年金の差し押さえまでの流れと支払いが難しい場合の対処法を解説
年金を滞納したままでいると、財産が差し押さえられてしまう可能性があることを知っていますか?本記事では、年金を滞納するとどうなるのかや、支払いが難しい場合の対処法について解説します。

年金を支払わないでいると財産が差し押さえられる?
「生活が苦しい」「年金を収めたところで受け取れるかわからない」といった理由から、年金を支払わない方は一定数います。年金を支払わないでいると、その後の生活にどのような影響があるのでしょうか?
国民年金保険料を支払わない場合、将来受け取れるはずの年金が受給できなかったり、受取金額が少なくなってしまいます。また、病気や怪我などで障害を負った際には、障害年金の支給が認められない可能性もあります。
収入があるにもかかわらず滞納が続くようなら、財産の差し押さえもあり得るでしょう。
差し押さえについては、以下のようなものが対象になります。
- 給料の最大4分の1
- 銀行預金
- 自宅などの不動産
- 自動車
- 生活必需品以外の動産
- 有価証券などの債権
また、差し押さえの際には、世帯主や配偶者の財産も対象になる可能性もあります。自分だけの問題では済みませんので、注意が必要です(国民年金法88条2項、3項)。
国民年金法88条(保険料の納付義務)
2. 世帯主は、その世帯に属する被保険者の保険料を連帯して納付する義務を負う。
3. 配偶者の一方は、被保険者たる他方の保険料を連帯して納付する義務を負う。
年金の支払いが難しい場合の対処法
失業などの経済的な理由で年金の支払いが難しい場合には、国民年金保険料の免除・納付猶予申請を行うことをおすすめします。免除・納付猶予申請が認められた際には、過去2年間に渡る国民年金保険料を、全額や4分の3、半額、4分の1に減額してもらうことが可能です。
学生のための納付特例制度や、産前産後の期間の免除制度を選ぶこともできます。
免除が認められた分の国民年金保険料は、経済的な余裕が生まれた後に支払うことも可能です。
まとめ
国民年金の滞納は、最悪の場合自分だけでなく家族にまで迷惑をかけてしまう可能性があります。
国民年金の支払いが難しい場合は、年金の免除や納付猶予などの制度がありますので活用するようにしましょう。
また、借金問題などを抱えている場合は、債務整理を行うことで返済の負担を減らせる可能性があります。弁護士に相談することで、借金の負担を減らせる可能性がないかやどういった制度が利用できるかなど、アドバイスをもらうことができます。
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