任意整理とは?|官報で公告されずに借金を減らせる?!特徴3つ

任意整理という言葉は聞くけど具体的にはどういうことをするのかわからないと感じていませんか?借金を減らすということはわかってもどうやってやればいいかわからない人も少なくありません。任意整理とは何か、特徴と共にメリットとデメリットを解説します。

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任意整理なら借金が周りにバレずに済む?

「お金を借りすぎちゃって返せない!」

そういうこと、ありますよね。

借金を減らす方法として「任意整理」という言葉は聞くけど具体的にはどういうことをするのかわからないと感じていませんか?

「借金を減らしたい」

そう思っていてもどうやってやればいいかわからない人も少なくありません。

任意整理とは何か、特徴と共にメリットとデメリットを解説します。

任意整理とは?

任意整理とはいったいどういうものなのでしょうか?

まずは任意整理の内容を明らかにしていきましょう。

任意整理とは?(1) 借入先と交渉すること

任意整理とは、貸金業者や銀行などのお金を借りている先と交渉をして、お金の返し方を変えることをいいます。

たとえば、

  • 利息の利率を低くしてもらったり、
  • 返済期限を延ばしてもらったり、
  • 借金額を減らしてもらう

ことなどが挙げられます。

任意整理とは?(2) 任意整理に過払い金請求を含むこともある

過払い金請求とは、「グレーゾーン金利」という、利息制限法と出資法の利率の差の部分の払いすぎた利息を請求することをいいます。

平成18年1月13日にでた最高裁判所の判決で、利息制限法を超える利息は無効とされたことで、払いすぎた利息の返還を請求できる(不当利得返還請求 民法703条)ようになりました。

以前に借金をしていて、借金を返すときに利息を払いすぎていた場合には、利息を払ったときから10年間(民法166条1項、167条1項)、払いすぎた分を返すように貸金業者に請求することができます。

この過払い金請求をすることで、過払い金と借金を相殺して、今ある借金を減らすことができるのです。

任意整理の交渉の中で、この過払い金請求をあわせてやる場合もあります。

本件期限の利益喪失特約の下で,債務者が,利息として,利息の制限額を超える額の金銭を支払った場合には,上記のような誤解が生じなかったといえるような特段の事情のない限り,債務者が自己の自由な意思によって制限超過部分を支払ったものということはできないと解するのが相当である。

最判小二平成18年1月13日

任意整理で過払い金請求をする場合の注意点

過払い金請求権は、時効で消滅するというデメリットがあります。

過払い金請求は、余分に払った利息分のお金を請求することをいいますが、この請求権は、不当利得請求権という権利です(民法703条)。

この権利は、請求できるとき、すなわち、余分の利息を払ったときから10年間たった場合で(民法166条1項、167条1項)、貸金業者から「消滅している」と主張されることで請求できなくなってしまう(民法145条)のです。

そのため、請求するには時間制限があるというデメリットがあります。

民法第167条1項 債権は、十年間行使しないときは、消滅する。

任意整理の特徴3つ

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任意整理は交渉で行われるので、以下の3つの特徴を挙げることができます。

任意整理の特徴(1) 借入先ごとに個別の対応ができる

任意整理とは、貸金業者と交渉をして、借金の返済期限を後ろ倒しにしてもらったり、借金の額や利率を変更してもらうことをいいます。

任意整理は借金をしている業者の一社一社と交渉することになるため、借金の状況に合わせて会社ごとに別々の取り決めをすることができるのです。

例えば、A社への借金は返済期限をそのままで利率を下げて、B社への借金は返済期限を延ばして返済額も減らしてもらう…というように。

もちろん、貸金業者とは任意整理しても、友人にはこれまで通り借金を返す、ということもできます

これは、民事再生や自己破産ではできない対応であり、任意整理ならではの特徴です。

任意整理の特徴(2) 裁判所に行かなくていい

自己破産や民事再生をすると、債権者集会などで裁判所に行かなくてはいけません(自己破産で同時廃止となった場合を除く)。

しかし、任意整理は借入先との交渉だけで話が終わるので、裁判所に行く必要はないのです。

わざわざ裁判所に行かなくても良いことは、仕事を休んだりする必要がないということです。

任意整理は仕事の休みが取れない人でも安心して使える手続だといえるでしょう。

任意整理の特徴(3) 官報に載らない

破産や民事再生の手続きをすると、開始決定が出た場合に「公告」されます(破産法32条1項、民事再生法35条1項本文)。

公告は官報という国が出している冊子に載る形で行われます。

公告の情報はインターネット上の情報まとめサイトの公告まとめページに載る可能性があります。

しかし、任意整理は裁判所の手続きをしないため、官報に載ることはありません。

任意整理のメリットとデメリットは?

