リボ払いの借り換えをするメリットは?借り換えをした方が良いケース等を弁護士が解説
リボ払いの借り換えをするメリットは、新たに借りたカードローンの方が利息が低い場合には、毎月の支払金額が減額できたり、同じ支払うにしても総額が減額したり、期間が短縮するという点です。この記事では、リボ払いの借り換えをするメリットや、借り換えをした方が良いケース・しないほうが良いケース、借り換え時の注意点等を弁護士がわかりやすく解説します。

「利息を考えず、リボ払いを使いすぎてしまった」
「リボ払いの残高が一向に減らず、借金が一向に減らずに困っている」
という方は、ぜひ一度弁護士にご相談ください。
弁護士にご相談いただくことで、下記のようなメリットを得られる可能性があります。
弁護士に相談するメリット
・返済不能な状況でも、あなたの場合、どのような返済手段が取れるのか教えてくれる。
・それぞれの返済手段のデメリットについても詳しく教えてくれる。
・家族等に知られずに借金を返済したい場合も、サポートしてくれる。
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リボ払いの借り換えをするメリットとは?
リボ払いとは、クレジットカード(主にショッピング)の返済の場合に、毎月の返済額を一定額にして、利息を含めた金額を支払っていくものです。
毎月の返済額が一定額になることから、返済するお金の予測がつきやすく、準備しやすいことと、購入の後から設定できることから、利用する人は多くいます。
しかし、リボ払いの場合、返済額によっては、支払っている金額のほとんどが利息に充当されてしますので、元本がなかなか減りません。
元本が減らない以上、各月に発生する利息もなかなか減りません。
そのような場合に、リボ払いの返済先とは別のカードローン等で、リボ払いの残額に相当する金額を借入れて、リボ払いの返済先には一括で返し、その後はカードローン会社に支払うという方法があります。
これをリボ払いの借り換えと言います。
リボ払いの借り換えをした場合、新たに借りたカードローンの方が利息が低い場合には、毎月の支払金額が減額できたり、同じ支払うにしても総額が減額したり、期間が短縮します。
これがリボ払いの借り換えのメリットです。
リボ払いの借り換えをした方が良いケース
リボ払いの残額が大きかったり、利率が高かったりして、支払っても元金がほぼ減らないようなケースは、借り換えを検討したほうがいいといえるでしょう。
また、複数のカード会社にリボ払いで返済している場合には、まとめて一つの金融機関で借り換えるほうが、手数料の削減になりますし、何より手間が減りますので、借り換えをしたほうがいいでしょう。
リボ払いの借り換えをしない方が良いケース
リボ払いの金額が大きくなく、返済の終了が見えている場合には、リボ払いの借り換えをしないほうがいいと良いでしょう。
また、資金に余裕があって一部でもまとめて支払えるような場合(ボーナスの時は支払える等)は、利息が減りますので、あえて借り換えをするメリットはないと言えます。
リボ払いの借り換えをする際の注意点
続いて、リボ払いの借り換えをする際の注意点をいくつかご紹介します。
リボ払いの借り換えには審査がある
リボ払いを支払うために、新しく別の金融機関から借り入れをすることになりますので、借入れに伴う審査があります。
ですので、収入やこれまでの借入れ状況によっては、審査が通らず、借りられないこともあり得ます。
借り換え先によっては年率及び返済総額が下がらないことがある
借り換え先の年率をよく見ておくことが大切です。
利率がリボ払いの場合と同じ場合や、毎月の返済総額が同じ場合は、下がらないこともあります。
少額なら借り換えより繰り上げ返済等の方が早い可能性がある
少額の場合は、借り換える手間や借り換えた後の利息を考えると、繰り上げ返済をして完済したほうが早い可能性があります。
再びリボ払いを安易に利用しない
リボ払いの借り換えをしたときには、借り換えた後の債務を支払うことになりますが、元のリボ払いで利用していたカードも利用できるために、再度リボ払いを利用して買い物をしてしまうことがありえます。
しかし、リボ払いが大変だからこそ借り換えたのですから、再びリボ払いを利用することについては良く検討してほしいです。
借り換え先への返済もしながら、リボ払いの返済をすることは、生活をますます苦しくなることがほとんどです。
リボ地獄に陥っているなら債務整理も検討しましょう
リボ払いをしているが、まったく終わりが見えない…というような場合には、債務整理を検討することも一つの方法です。
債務整理のほうが利息を減額できることや、毎月の支払額を低額にすることができる場合もあります。
ただ、再度借入れたり、別のカードを作成するときに審査で落ちることがあります。
ですので、支払が難しい状況について良く考えてみることが大切です。
リボ地獄で不安なことは弁護士への相談がおすすめ
リボ払いで苦しい場合、また不安な場合は、お気軽に弁護士に相談してみてください。
自分の金銭感覚を直す必要があるのか(直せばなんとか支払えるのか)、やむを得ない事情で収入が下がったので支払いが難しくなったのか、これから収入があがる可能性があるのか等の事情を考慮して、できうる法的方法をアドバイスします。
思ってもみないところに原因や解決策があることもあります。
悩んでいるなら、まずはお気軽にご相談ください。
伊奈弁護士からのメッセージ
リボ払いで苦しんでいるから借り換えることには、実は反対です。
そもそも、リボ払いにした時点で、自分が支払える余裕がないショッピングをしていることが多いのです。
そして、借り換えた場合に、借り換えた先の返済をしながら、結局元のカードローンや消費者金融から借り入れをして、結果債務が増えた、というご相談者のお話をお聞きしたのは、一人二人ではありません。
人は、お金がないときは、辛く苦しいものです。ですので、目の前に、使えるお金があるときは、そのお金が、自分の稼いだお金なのか、借り入れしたお金なのかの違いが小さくなってしまい、ついつい、借入れて使ってしまうことはあります。それを責めることはしたくありません。
でも、やはり支払えないという状態になります。
ですので、そのような状態にならないように、防げるものは防いだほうがいいと思っています。