請求のからくりと、潜むリスク、その避け方について紹介します。

Point

・過払い金請求できるのは、違法な利息を取られていた人
・過払い金請求のリスクは、計算ミスと拙速な行動で起こる
債務整理の経験豊富な弁護士なら過払金を誠実に計算してくれる

過払金請求のからくり、なぜあんなにCMが流れたのか?

ある日突然、過払金請求のCMがたくさん流れるようになった。ネット広告も過払い金が一気に増えた。当時を知る方ならそのような印象があるかもしれません。なぜ借金返済をしているだけで過払い金が発生するのか?そのからくりを知りましょう。

法律の穴がグレーゾーン金利の原因に

過払金の原因はグレーゾーン金利とみなし弁済です。グレーゾーン金利とは刑事罰のない利息制限法と刑事罰のある出資法の間で設定された金利で、かつては出資法ギリギリの年利29%という今聞けばとんでもない契約で貸付をしていました。

そして、過払い金が発生しているにもかかわらず知らずに支払った分は取り戻せないという決まりがありました。これがみなし弁済です。かつては「利息制限法違反と知らなくても」書面で利息に同意すればみなし弁済を否定できませんでした。

しかし2006年の最高裁判決によって、みなし弁済が実質的に否定されました。これをきっかけに過払金請求の火蓋が切られました。

現在は2010年6月18日より施行された改正貸金業法によって利息制限法に行政罰が設けられています。もちろん、みなし弁済の規定も撤廃されました。

つまり、過払金請求の対象となるのは2010年6月17日以前に借入れたお金に限定されます。

請求自体は難しくなかった

過払金を請求できる人が多いからといって、法的手続きが難しければ着手できる弁護士も限られてくるでしょう。しかし、過払金は法的に支払い義務が明確で、請求方法も難しくありません。

そのため多くの弁護士が過払い金請求に着手し、過払金請求に特化した弁護士事務所も現れました。ところが、この点こそが後述する過払金請求のリスクにつながってしまいます。

過払金バブルと呼ばれることもあるように司法書士や行政書士も過払金の請求書作成を引き受けているようです。

過払金請求には時効がある

過払金には完済から10年という時効があります。これも過払金の広告が一気に増えた原因と考えられます。もし、今は既に2010年から10年以上経っているから請求できないと勘違いされているならご注意ください。完済してから10年が経過していないなら、過払金請求の権利は残っています。

過払金請求に潜むリスクとは?

過払金の支払いは法的な根拠があり、実質的には請求すれば何かしらの支払いを得られる状態と言えます。しかしある程度の法律知識があれば容易に請求できる過払い金だからこそ債務者を悩ませるリスクが出てきました。

請求の難易度が低いから、実務が疎かになってしまう

過払金請求の手順は、内容証明郵便で請求書を送ること。そして振り込まれなければ金融業者と直接交渉することです。人によっては自分で過払金請求することも可能です。

依頼者からすればお金が増えるわけですから戻ってくるお金について深く検討することが少ないでしょう。

このハードルの低さが、杜撰な実務に繋がってしまいます。

例えば、過払金の計算をする際に数字が曖昧になってしまうことや計算ミスをしてしまうケースがあります。他には満額請求が面倒だからと、適当なところで妥協するケースも問題となりました。

過払金は簡単に請求できる分、正しく請求することが軽視されがちなのです。

悪徳業者のせいでブラックリストに登録されることも

中にはとにかくお金が稼げれば良いと、杜撰な体制のまま営業する悪徳業者もあります。和解には契約内容を上書きする効果があるため、過払い金が本来より安くても、差額を取り返せなくなります。

それどころか、和解した結果、グレーゾーン金利の差額(過払金)が債務の元本より不当に低くなったせいで請求できる過払い金が発生せず「通常の任意整理として処理される」ケースも発生しています。この場合、なんとブラックリストに登録されてしまいます。

司法書士は140万円を超える金額を扱えない

また誠実な業者であっても、司法書士は法律上140万円を超える借金や過払金を扱うことができません。行政書士は請求書を作成する以上のことができず、法律相談や案件の代理を制限なく行えるのは弁護士のみです。

過払金請求のリスクを避けたいなら、誠実な計算が大切

過払金請求を自分で行いたい。それも可能です。しかし、上で説明したように過払金を正しく請求することも、金融業者に騙されないよう交渉することも非常に難しいです。

過払金を本気で請求したいなら、債務整理に強い弁護士に相談しましょう。最低限、以下のポイントを意識すると良いでしょう。

  • 手間ひまかけて過払金を正確に計算してくれる
  • 過払い金請求の適切なタイミングを考えてくれる
  • 報酬を明確に示してくれる
  • 請求額と和解の金額の差について納得のいく説明がある

少なくとも、過払い金請求の報酬は成果に応じて決まるため費用倒れすることは無いはずです。

まとめ

過払い金は、本来払う必要のなかったお金です。可能な限り満額に近いお金取り戻せるようにしましょう。過払い金請求で最も大切なのは時効、次に正確な金額計算です。利息と遅延損害金の計算が難しい時は迷わず弁護士に相談しましょう。

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