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土下座して謝罪するも…自宅に来た救急隊員を殴った男を逮捕 土足で踏み込まれ激高~公務執行妨害はどんなときに成立するの?〜

119番通報で呼んだ救急隊員を殴ったとして、京都府警木津署は2日、公務執行妨害容疑で同府精華町祝園の無職男(66)を逮捕しました。

自宅に来た救急隊員を殴った男を逮捕 土足で踏み込まれ激高

119番通報で呼んだ救急隊員を殴ったとして、京都府警木津署は2日、公務執行妨害容疑で同府精華町祝園の無職男(66)を逮捕しました。男は容疑を否認しているとのことです。

男には昨年11月15日午後1時5分ごろ、「左脚が痛い」という救急要請で自宅に駆けつけた男性救急隊員(42)の左頬を殴った疑いがあります。

同署によると、到着した隊員が土足で室内に一歩踏み込んだため、男は「どついたろか」と激高したようです。隊員は土下座して謝罪しましたが、男はベッドから起き上がって頬を殴ったといいます。

公務執行妨害はどんなときに成立するの?

公務執行妨害…映画やドラマなどでよく出てくるワードですが、現実に、どんな時に成立するのでしょうか?

まずは条文を見てみましょう。

刑法95条1項「公務員が職務を執行するに当たり、これに対して暴行又は脅迫を加えた者は、三年以下の懲役若しくは禁錮又は五十万円以下の罰金に処する。」

刑法95条2項「公務員に、ある処分をさせ、若しくはさせないため、又はその職を辞させるために、暴行又は脅迫を加えた者も、前項と同様とする。」

まず、条文からわかるように、「公務員が職務を執行」するにあたって暴行又は脅迫を加える必要があります。これは、職務の執行中だけに限らず、執行に着手しようとしている場合も含みます。

そして次に、このことはあまり知られていないのですが、「暴行又は脅迫」を加える必要があります。救急隊員を殴っている今回の事例では、明らかに「暴行」にあたりますが、ただ単に少し反抗した…という程度であれば公務執行妨害は成立しません。

もっとも、公務執行妨害における「暴行又は脅迫」の範囲は、意外と広いですパトカーを蹴り飛ばす…とか、役所に怒鳴り込んで備品を壊す…など、さまざまな事例が考えられます。

また、条文には書いてありませんが、公務員の公務が「適法」である必要もあります。したがって、たとえば、明らかに違法な公務員の職務の執行に対して暴行や脅迫を加えても公務執行妨害は成立しません。この要件に関しては、深い議論がありますが、長くなるので今回は省略します。

いかがでしたか?悪ふざけのつもりだった…といっても通用しません。気を付けましょう。

 

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