離婚に応じない旦那の心理9選と説得する5つの方法
離婚に応じない夫に困っていませんか?何を言っても旦那が離婚してくれないと疲れてしまいますよね。場合によっては話し合いを拒否して離婚してくれない旦那にイライラを募らせる妻は少なくありません。実は夫が離婚に応じないのにはある理由がありました。離婚してくれない夫を説得する方法と離婚するための具体的な方法を解説します。

旦那が離婚に応じない!離婚するためにどうしたらいい?
「なんでうちの夫は離婚に応じないの?!」
何を言っても旦那が離婚してくれないせいで困っていませんか?
話し合いを拒否したりごねるなどして離婚してくれない旦那にイライラを募らせる妻は少なくありません。
実は夫が離婚に応じないのにはある理由がありました。
離婚してくれない夫を説得する方法と離婚するための具体的な方法を解説します。
旦那が離婚に応じない!よくある理由9選
旦那が離婚に応じない理由にはこんな共通点があります。
あなたの夫にあてはまるものはありますか?
旦那が離婚に応じない理由(1) 愛情がある
旦那が離婚に応じない理由として、あなたに愛情がある場合があります。
この場合、夫は好きで結婚した相手と離れたくないという一心で離婚を拒否しているのです。
旦那が離婚に応じない理由(2) 重大に捉えていない
旦那が離婚に応じない場合、妻の訴えを重大に捉えていない可能性があります。
妻にとっては重大な離婚したい理由を「そんな程度で」などと軽く考え、本気で取り合ってくれないパターンです。
旦那が離婚に応じない理由(3) 別の人と幸せになって欲しくない
旦那が離婚に応じないケースとして、別の人と幸せになって欲しくないと思っている場合があります。
妻側に浮気相手がいる場合は特に、自分以外の男と幸せになんてさせるかと夫がむきになっていることもあります。
旦那が離婚に応じない理由(4) 意地になっている
旦那が離婚に応じないのは旦那が意地になっているせいかもしれません。
一度結婚したからには離婚せずに暮らしていくものだと考えていたり、離婚することが負けだと考えている場合に起こります。
旦那が離婚に応じない理由(5) 世間体が悪い
旦那が離婚に応じない理由として、世間体が悪いからという場合があります。
今でこそ離婚する夫婦は珍しくありませんが、年配の人からはいまだに「離婚する人間には問題がある」と見られてしまう傾向にあります。
世間体を気にして離婚を拒否する男性は少なくありません。
旦那が離婚に応じない理由(6) 子供のため
旦那が離婚に応じないのは子供のためだというケースもあります。
親が離婚するということは子供にとってショッキングな出来事です。
子供の心や今後の教育を考えて離婚したがらない男性もいます。
旦那が離婚に応じない理由(7) 離婚後の生活が不安
旦那が離婚に応じない理由として、離婚後の生活が不安だからという理由もあります。
離婚後に家事をやる人がいないから、という場合が多いものとなっていますが、妻が稼ぎ頭であったり共働きの場合は離婚後の経済状態が不安で夫が離婚を拒むケースもあります。
旦那が離婚に応じない理由(8) 財産分与したくない
旦那が離婚に応じないケースとして財産分与したくない場合があります。
結婚している間に買った家や車は離婚時の財産分与の対象になりますが、夫が家も車も手に入れたい場合には妻に半額分のお金を払わなくてはいけません。
しかし、手元に貯金や現金がない場合は渡すお金がない場合など、妻にお金を渡したくない場合に夫が離婚を拒むというケースです。
旦那が離婚に応じない理由(9) タイミングが悪い
旦那が離婚に応じないのはタイミングが悪いせいかもしれません。
たとえば転職などの関係で転職先が決まって落ち着くまでは離婚したくないという場合があります。
他には、タイミングによって離婚条件が変わることから、もっと後に有利に離婚したいと考えている場合もあります。
離婚に応じない旦那を説得する5つの方法

