相続で必要な除籍謄本とは|取り方は?手数料や委任状が必要?

除籍謄本って、どういう役割があるかご存知ですか?普段耳にしない言葉なので、全然知らないという方も多いのではないでしょうか。実は、除籍謄本は相続の際に使うかなり重要な書類なのです。相続を失敗しないためにも、しっかりとその役割と取得方法について勉強をしていきましょう。

日常の事故・トラブル(43)相続(12)
目次

除籍謄本ってなに?どこで貰えるの?

「除籍謄本」、普段使用する機会が全くない!という方の方が多いと思います。
 
そもそも、なんのために使用をするのかご存知でしょうか?
 
なんとなく役場で取得するんだろうな、というイメージはあるかと思いますが、どこの役場で取得するのかまで知っている人は少数派かもしれません。
 
普段使う証明書といえば「住民票」やせいぜい「戸籍謄本」くらいのものですから、「除籍謄本」について詳しくなくても当然です。
 
今回は除籍謄本とはなにか?どこで取得できるのか?をメインに解説をしていきます。
 
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除籍謄本の基礎知識

除籍謄本って、具体的にいえばなにが記載されているものなのでしょうか?
 
保存期間についても説明をしていきます。

除籍謄本とは

「除籍謄本」は「じょせきとうほん」と読み、その戸籍にもう誰もいませんよ、ということを証明するための書類です。

例えば、結婚をしたりその人は今までいた戸籍から抜けて、新しい戸籍へと移ることになりますよね?

また、誰かが死亡した場合、その人も今までいた戸籍から抜けることになります。

このようになんらかの原因で戸籍から人が抜けていき、最終的に戸籍に誰も残っていない状態になると、その戸籍は閉鎖されて戸籍簿からも削除されることになります。

このような閉鎖された戸籍のことを「除籍」と呼び、その写し(コピー)を除籍謄本と呼んでいます。

除籍謄本は相続の際に必要

除籍謄本は相続の際に必要とされていますが、これは、「本当にその人が亡くなったことがわかる書類を持ってきてくださいね」という意味で使われています。
 
先ほど除籍謄本は「その戸籍にもう誰もいませんよ、ということを証明するための書類」と説明をしましたが、被相続人(相続をされる側の人)の戸籍に配偶者や子どもが残ったままであれば、除籍謄本は存在しないので、注意が必要です。
 
その場合は、「被相続人が死亡によって戸籍から除籍されましたよ」という内容の戸籍謄本が必要になりますので、除籍謄本がとれない!と慌てないようにしましょう。

除籍謄本の保存期間

通常の戸籍は、除籍扱いになるまでは永久に保存されています。
 
これに対し、除籍謄本の場合は、除籍となった年度の翌年から150年間は保存されていますが、その後は破棄されてしまいます。
 
もっとも、150年以上あとにその人の除籍謄本を取得することはほとんど考えられないため、特に問題はありません。

除籍謄本の取り方

さて、ここからは実際に除籍謄本を取得する方法について解説をしていきます。

除籍謄本の取り方1:本籍地がある役場の窓口で取得

まず、1番簡単な除籍謄本の取得方法としては、被相続人の本籍地がある役場の窓口に出向き、除籍謄本をもらうという方法です。
 
ただし、委任状なしに除籍謄本を取得できるのは、「本人・配偶者・直系尊属(父母等)・直系卑属(子ども等)」に限られますので、注意してください。
 
窓口で除籍謄本を取得する際に必要な書類等は、以下の通りです。
  • 交付請求書
  • 窓口へ来た人の本人確認書類(運転免許所、パスポートなど)
  • 請求権限を確認できる書類
  • 手数料:750円/1通

交付請求書については、該当の役所のホームページなどでダウンロードできますし、窓口でもらうこともできます。

請求権限を確認できる書類とは、「私は本当に被相続人と親族関係にありますよ」という証明ができる書類のことです。
 
具体的にはあなた自身の戸籍謄本などがこれにあたります。

除籍謄本の取り方2:郵送で取得

本籍地が遠くてわざわざ窓口まで行けないという場合には、郵送で取得するという方法もあります。
 
郵送で取得する場合も、委任状なしに除籍謄本を取得できるのは、「本人・配偶者・直系尊属(父母等)・直系卑属(子ども等)」に限られますよ。
 
郵送で除籍謄本を取得する際に必要となる書類等は、以下の通りです。
  • 交付請求書
  • 住所が記載された本人確認書類の写し
  • 請求権限を確認できる書類
  • 手数料:750円/1通(定額小為替または現金書留)
  • 返信用封筒(住所記載済み、切符貼付要)

