任意整理の費用は?任意整理の費用を抑える方法3選

任意整理の費用が気になっていませんか?借金を減らしたいと考えていても、任意整理にはお金がかかると聞いて足踏みしてしまう人は少なくありません。でも実際、いくらぐらい費用が掛かるのでしょうか?任意整理の費用の相場と、費用を安く抑える方法を解説します。

お金まわりの事故・トラブル(14)債務整理(5)
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任意整理したいけどお金がかかるのが心配…。

「借金は減らしたいけど、任意整理ってお金がかかるんだよね…?」

気付いたら増えていた借金。

借金を減らしたい気持ちはあっても、任意整理にはお金がかかると聞いて足踏みしてしまう人は少なくありません。

でも実際、任意整理にはいくらぐらい費用が掛かるのでしょうか?

任意整理の費用の相場と、費用を安く抑える方法を解説します。

任意整理って何?

そもそも任意整理とはどういうものなのでしょうか?

まずは任意整理について知っておきましょう。

任意整理って?(1) 任意整理は2つの意味を持っていることも

任意整理とは、裁判所の手続きを使わずに借金の内容や返済計画を変更することをいいます。

広い意味での任意整理は、過払い金請求と狭い意味での任意整理を含むことがあります。

任意整理って?(2) 過払い金請求とは?

過払い金請求とは、「グレーゾーン金利」という、利息制限法と出資法の利率の差の部分の払いすぎた利息を請求することをいいます。

平成18年1月13日の最高裁判所の判決で、利息制限法を超える利息の支払いが実質的に無効とされたことで、払いすぎた利息の返還を請求できる(不当利得返還請求 民法703条)ようになりました。

以前に借金をしていて、借金を返すときに利息を払いすぎていた場合には、利息を払ったときから10年間(民法166条1項、167条1項)、払いすぎた分を返すように貸金業者に請求することができます。

この過払い金請求をすることで、過払い金と借金を相殺して、今ある借金を減らすことができるのです。

本件期限の利益喪失特約の下で,債務者が,利息として,利息の制限額を超える額の金銭を支払った場合には,上記のような誤解が生じなかったといえるような特段の事情のない限り,債務者が自己の自由な意思によって制限超過部分を支払ったものということはできないと解するのが相当である。

最判小二平成18年1月13日

任意整理って?(3) 狭い意味での任意整理とは?

狭い意味での「任意整理」とは、貸金業者や銀行と交渉をして、借金の返済期限を後ろ倒しにしてもらったり、借金の返済額や利率を変更してもらうことをいいます。

任意整理は借金をしている業者の一社一社と交渉することになるため、借金の状況に合わせて個別の対応をすることができます。

任意整理のメリットは、持ち家や手放したくない財産がある場合に、そういった財産を手放さずにすむ可能性が高いことにあります。

自分にとって大事な財産や、形見分けでもらった土地や家を手放さずに済むというのは大きなメリットですよね。

任意整理の費用の相場

任意整理をする場合、弁護士に依頼する人が多くなっています。

でも、「弁護士って高いんじゃないかな…」と不安になりますよね。

実際のところ、弁護士に依頼するといくらぐらいかかるのでしょうか?

任意整理の費用の相場(1) 過払い金請求の費用

過払い金請求は貸金業者から取引履歴を取り寄せたり、利息の引き直し計算を提出させたり、弁護士が過払い金の計算をしたりすることで請求する手続が進みます。

弁護士に依頼することで、面倒な取り寄せ手続や計算を任せることができたり、過払い金請求を無視されるリスクをなくしたり減らすことができるというメリットがあります。

過払い金請求の場合、請求をする相手方にあたる貸金業者の数や金額で弁護士費用は変わってきます。

着手金は請求する貸金業者一社ごとに3万~8万円程度となっており、無事に過払い金を回収できた場合には、成功報酬として2~6万円程度や回収金額の30%前後がかかります。

任意整理の費用の相場(2) 狭い意味での任意整理の費用

任意整理は貸金業者などと交渉をすることで行われます。

自分に有利に交渉を進めるためには貸金や利息に関する法的知識が必要不可欠。

その点、弁護士に依頼すれば、任意整理の専門家である弁護士があなたにとって有利になるように交渉してくれます。

また、あなた一人では交渉のテーブルについてくれなかった相手に交渉してもらえる可能性が高まります。

任意整理の場合、請求をする相手方にあたる貸金業者の数や金額で弁護士費用は変わってきます。

着手金は請求する貸金業者一社ごとに3万~8万円程度や借金の額の30%前後となっており、無事に返済期限を延ばせたり借金を減らせた場合には、成功報酬として一社ごとに2~6万円程度や減らせた金額の30%前後がかかります。