離婚してくれない夫にはほんとうに困ってしまいますよね。
では、離婚してくれない旦那を説得するにはどんな方法があるのでしょうか?
離婚に応じない旦那を説得する方法(1) 離婚後の予定を伝える
離婚に応じてくれない旦那を説得する方法として、離婚後の予定を伝えるという方法があります。
たとえば、あなたが転職したり就職をすることや、どこに住むかなど、離婚後の生活に向けて具体的に動いていることを伝えて本気度をアピールすることが挙げられます。
これにより、喧嘩のついでに「離婚する」と言っているわけではないということを旦那に理解させることができるでしょう。
離婚に応じない旦那を説得する方法(2) 離婚事由があれば、証拠を突きつける
離婚してくれない旦那を説得する方法として、離婚事由があれば、証拠を突きつけるという方法があります。
離婚事由とは、民法770条1項各号にある五種類のケースのことをいいます。
たとえば、浮気(1号の「不貞な行為」)など、夫に離婚事由がある場合はその証拠を見せて納得させるのは有効な手段だといえます。
- 民法770条1項
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
- 一 配偶者に不貞な行為があったとき。
- 二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
- 三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
- 四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
- 五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
離婚に応じない旦那を説得する方法(3) 親・友人に助言してもらう
離婚してくれない旦那を説得するため、親・友人に助言してもらうのも良いでしょう。
第三者の視点から状況をみてもらい、説得に効果的な言葉を選んでもらうのは有益となるでしょう。
また、親に代わりに話してもらう方法をとってみるのも、夫に本気度を伝えるのに役立つ場合もあります。
離婚に応じない旦那を説得する方法(4) 別居する
離婚してくれない旦那を説得するために別居するのも一つの方法です。
一度距離を置いて環境を変えてから話し合うことで、お互いに冷静に話し合いができるほか、離婚後の生活のイメージもわくことでしょう。
また、別居から離婚になることは少なくありません。
離婚に応じない旦那を説得する方法(5) 弁護士に相談する
離婚してくれない旦那を説得するのはなかなか一人では難しいですよね。
そこで頼れるのが離婚に伴う問題解決のプロである弁護士です。
法律の専門家である弁護士に相談することで、弁護士はあなたの代理人としてあなたに有利になるように離婚請求をしたり示談交渉をしてくれます。
夫が離婚に応じないときは

説得しても旦那が離婚してくれない場合はどうすればよいのでしょうか?
離婚へと進みやすい方法をご紹介します。
まずは説得を試みる
旦那が離婚してくれない場合、まずは説得を試みることが大切です。
何も話し合わずにいきなり「裁判所で決着をつけましょう」というのはあまりに乱暴ですし、旦那からの譲歩を引き出すことができない危険があるためです。
調停を利用する
旦那が離婚してくれない場合は家庭裁判所の調停を利用するのも一つの方法です。
調停では調停委員が仲介をしてくれ、離婚できるかどうかや、離婚せずに関係を再構築するかを話し合うことができます。
結婚を決意していなくても調停は利用できます。
また、離婚できる場合、財産分与や養育費などの話し合いも含めた離婚に向けての話し合いをすることもできます。
弁護士に相談しましょう
調停をしても旦那が離婚してくれないときは、審判又は裁判へと手続を移すことになります。
裁判手続は調停よりもシビアに法律的に争うこととなるため、素人が証拠を集めたり主張の書面を用意するのはとても大変です。
そこで頼れるのが裁判のプロである弁護士です。
もっとも、調停を経て裁判に移行して、と手続を進めると離婚まで数年近くかかってしまう場合もあります。
そういった時間の無駄を防ぐため、調停より前の段階から弁護士に相談し、より有利に離婚手続きを進めていくことがおすすめです。
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離婚に応じない旦那の心理9選と説得する5つの方法のまとめ

離婚に応じない夫に疲れてしまう妻は少なくありません。
しかし、旦那には旦那なりに離婚に応じない理由が存在します。
その理由を理解した上で、離婚できるように話し合い妥協点を探っていくことがまずは大切です。
それでも話がこじれそうな場合には、弁護士に相談することがおすすめです。
弁護士に相談する段階が早ければ早いほど、あなたにとって有利かつ迅速に離婚へと話を進めることができるでしょう。