除籍謄本の取り方3:コンビニでは除籍謄本は取得できない

最近は、登録さえしておけばコンビニエンスストアで住民票をとることができるようになっているなど、わざわざ役所に行かなくても必要な書類を集められることがありますね。
 
しかし、残念ながら除籍謄本はコンビニエンスストアでは取得することができません
 
手間はかかりますが、郵送であれば現地に行かなくても除籍謄本を取得することができるので、そちらの方法を利用してください。

除籍謄本の取り方4:除籍謄本を代理で取得するときは委任状が必要

「本人・配偶者・直系尊属(父母等)・直系卑属(子ども等)」以外の人が除籍謄本を取得しに行くときは、この中のいずれかの人から、委任状を貰う必要があります。

除籍謄本は個人情報が記載されているものなので、委任状なしには絶対に取得することができません

気をつけましょう。

除籍謄本の取り方5:除籍謄本を取る際の手数料

除籍謄本の取り方のところで軽く説明をしてしまいましたが、除籍謄本を取得する際に必要な手数料は「1通あたり750円」です。

これはどの自治体で取得をしても変わることはありませんので、覚えておきましょう。

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除籍謄本に関する弁護士相談のメリット

除籍謄本を取得するに際して、弁護士に相談するメリットはあるのでしょうか?

弁護士に相談(1) 除籍謄本の取得を代理してくれる

実は、相続手続きに必要な除籍謄本には、1通で全ての情報が記載されているわけではありません。

そのため、被相続人の「出生から死亡までの全ての戸籍」を調べるためには、明治、大正、昭和、平成と時代の流れに伴って、いくつもの除籍謄本や原戸籍を取得する必要があります。

また、除籍謄本は今までも説明をしてきた通り、被相続人の当時の本籍地でしか取得できませんから、いくつもの除籍謄本を取得するには、それだけの手間がかかります

弁護士に依頼をすれば、そのような手間がかかる作業を全て代行してくれますし、「あの場所の除籍謄本を取り忘れた!」ということも起こりません。

普段なにかと忙しい人にほど、そのメリットは大きいといえるでしょう。

弁護士に相談(2) 法定相続人が確定できる

1つの除籍謄本や原戸籍に全ての情報が記載されているわけではないので、被相続人にあなたが知らなかった離婚歴があったり、子どもがいたりする可能性もあります。
 
被相続人の子どもは基本的には絶対相続人になりますから、これを見逃してしまうと、相続をやり直さないといけなくなることもあるのです。
 
弁護士に依頼をしておけば、法定相続人の確定に必要な除籍謄本や原戸籍をきちんと集めてくれますし、そこから誰が相続人なのか?も確定をしてくれます。
 
相続には気力や時間が多くかかりますから、1回で終わらせられるのは大きなメリットです。

弁護士に相談(3) 弁護士費用が心配なら

弁護士費用が気になるし、自分にあった弁護士が見つけられるか不安…と考えてしまう方におすすめなのが、トラブル解決プラットフォームであるカケコムです。

カケコムでは、自分の悩みをフォームに記入するだけで内容に適した弁護士を探すことができます。

また、カケコムでは無料で弁護士から連絡をもらうことができますので、費用の面でも安心です。

相続で必要な除籍謄本とは|取り方は?手数料や委任状が必要?のまとめ

除籍謄本は、「その戸籍にもう誰もいませんよ、ということを証明するための書類」です。

ですが、1通の除籍謄本で被相続人の出生から死亡までの全ての情報が記載されていることはほとんどありません

いくつもの本籍地から取り寄せる必要があるので、時間も手間もかかってしまいます。

また、除籍謄本は被相続人の死亡を証明するとともに、相続人の確定にも必要な書類です。

除籍謄本の見方はなかなかややこしいので、心配であれば弁護士に依頼をしてしまう方が賢いでしょう。

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この記事の作成者

カケコム編集部