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カードローンの解約と完済はどう違う?信用情報への影響や手続き方法を徹底解説

カードローンの解約と完済はどう違う?信用情報への影響や手続き方法を徹底解説

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カードローンを完済して一安心と思ったものの、実はその後に解約手続きをするかどうかで迷っている方も多いです。

借り入れ残高をゼロにすればそのまま放置していても問題ないように見えますが、利用枠が残っていることにはメリットとデメリットがあります。将来のローンや信用情報に影響する場合もあるため、完済と解約の違いをしっかり理解しておきましょう。

なお、完済しても契約そのものが終了していないと、信用情報には「利用可能枠あり」として残る点に注意が必要です。

また、完済の事実が信用情報に反映されるまでには数日〜1か月程度かかる場合もあるため、解約手続きと合わせてスケジュールを見通しておくと安心です。さらに、金融機関によっては解約証明書を発行してもらうことができ、住宅ローンなどの審査で提出を求められる場合もあります。

必要に応じて必ず確認しておくと良いでしょう。

そもそもカードローンの完済と解約の違いとは

そもそもカードローンの完済と解約の違いとは

カードローンを利用していると、「完済すれば終わり」というイメージを持つ方が多いです。

しかし実際には、契約自体を終了させる「解約」という段階を踏まない限り、利用可能枠が残るケースがあります。将来的に再度借りられる便利さがある一方で、見えづらいリスクも含まれます。

まずは両者の意味合いを押さえ、混同しないようにすることが大切です。

カードローンの完済とは残高をゼロにすること

契約は残っているので「借りようと思えば、借りられる」状態です。

カードローンの完済とは、借り入れ残高をすべて支払い終えてゼロにすることです。

月々の返済を続け、定められた利息を含めた返済額を全額支払えば完済になります。消費者金融系カードローンの場合、実質年率は3.0%から18.0%程度が相場で、完済時期が長引くほど利息負担が増える点が特徴です。

この完済によってローン残高は消滅しますが、契約自体が終了するわけではありません。

返済が完了していても利用限度額が0円になるわけではなく、借り入れをするかどうかは引き続き利用者の判断に委ねられます。特に返済終了後に再びお金が必要になったとき、同じカードローンを使えば新規の審査が不要な場合もあります。

また、完済した事実は信用情報に「返済完了」として記録されます。

これは金融機関に対する返済能力の実績として評価されやすい点が挙げられます。長く利用していた場合、きちんと返済を終えたという実績は、今後他のローンを組む際にプラスに働く可能性があります。

つまり、完済とは単純に借り入れ残高を0にする行為であって契約終了とは異なる点が重要です。

カードローンの解約とは契約自体を終了させること

「契約自体が終わる」ということで、また利用するには再度の申し込みが必要です

一方、カードローンの解約は契約関係を正式に打ち切ることを意味します。

完済した状態でカードローン会社へ解約の意思を伝え、所定の手続きを踏むと契約が終了し、利用限度額も消滅します。通常、解約をすることで再度借りられなくなるため、急な出費が発生しても再契約の手続きが必要になります。

解約した場合、信用情報には「解約済み」のステータスが残ります。

過去に支払い遅延などがなければ、きちんと返済を終えて解約した事実がポジティブに評価されることがあります。銀行や他の消費者金融で新規のローンを検討する際、不要な利用枠を持っていないことは返済能力を高く見せる要素にもなります。

リボ払いがセットになっているクレジットカードなどでは、利用可能枠が消滅しない限り再び利用できるため、安易に解約しないほうが助かる場面もあるかもしれません。

とはいえ、最新のリボ払いは上限金利が15%~18%前後と高いケースが多いので、残高を繰り返し残すと利息負担が増えます。

つまり、解約はもう使わないと決断して契約関係自体を完全に終了させるための手続きです。

完済のみでは利用可能枠が残る点に注意

もう使う可能性がない場合は、解約してしまいましょう

借り入れ残高がゼロになれば、それ以上の返済負担はありません。

しかし、解約をしない限りはカードローン会社側に「利用枠」が残ったままになるケースが通常です。限度額が残っていると、思わぬタイミングでまた借り入れをしてしまい、返済額が増える恐れがあります。

この利用可能枠は信用情報にも記載され、他のローンを新たに申し込むときに「まだ借りられる枠がある人」と判断される場合があります。

その結果、返済能力が低いとみなされ、希望する額や条件で融資を受けにくくなるリスクも否定できません。利用予定がないカードローン契約をそのまま保持するメリットは、いざというときの迅速な借り入れくらいです。

