片付けられない妻と離婚できる?3つの改善方法とは?
片付けられない妻について解説していきたいと思います。片づけられない妻に悩んでいる方も少なくないのではないでしょうか。片づけられない妻はどんなことを引き起こしているのか、夫はどう対処したらよいのかについて見ていきましょう。

片付けられない妻にうんざり!解決法を教えて!
片付けられない妻に悩む夫が、実は急増しているのをご存知ですか?
離婚を考えるほど深刻なのですから、これは捨て置けません。
片づけられない妻は、いったいどのようなトラブルを引き起こしているのでしょう?
そんな片づけられない妻に対し、夫はどう対処したらよいのか、解説していきたいと思います。
妻が片付けられない理由5選
さて、なぜ妻は片付けられないのだと思いますか?
片付けられないのには、きっと何か理由があるはずです。
片付けられない理由(1) 片付けが苦手
まず、片づけられない妻は、そもそも片付けが苦手だというのが一番の理由として挙げられます。
時間がなかったり面倒だったりで、「後で」「とりあえず」が多くなればなるほど片付けるものが複雑になり、苦手意識が生まれてしまいます。
片付けられない理由(2) ものを捨てられない
片付けられない妻の多くは、ものを捨てられません。捨てられない理由は、もったいないからです。
「使えるかも」「売れるかも」「誰かほしい人がいるかも」と、「かも」に縛られて捨てられないことで物が溢れるのです。
片付けられない理由(3) きれいのハードルが低い
そもそもの価値観の違いもあります。
夫から見たら散らかっている部屋を、妻は充分きれいだと思っているとしたらどうでしょう?
片付けられないというより、これでは片付ける理由がありません。
片付けられない理由(4) 面倒くさがり
片付けられない妻には面倒くさがりの人が多いようです。
ちょっとしたことでも面倒なので「後で」「とりあえず」が増えてしまい、ついつい保留してしまった片付けが山のようになり、途方に暮れるというわけです。
片付けられない理由(5) ADHD
そしてもうひとつ、ADHDといって発達障害が原因となっているケースがあります。
ADHDの人は、段取りがうまくできないという特徴を持ち、何から手を付けたらよいのかわからず、結果的に片付けられなくなってしまうのです。
片付けられない妻が家庭内で引き起こす問題5選
では、片付けられない妻は家庭内でどのようなトラブルを引き起こしてしまうのでしょう?
片付けられない妻が引き起こす問題(1) 生活が非効率的になる
ものを片付けられないでいると、どこに何があるのかわからなくなってしまい、効率よく生活することができなくなります。
必要なものも直ぐに出てこないため、何をするにもまず「探す」という行為がつきまといます。
片付けられない妻が引き起こす問題(2) 子供が真似をする
子供は片付けられない親を見ていますので、どうしたって真似をするようになります。
生活の中に片付けるという行為が存在しなければ、子供は片付けることを知らずに育つわけですから、当然片付けられない人になってしまいます。
片付けられない妻が引き起こす問題(3) ハウスダストアレルギーなどを発症する
そして、片付けられない妻を持つ家庭では、子供が喘息になる可能性があります。
片付けや掃除が行われていないため、家の中はほこりだらけで、ホコリ、ハウスダストアレルギーを発症してしまうことがあります。
片付けられない妻が引き起こす問題(4) 衛生環境が悪くなる
片付けられない妻は、ほこりだけでなく食べ残しさえも放置してしまいがちです。
そのため、異臭を放ったりカビてしまったりと、衛生環境を著しく悪化させてしまいます。
不衛生な中で生活をしていれば、病気やアレルギーを引き起こすリスクがあるのは当然です。
片付けられない妻が引き起こす問題(5) 離婚につながる
妻が家の中を片付けられないことは、離婚にもつながります。
夫が限界を迎えるだけでなく、子供がアレルギーになったり、家が汚いことでいじめにあうこともあり、子供のために離婚に踏み切るというケースもあるのです。
片付けられない妻への対処法3選
そんな片付けられない状況を改善できる対策は何かないものなのでしょうか。
有効な対処法をご紹介します。
片付けられない妻への対処法(1) 自分から率先して片付ける
妻が片付けられないのであれば、自分が片付けを引き受ければよいのです。
片付けているそばから散らかしてしまうなら、その場でくり返し片付け方を教えることが改善につながります。
誰が片付けは妻の仕事と決めたのでしょうか?
