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尾木ママも被害者に!Twitterなりすましに賠償請求できる? 

自分ではない誰かが、自分の名前と顔を使って発信する。気軽に情報を発信できる時代だからこそなりすましは恐ろしいものです。しかし、正体はわからなくてもその裏には必ず人がいます。泣き寝入りせずにしっかり立ち向かい、権利を回復しましょう。

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尾木ママ Twitterのなりすましが現れる

2023年4月、教育評論家として有名な尾木直樹さん 通称尾木ママと思われるTwitterアカウントが悪質な書き込みをしていると話題になったがこちらはなりすましであり、尾木さんはTwitterを一切利用していなかったようです。

参考:Yahoo!ニュース

尾木さんがなりすましについての注意喚起と法的措置を検討する旨をブログを発信した後、なりすましは謝罪をしアカウントは凍結されていました。ネット上ではなりすましを批判する声が大きいですが、有名人でなくともなりすましの被害は小さくありません。

なりすましアカウントを見つけたら?

TwitterやFacebookなどのSNSでアカウントを乗っ取られた!という場合、放置してはいけません。あなたの名誉が汚される可能性だけでなくSNSで繋がっている友達が詐欺被害に遭う可能性も考えられます。

今すぐ行うべき対処法

最初に行うべきことは、自分のアカウントでないことを表明することです。なりすましの恐ろしさは見た人が本物と勘違いしてしまうことにあるため、早めに行いましょう。

そして、TwitterやSNSの場合は、運営に報告することができます。なりすましに遭ったという証拠になるため、なりすましアカウントの投稿をスクリーンショットして保存することも重要です。こちらは弁護士へ相談する際にも役立ちます。

犯人に削除依頼をすることは効果的なのか?

削除依頼をして、従ってくれるなら初めから成りすましなど行わないと考えられます。法的措置の可能性を示すことでその場は解決するかもしれませんが、時間をおいて再発する可能性も考えられます。

乗っ取りの場合はセキュリティ強化を

成りすましアカウントが出現するだけでなく、あなた自身のアカウントが他人にアクセスされあらぬトラブルにつながる可能性もあります。乗っ取りはパスワードを変更や、2段階認証の設定といったセキュリティ強化で対策しましょう。

放置することのリスク

なりすましアカウントに対して何も対処しない場合、被害は深刻化する可能性があります。なりすまし犯人は、被害者のプライバシーや名誉を毀損するだけでなく、フォロワーへの違法行為をするかもしれません。

TwitterやSNSのなりすまし犯人を特定する方法

なりすましをやめさせるには、犯人の特定が必要です。相手が誰かわかれば、逮捕することや損害賠償の請求が可能になるでしょう。

弁護士に相談する

犯人の特定にはいくつかの手続きが求められるため、時間や労力を考えれば弁護士に依頼することがおすすめです。犯人を特定した後の法的措置についても弁護士に依頼することになると思われるので、やはり早期に相談することが良いでしょう。

IPアドレスの開示請求

なりすましアカウントを特定するために、まずはIPアドレスを開示請求します。請求先はSNSの運営でどのIPアドレスからアクセスされたのか特定できれば、その使用者がわかります。

プロバイダへの個人情報開示請求

インターネットの利用は、プロバイダとの契約となります。

そのため、IPアドレスが特定できたらプロバイダに対して個人情報開示請求をすることができます。しかし、プロバイダも個人情報を守らなければいけないため用意に個人情報の開示を許すことはできません。しっかり証拠を揃え被害を立証してください。自分だけで開示請求が難しければ弁護士の協力が必要になります。

なりすましを行った人間の法的責任は?

どのような罪になるか?

なりすましを行った人は、法律により、名誉毀損、侮辱、プライバシー・肖像権侵害などの罪に問われることがあります。これらの罪に問われるためには、相手に対して不利益を与えたり、社会的評価を低下させるなど、何らかの被害が発生している必要があります。

名誉毀損

名誉毀損とは、ある人の名誉・信用を傷つけることです。公然と事実を摘示することが条件となるためただ悪口を書かれただけではそれに当たりません。一方で事実とは事柄を指すため嘘であっても名誉毀損が成立する可能性があります。

侮辱

侮辱罪とは、名誉毀損とは異なり具体的な事実の伴わずに相手を傷つけた場合に成立する可能性があります。

民事責任はどうなる?

もしもなりすまし被害を受けた場合、不法行為に該当すれば損害賠償を請求することができます。具体的な賠償額は被害によるため、やはり客観的な立証が求められます。

  • 名誉毀損や侮辱の場合:被害者の社会的信用の低下と精神的苦痛によって受けた損害額
  • プライバシー・肖像権侵害の場合:権利侵害についての損害・精神的苦痛

まとめ

自分ではない誰かが、自分の名前と顔を使って発信する。気軽に情報を発信できる時代だからこそなりすましは恐ろしいものです。しかし、正体はわからなくてもその裏には必ず人がいます。泣き寝入りせずにしっかり立ち向かい、権利を回復しましょう。

現在進行形で無視できない被害を受けているなら、カケコム弁護士ネット予約で今すぐ弁護士へ相談しましょう。

 
 
 
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