一度解約すると同じカードローンを再利用する際に再度審査が必要になりますが、将来のローン審査を有利に進める面もあるため、完済だけで良いか解約すべきかは慎重に判断したほうが良いです。

つまり、完済だけで安心せず、必要がなければ解約して枠を消すことも視野に入れる必要があります。

カードローンを解約するときと完済だけで放置するときのメリットとデメリット

項目 完済後に解約する 完済のみで継続する
メリット ・利用可能枠が消滅し、借り過ぎを防止できる
・信用情報が「解約済み」として記録され、他社ローンの審査で好印象に
・今後大きなローンを組む際、不要な枠を持たないため返済能力を高く見せやすい
・いざという時にすぐに借りられる安心感がある
・完済実績が残っており、新たな審査を通さず借り入れできる
・再度申し込む手間がかからない
デメリット ・急な資金ニーズ時に再契約が必要
・再契約の審査で通らないリスクや、金利条件が変わる可能性がある
・利用可能枠を持ち続けることで「まだ借りられる人」とみなされ、審査に不利になる可能性
・使うつもりがなくても、つい借りてしまう誘惑が残る
・総量規制の影響を受けやすくなる

完済後に解約する場合と、完済しただけで契約を継続する場合には、それぞれ別のメリットとデメリットがあります。

信用情報や利便性、さらに心理的な安心感も含めて比較すると、どちらが自分に合う選択かが見えてきます。ここからは、両者の長所と短所を整理したうえで判断材料を確認していきましょう。

解約するメリットとデメリット

完済後に解約する最大のメリットは、カードローンの利用枠が消滅することで過剰な借り入れを防げる点です。

契約を維持したままだと、思わぬ出費で再び借りてしまう可能性が残りますが、解約すればその心配がなくなります。また、解約情報が信用情報に反映されることは「きちんと返済を終了させた」という証明にもなり、他社ローンを利用するときに好印象を与えます。

つい借りてしまう人は「もう借りられない」という状態を作ってしまいましょう

一方のデメリットとしては、急な資金ニーズに対応する際、解約後は再度新規申込から行わないといけないことが挙げられます。

すぐに審査が通らなかったり、金利条件が悪くなったりするケースもあり得ます。せっかくの利用枠を手放すことで「いざというとき」の選択肢が狭まる側面もあります。

結局のところ、解約は過度な借り入れリスクを減らす一方で、緊急時の即時借り入れ機会を失うトレードオフがあるといえます。

完済のみで放置するメリットとデメリット

完済後も契約を継続するメリットは、必要になったときにすぐに借りられる点です。

完済して利用実績があるカードローンなら、通常の利用枠内で新たな審査は不要になることが多いです。急にまとまったお金が必要になったときに、すぐに対応できる安心感を得られます。

ただし、利用可能枠を持ち続けることは、つい借りてしまうリスクがある点と、他のローンやクレジットカード審査で不利に働く恐れも否定できません。

カードローンの限度額が残っていると「この人はまだ借金できる余地がある」と判断され、利用額はゼロでも返済能力を低く見られる場合があります。

また、新たにクレジットカードを作る際などに、総量規制の観点から融資額に影響するケースもあります。さらに、リボ払いと合算して考えると金利負担が大きくなる可能性もあるため、常時利用枠を持つデメリットもしっかり把握しておく必要があります。

つまり、完済して契約を残す行為は利便性が高い一方で、不要な信用リスクを抱え続けるという面もあります。

信用情報への記載内容と今後のローン審査に与える影響

「また借りるかもしれない」場合は完済
「もう借りることはない」場合は解約がおすすめです

信用情報には「返済状況」と「契約状況」が記載されます。

返済が滞った履歴がなく完済した場合は、ポジティブな実績として残ります。しかし、契約がそのままで利用可能枠が残っていると、将来的に新しくローンを組む際に「既存の借り入れ枠がある」ことが考慮される可能性があります。

逆に完済と同時に解約してしまえば、「解約済みで現在は借り入れなし」という状態になります。

ローン審査では「他社で何円まで借りられる枠があるか」が重視されるため、その意味では解約済みのほうが返済能力を高く見せやすいといえます。特に住宅ローンや自動車ローンのような大きな資金を必要とする契約では、枠の有無が最終的な借入可能額に響く場合もあるので要注意です。