片付けの主導権は自分が握るのです。
片付けられない妻への対処法(2) はっきり気持ちを伝える
妻にはっきり怒る必要がある場合もあります。
片付けたくても片付けられなくて悩んでいる妻に一方的に怒るのはNGですが、片付けなくてはいけないと思っていない場合には、はっきり気持ちを伝えることでようやく伝わることもあるからです。
片付けられない妻への対処法(3) 家事への感謝の気持ちを伝える
際限のない家事をしてくれている妻へ感謝の気持ちを伝えることで、片付けへのモチベーションが一気に上がる場合があります。
片付けても誰も褒めてくれないしすぐに散らかるのだとしたら、確かに片付けなんてしたくないものです。
片付けられない妻と離婚できる?
妻が片付けられないという事態が深刻になると、夫は本気で離婚したくなりますが、片付けないことを理由に離婚なんてできるのでしょうか?
片付けられない妻と離婚(1) 協議離婚ならできる
協議離婚なら、当事者同士の話し合いですので離婚事由を問わず離婚することができます。
ただ、決裂した場合には調停や裁判になりますので、協議離婚をするつもりだったとしても、最初から弁護士に相談しながら進める方が安心です。
片付けられない妻と離婚(2) 同意がなければ離婚は認められづらい
なぜ最初から弁護士に相談した方が良いかというと、離婚の同意がない場合に、妻が片付けをしないことを理由に離婚をしたい場合、法定離婚事由としては認められづらいからです。
民法第770条に、離婚の訴えを提起することができるのは、次に掲げる場合に限ると記載されています。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が3年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
片付けられないという理由だけでは、この中のいずれにも当てはまらないため、調停や裁判になることも想定した対策をしておく必要があります。
片付けられない妻と離婚(3) 離婚できる場合もある
単に片付けられないだけでなく、ゴミが溢れてゴミ屋敷になっているなど、“婚姻を継続しがたい重大な事由”といえるような状況があれば、離婚事由として認められる可能性があります。
早い段階から弁護士の助言を得ることをおすすめします。
片付けられない妻と離婚(4) 決定事項は書面に残す
後でトラブルにならないために、離婚に関する決定は書面に残すのが基本です。
また、片付けられない妻の多くは、忘れっぽく物事をうまく整理することができないところがあるかもしれません。
そのため、離婚の際の決定事項は離婚協議書として書面にしておく方が、後々のトラブルを避けることができます。
片付けられない妻と離婚(5) 片付けられない妻との離婚は弁護士に相談を!
片付けられないことを理由に協議離婚をしようとしても、結局は調停や裁判になる可能性があります。
たとえ協議離婚が成立したとしても、適切に書面に残すことも大切です。
そのため、やはり早い段階で弁護士に相談しながら進めることをおすすめします。
片付けられない妻との離婚を考えたらこちらの記事もおすすめ
- 離婚を回避できないかも?と思ったときの有効な対処法7つ
- 夫婦問題どうしたらいい?〜解決するためのヒントと離婚という選択肢について〜
- 妻と離婚したいけど応じてくれない場合の対処法!〜離婚してくれない妻と別れる方法とは〜
片付けられない妻と離婚できる?3つの改善方法とは?のまとめ

片付けられないことを理由に離婚したい夫はどうしたらよいのか、離婚をすることも可能なのかなども、ぜひ参考にしてみて下さい。
そして、片付けられない妻との離婚を本気で考えているのなら、最初から弁護士に相談し、どんな進み方をしても対応できるようにしておきましょう。