債務整理を弁護士に依頼するメリットは?費用や司法書士との違いは?

債務整理を弁護士に依頼するメリットって、なんだと思いますか?実は、債務整理を弁護士に依頼すると4つものメリットがあるんです。今回は、弁護士に債務整理を依頼するメリットとともに、弁護士に依頼するお金が…と悩んでいる方のために弁護士費用を抑える方法も説明していきます。

お金まわりの事故・トラブル(26)債務整理(12)
目次
 

債務整理を弁護士に依頼するメリットってなんだろう?

債務整理を弁護士に依頼するメリットって、なんだと思いますか?
 
実は、弁護士に債務整理を依頼すると、4つも大きなメリットがあるんです。
 
弁護士に債務整理を依頼する1番のデメリットは、お金がかかるということだと思います。
 
今回は、そのデメリットを少しでも減らすために、弁護士費用を抑える方法についても説明をしていきますね。
 
債務整理をしようか悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。

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債務整理とは

一口に「債務整理」とは言いますが、債務整理には3つの種類があります。
 
まずは、債務整理の種類について説明をしていきます。

任意整理

「任意整理」とは、貸金業者と話し合いをした上で和解をし、借金を整理する手続きのことをいいます。
 
貸金業者との話し合いでは、お金を借りた当時にさかのぼって利息制限法の上限金利(15~20%)に金利を引き下げて再計算をし(引き直し計算)、今まで払い過ぎていた金利の分を借金の元本に充当することで、借金の減額をはかります。
 
また、引き直し計算をし、払い過ぎていた金利を借金の元本に充当した結果、すでに借金の額以上を貸金業者に支払っていたという場合、その余剰分の返還を求めることもできます。
 
これを、いわゆる「過払い金」といいます。
 
どうして金利を払い過ぎることがあるんだろう?と疑問に思われるかもしれませんね。
 
これには、「利息制限法」と「出資法」という2つの法律が関係しています。
 
どちらの法律もお金を貸した際の金利について定めている法律なのですが、刑事罰の規定があるのは「出資法」だけなのです。
 
つまり「利息制限法」が規定する金利の上限(15~20%)を越えた金利を課していても、「出資法」が規定する金利の上限(29.2%)を越えなければ、民事上その金利が無効になるだけで、刑事罰は課されなかったのですね。
 
これを逆手にとって、利息制限法の金利上限を超えた金利を課した貸金業者がおり、このような業者からお金を借りていた人は、本来支払わなくてよい金利の支払いまでしていたということになります。
 
任意整理の際には、金利を今後支払わないという条項を和解の際に盛り込むことも原則として行われています。
 
また、任意整理では、減額した借金の元本のみを3年~5年程度の分割で返済するというのが一般的です。
 
つまり、借金の元本のみを3年~5年程度で分割返済できない場合には、任意整理を行うのは難しいといえます。
 
また、任意整理はあくまで貸金業者との和解に基づくものなので、一般の方が自分で行うのは難しいというデメリットもあります。

自己破産

任意整理ができないほど多額の借金があり、返済不可能となってしまった場合に、裁判所に申し立てをし、借金全額の免除をしてもらう法的な手続きです。
 
自己破産が認められるためには、「支払い不能」な状態になっていることを要します。
 
「支払い不能」とは、現在の資産や収入などから、全ての借金(債務)を返済することが不可能であろうという状態のことをいいます。

個人再生

個人再生も、自己破産と同じく裁判所に申し立てをして行います。
 
自己破産との大きな違いは、以下の2点です。
  • 借金を全額免除にはできない
  • 車や家などの不動産を売却しなくていい

個人再生では借金を全額免除にはできませんが、5分の1~10分の1に圧縮すことはできます。

また、自己破産とは違い、車や家などの資産を処分しないで行うことができますので、任意整理の対象ではないけれど、どうしても手放したくない資産があるという場合には、個人再生の申し立てをするという手段が考えられます。

債務整理を弁護士に依頼したら

債務整理を弁護士に依頼するとなったら、気になるのはやはり「お金」ですよね。
 
ここからは、実際にかかる弁護士報酬や、弁護士報酬をなるべく抑える方法を説明していきます。

弁護士に依頼(1) 弁護士報酬はいくらかかる?

任意整理を弁護士に依頼した場合の相場は、以下の通りです。
  • 着手金…20,000円/1社
  • 減額報酬金…減額した金額の10%
  • 過払い金返還報酬金(訴訟をしなかった場合)…回収金額の20%
  • 過払い金返還報酬金(訴訟をした場合)…回収金額の25%
  • 手数料…実費(交通費など)
これら全てのお金がかかるわけではなく、事案によってどの金額がかかるかは異なってきます。
 
例えば、過払い金の返還を求めることはできなかったが、借金の減額はされたという場合には、「着手金+減額報酬金+手数料」がかかることになります。
 
任意整理に対し、自己破産や個人再生は裁判所に申し立てる必要があるなど、専門性の高い仕事になるため、着手金として20~30万円程度かかるのが一般的です。
 
この場合の成功報酬は、借金が免除・圧縮された場合に限っている弁護士事務所が多いようですね。

弁護士に依頼(2) 弁護士費用を分割で払うことはできる?