任意整理の費用を抑える方法3選

「借金を減らすのにお金をかけるのは大変!」

「任意整理の費用を抑えたい!」

そう思うのはとても自然なことです。

任意整理の費用を抑える方法をご紹介します。

任意整理の費用を抑える方法① 対象となる借入先を絞る

任意整理の費用を抑えるためには、任意整理をする件数を減らすのが一番手っ取り早い方法になります。

たとえば、

  • メインで使っているクレジットカードが使えなくなると困る
  • 保証人に迷惑をかけたくない

というような、任意整理をすることでクレジットカードが使えなくなったり、保証人に請求がいってしまったりすることを防ぎたいということもあるでしょう。

この場合に全ての借金について任意整理してしまうと生活が逆に苦しくなってしまうということもありえます。

その場合は、弁護士に事情を説明した上で任意整理の対象とする借入先を限定することも考えられます。

破産や民事再生では、すべての借入先を対象として手続をしなくてはいけませんが、任意整理なら一部の借入先とだけ交渉することもできるのです。

任意整理の費用を抑える方法② 相見積りをとる

任意整理の費用設定は弁護士によってまちまちです。

着手金を少なくして成功報酬を多めにとる弁護士もいれば、着手金以外は報酬をほぼとらない弁護士もいます。

また、弁護士費用分割払いできるかどうかや、何分割できるかも弁護士によって変わってきます

そのため、相見積をとることで費用を抑えることができたり、自分にあった支払い方法を選ぶことができます

任意整理の費用を抑える方法③ 自分でやる

任意整理の費用を一番抑える方法としては、自分でやるという方法があります。

その場合、FAX代や電話代、郵便代や交渉に行くための交通費のみで済む場合もあります。

しかし、任意整理を自分でやる場合、逆に費用が多くかかってしまうというデメリットもあるため、次でくわしく解説します。

任意整理を自分でやる場合のメリット・デメリット

借入先に「返済を待ってほしい」「分割回数を増やしてほしい」と頼んだことはありますか?

これも、相手が了承してくれた場合、ある意味で任意整理ができた状態だといえます。

任意整理を自分でやる場合のメリットとデメリットをご紹介します。

任意整理を自分でやる場合のメリット① 費用が安い

任意整理を自分でやる場合、自分で相手と交渉するだけなので、費用が安く済むというメリットがあります。

とにかく返済で日々の生活も大変という場合、費用がかかるとなると二の足を踏んでしまいますよね。

任意整理を自分でやる場合のメリット② 達成感がある

借入先との交渉で借金残高を減らせたり、利息を減らしてもらえたりすると、達成感がありますよね。

自分ですべてやりきったということでスッキリして、自分が新たに約束したことだからと返済を頑張っていこうと意欲がわくこともあるでしょう。

任意整理を自分でやる場合のデメリット① 労力がかかって大変

借入先と交渉をするのは労力がかかります。

相手も会社ですから、なかなか簡単には借金残高を減らしてくれるようなことはありません。

それに、弁護士に依頼していない状態ではそもそも交渉の席についてくれないという場合もあるのです。

また、過払い金請求を自分でする場合、利息の計算のしなおしなど、かなり複雑なお金の計算をしなくてはいけないことが少なくありません。

頑張ったのに思ったような結果が出ないことが多いのも自分で対応する場合のデメリットになります。

任意整理を自分でやる場合のデメリット② トラブルになることも

「返済期限を後ろに倒してほしい」――そうお願いして借入先に了承をもらえただけで安心してしまう人は要注意です。

実は全額返済の請求をしないでいてくれているだけで、知らないうちに利息が「遅延損害金」という名前に代わっていたり、利率が倍以上になっていることもあるのです。

お金を借りる場合、一回でも借金の返済に遅れると「期限の利益を喪失する」という契約になっていることが少なくありません。

「期限の利益を喪失する」という言葉は、「借金残額ぜんぶを一括ですぐに払わなければいけない」という意味をもっています。

そのため、返済を待っていてくれているのは「いまのところは『今すぐ全部返せ』と言わずにいてあげる」という意味だけで、遅延損害金という違約金の発生はしている、ということもあるのです。

こういったトラブルは法的知識に通じていない限りいつでも起こり得ます。

そのため「気付いたら借金がびっくりするくらい増えていた!」ということもあるのです。

任意整理を弁護士に依頼する場合のメリット・デメリット

任意整理を自分でやろうとするのはデメリットが多いわりにメリットがないことがほとんど。

そこで頼れるのが任意整理に強い弁護士です。

任意整理を弁護士に依頼する場合のメリットとデメリットには何があるのでしょうか?

任意整理を弁護士に依頼する場合のメリット(1) 取り立てが止まる

任意整理を弁護士に依頼すると、借金の取り立てが止まります。

また、借入先との交渉や細々とした手続をすべて弁護士がやってくれます。

そのため、自分一人で悩んでいるときに比べ、生活が楽になるといえるでしょう。

任意整理を弁護士に依頼する場合のメリット(2) 後のトラブル防止にもなって安心

自分で借入先と交渉すると後々トラブルになったり、借金が増えていたということもありますが、弁護士に依頼すれば借金に関する後々のトラブルを防止することができます

また、過払い金などを払ってくれない貸金業者が相手になった場合でも、弁護士に訴訟の依頼をすることでほぼ確実に過払い金を取り戻すことができるのです。

任意整理を弁護士に依頼する場合のデメリット 費用がかかる

面倒なことを代わりにやってもらう以上、費用が掛かるのは仕方のない部分があります。

しかし、相見積りをとったり、自分の生活状況を話すことで、費用の相談に乗ってくれる弁護士もいるのです。

また、借金の取り立てが止まることで、任意整理の話し合いがまとまるまではいったん借金の返済をする必要がなくなるため、弁護士費用を払う余裕ができるということもあります。

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任意整理の費用は?任意整理の費用を抑える方法3選のまとめ

任意整理に興味があっても、費用のことを考えるとなかなか一歩踏み出せないというのが現状ですよね。

でも、借金を減らせたり、月々の返済額を減らすことができれば、弁護士費用を支払ったとしてもそれまでより生活に余裕ができるということも少なくありません。

任意整理を考えた場合は、利息で借金が膨れ上がる前に、早めに債務問題に強い弁護士に相談することがおすすめです。

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この記事の作成者

カケコム編集部