任意整理にはメリットもあればデメリットもあります。

よく知った上でどうすべきか選ぶのがおすすめです。

任意整理のメリット(1) 大事なものを手放さずに済むかもしれない

任意整理のメリットは、持ち家や手放したくない財産がある場合に、そういった財産を手放さずにすむ可能性が高いことにあります。

自分にとって大事な財産や、形見分けでもらった土地や家を手放さずに済むというのは大きなメリットですよね。

任意整理のメリット(2) 誰にも知られずに借金を減らせる

任意整理をしても、公告は行われません。

仮に公告がされると、官報やインターネット上の官報情報をまとめたwebサイトに破産などをしたことが載ってしまいます。

家族や親族、近所の人や友人などに破産や民事再生をしたことがばれてしまう危険があるのです。

しかし、公告がされなければ他者に借金を減らしたことを知られる可能性は限りなくゼロに近くなります。

そのため、他者に知られずに借金を減らすことができるというメリットがあります。

任意整理のデメリット(1) 借入先ごとの交渉が必要

任意整理は、貸金業者や銀行ごとに交渉をすることで借金を減らしてもらったり返済計画を変更してもらうことをいいます。

具体的には、貸金業者など一社一社と個別に交渉しなくてはいけないということを意味します。

それはつまり、借金を減らしてほしいとお願いしても受け入れてくれない業者が出てきたり、交渉を始めたことで、抵当権の実行や差押えをされてしまう危険があるということを意味します。

人に渡したくない財産がある場合、その財産を手放さないために任意整理をするはずが逆効果になってしまったということも起こりうるのです。

任意整理のデメリット(2) 費用がかかる

任意整理は貸金業者などと交渉をすることで行われます。

自分に有利に交渉を進めるためには貸金や利息に関する法的知識が必要不可欠。

そこで、任意整理の専門家である弁護士に依頼することで、あなたにとって有利に交渉してもらえます。

また、一人では交渉のテーブルにすらついてくれなかった相手と交渉してもらえる可能性が高まります。

任意整理の場合、請求をする相手方にあたる貸金業者の数や金額で弁護士費用は変わってきます。

着手金は請求する貸金業者一社ごとに3万~8万円程度や借金の額の30%前後です。

無事に返済期限を延ばせたり借金を減らせた場合には、成功報酬として一社ごとに2~6万円程度や減らせた金額の30%前後がかかります。

任意整理を考えたら弁護士に相談を!

任意整理にはさまざまな特徴がありました。

では、任意整理はどうやってやればいいのでしょうか?

任意整理、何から始めればいい?

さあ任意整理をしよう、と思っても、何から始めていいかわからないこともありますよね。

そこで頼れるのが任意整理の専門家である弁護士です。

弁護士は任意整理をするにあたり、どの業者とどう交渉していくかを検討し、ピッタリな方法を考えた上で、法的に動きます。

任意整理を弁護士に頼むメリット

任意整理を弁護士に依頼するメリットとして、

  1. 借金の取り立てが止まる
  2. 自分で手続きをしなくてもいい
  3. 不備がないことへの安心感

があります。

弁護士に依頼をすると、弁護士はあなたの代理人となって、貸金業者や裁判所との交渉の窓口になってくれます。

それにより、あなたへの借金の取り立てが止まることになります。

また、面倒な交渉を全部弁護士に任せることができるので、自分で悩んだり時間を使ったりすることなく、借金を減らすことができるのです。

また、もしも借入先と訴訟になったとしても、訴訟についても弁護士に依頼することでスムーズにトラブルの対応をしてくれるのです。

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いくら弁護士に相談したくても、今の自分にあった弁護士がどんな人かや、近くにいるのかはわからないですよね。

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任意整理とは?|官報で公告されずに借金を減らせる?!特徴3つのまとめ

任意整理は借金を減らすことだと聞いたことはあっても、実際にどういった仕組みなのかはなかなかわかりづらいですよね。

それに、貸金業者との交渉を法律の素人が一人でするのはほぼ無理だといっていいでしょう。

そこで頼れるのが金銭問題の法的解決の専門家である弁護士です。

弁護士は任意整理の専門家として、あなたにあった交渉方法を検討して動いてくれます。

任意整理を考えたら早めに弁護士に相談することがおすすめです。

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この記事の作成者

カケコム編集部