全ての事務所で受け付けているわけではありませんが、多くの弁護士事務所が弁護士費用の分割払いを認めています
 
弁護士側も債務整理を依頼する依頼者が裕福ではないことをわかっているので、1度分割払いの相談をしてみるといいでしょう。

弁護士に依頼(3) 法テラスの利用で安く債務整理ができる

ここまでは一般的な場合の弁護士報酬について説明をしてきましたが、もっとお得に債務整理をする方法があります。

それは「法テラスの民事法律扶助(みんじほうりつふじょ)」という制度です。

民事法律扶助は、総合法律支援法に基づき設立された日本司法支援センター(通称法テラス)が行う公的な支援制度のことをいいます。

この制度を利用すれば、法テラスが弁護士費用を立て替えてくれますので、手持ちのお金がなくても債務整理を行うことができます。

また、民事法律扶助を利用した場合、着手金や実費の金額が規定されているため、この制度を利用しないときと比べると、かかるお金自体も大幅に減額できる可能性があります。

また、民事法律扶助を利用すると、成功報酬も一切かかりませんので、その点も安心ですね。

ただし、民事法律扶助の制度は一定以上の収入がある人の場合は利用できませんから、その点は注意が必要です。

具体的には、単身者であれば「月額182,000円」以上の収入がある人は、特段の事情がない場合には、法テラスの民事法律扶助の制度を利用することはできないとされています。

債務整理を依頼するなら弁護士と司法書士、どっちがお得?

債務整理は、弁護士だけでなく司法書士も一部することができます。
 
どちらに依頼をする方がお得なのでしょうか?

弁護士と司法書士との違い(1) 弁護士は扱える金額に上限がない

司法書士の場合は、借金額が140万円以下の場合に限り、依頼を受けることができます。
 
これは「司法書士法」という法律で定められているものなので、例外はありません。
 
これに対し、弁護士は借金がいくらあっても依頼を受けることができますので、借金の額が大きい人は、必然的に弁護士に債務整理を依頼することになります。

弁護士と司法書士との違い(2) 弁護士は自己破産や個人再生も行える

また、任意整理ができない場合は個人再生や自己破産を検討していくことになりますが、これらの申し立ては地方裁判所に対してする必要があります。
 
司法書士は、地方裁判所が管轄する事案に対しては代理人となることができないので、依頼者が自分で裁判所に出向き、裁判官と話をしなければなりません。
 
この点、弁護士であれば依頼者の代理人として様々な訴訟手続きを行うことができるので、手間や時間をかけずに自己破産や個人再生を行うことができます。

弁護士と司法書士との違い(3) 債務整理を依頼するなら弁護士がおすすめ

このように、弁護士は司法書士よりもできることが多いので、スムーズに債務整理をすることができます。
 
弁護士と司法書士の違いをまとめると、以下のようになりますよ。
  • 司法書士は140万円までの事案しか扱えない
  • 司法書士は自己破産や個人再生の代理人になれない

また、貸金業者と話し合いをするにあたっても、将来的に訴訟に持ち込める弁護士の方が力関係が強く、素直に和解に応じてくれるということもあります。

債務整理を依頼するなら、司法書士よりも弁護士がおすすめです。

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弁護士に債務整理を依頼するメリット

弁護士に債務整理を依頼すると、4つのメリットがあります。

1つずつ見ていきましょう。

弁護士に依頼するメリット(1) 督促がとまる

弁護士に債務整理を依頼すると、担当弁護士はまず相手の貸金業者に「自分が代理人となって任意整理を行いますよ」という通知をします。

このような通知が行われると、基本的には借金の取り立て(督促)が、一時的にとまります

一般的には、弁護士と貸金業者との間で和解が成立するまでは督促がくることはありませんので、激しい取り立てに困っているという方は、それだけでかなり心に余裕ができることもあります。

弁護士に依頼するメリット(2) 家族に内緒にできる

家族に秘密で借金をしてしまったという場合、もっとも避けたいのは家族に借金がばれてしまうことだと思います。

家族に借金がばれてしまう原因は、ほとんどが「貸金業者からの督促状」です。

担当弁護士から貸金業者に通知をしてもらえば、督促状が送られてくることもありませんので、家族に内緒で借金を減らすことができます。

弁護士に依頼するメリット(3) 時間と手間が軽減できる

債務整理を行うためには、貸金業者との話し合いをしたり、裁判所に申し立てを行ったりする必要があります。

また、任意整理の場合は引き直し計算を自分でしなければいけませんし、自己破産や個人再生では必要書類を集め、申立書の作成もしなければいけません。

このような手続きには時間も手間もかかりますし、精神的にも負担が大きくなることも。

弁護士はこれら全ての手続きを代理人として行ってくれますので、かなりの時間と手間が削減できます。

弁護士に依頼するメリット(4) 交渉力がある

弁護士は法律の専門家ですから、相手が法律に関する嘘を言ってきたとしても決して騙されませんし、毅然とした態度で話し合いをしてくれます。

また、いざとなれば訴訟を提起することもできます。

貸金業者もこのことはわかっていますから、一般の方が交渉をするよりも、弁護士が交渉をした方が素直に和解に応じてくれます

債務整理を日常的に行っている弁護士であれば、自分なりの交渉術を持っている人も多いので、安心して交渉を任せることができます。

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債務整理を弁護士に依頼するメリットは?費用や司法書士との違いは?のまとめ

「ただでさえお金がないのに、債務整理をするために弁護士にお金を払うなんて無理!」
 
そういう風に考えてしまう人がいるのも当然です。
 
しかし、弁護士費用は皆さんが思っているよりも高額ではありませんし、収入が少ない人であれば法テラスの民事法律扶助の制度を利用することもできます。
 
なにより、過払い金が戻ってくる可能性もありますので、債務整理をしたいと思ったら、1度弁護士に相談をもちかけてみて下さいね。

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この記事の作成者

カケコム編集部