ただし、過去に長期延滞などの事故情報がある場合は、解約しても信用情報からの削除には一定期間が必要になります。

何よりも大切なのは、日常的な遅延なく計画的に返済し、良好な履歴を積み上げることです。

結論として、完済と解約をどう選ぶかは自分の今後のローン計画や信用情報の状態で左右されます。

カードローンの解約を選ぶか完済のみでキープするかを判断するポイント

カードローンの解約を選ぶか完済のみでキープするかを判断するポイント

解約と完済のどちらも、一長一短があるため決断は簡単ではありません。

特に金利やリボ払いの状況、今後の借り入れ予定、さらには日々の生活スタイルまで考慮しないと、かえって不便や損失を招く可能性があります。

以下のポイントを確認しながら、最適な選択を探してみましょう。

金利負担やリボ払いの利用状況を踏まえて検討する

金利が高いものから返していきましょう

利息コストを少しでも減らしたい場合、カードローンの契約を続けるかどうかの前に、リボ払いの残高を優先して整理することが重要です。

最新のリボ払いサービスでは、年率15%~18%と高い利息がかかる場合があり、毎月の返済額が少ないと返済期間が長期化して総支払額が増える傾向があります。もしカードローンの金利がリボ払いより低いなら、リボ払いを完済しつつ、カードローン枠を残しておく選択も一案です。

一方、カードローンの利息が高めで、利用機会がほとんどないなら、早めに解約しておいたほうが心理的にも経済的にも安心できます。

また、一括返済をしたい場合は事前にコールセンターで正確な残高を確認し、ATM手数料やネットバンキングの利用可否を確認しておくとスムーズです。

つまり、リボ残高やカードローンの金利を比較し、費用を抑えたいなら返済優先順位を見直してから解約や継続を検討します。

今後の借り入れ予定や緊急時の備えを加味する

蓄えがあるなら解約してOK
万が一に備えたいなら契約は残しておきましょう

近い将来に大きな借り入れを予定している場合、余分な利用枠を消しておくほうが審査で有利になることがあります。

住宅ローンや自動車ローンなどの申込時には、既存の借り入れ状況が総合的に判断されるため、カードローンを解約しておけば「借り入れ枠を持たない人」と見なされます。

逆にしばらくローン審査を受ける予定がなく、たまに突発的な資金需要が起こる可能性が高いなら、完済だけでキープしておくのも選択肢です。新たな審査を通さずに即日融資を利用できる安心感は大きいです。ただし、その分だけ「無駄遣いしない意志」が必要になります。

どちらを選んだとしても、最終的には今後のライフプラン次第です。

転職や引っ越し、結婚や子育てなど大きな変化が予想される場合は特に、資金計画や緊急時の備えを見極めたうえで判断すると失敗を減らせます。

要するに、将来の融資計画と万が一の出費リスクを秤にかけながら解約か継続かを決めるのが得策です。

生活スタイルや返済負担を考慮して最適なタイミングを見極める

「借りられる状態だと、不必要に借りてしまう」タイプの方は解約の方が良いかもしれません

カードローンを解約すると「借りられなくなる」という心理的負担もあります。

一方で契約を維持したままだと、再び借り入れできる余裕があることで無計画な出費につながる懸念もあります。自分の浪費傾向や家計管理のスタイルに合わせて、どちらがベターかを見極めることが肝心です。

例えば家計簿をしっかり付けて支出を管理している人なら、必要ないカードローンを維持し続けるメリットは少ないかもしれません。

逆に毎月の生活費が不安定で、突然出費が重なるリスクが高いなら、ある程度の利用枠を確保しておいたほうが安心材料になります。また、完済したタイミングは金銭感覚が緩むこともあります。

せっかく完済まで苦労したのに、契約が残っているがゆえに再び借金を作ってしまう例もあるため、解約タイミングは冷静に判断するのがおすすめです。

最終的には、自分の生活パターンと金銭管理能力を踏まえ、解約または継続の最適な時期を選ぶことが重要です。

主なカードローンでの完済後に解約する方法

比較項目 アコム プロミス アイフル
金利(年) 3.0~18.0% 3.0~17.8% 3.0~18.0%
無利息期間 初回契約の翌日から30日間 初回借入の翌日から30日間(利息分キャッシュバック) 初回契約翌日から最大30日間
解約申込方法 ・電話(総合カードローンデスク)
・店頭窓口
・電話(コールセンター)
・店頭窓口
・電話(フリーダイヤル)
・店頭窓口
・郵送(書類の取り寄せ)
解約時に
必要な書類
・本人確認書類
・契約カード(返却もしくは破棄)
・本人確認書類
・契約カード(返却もしくは破棄)
・本人確認書類
・契約カード(返却もしくは破棄)
解約証明書 電話・店頭で発行依頼可能 解約完了時に相談すれば発行可 電話や店頭で申し出れば発行可
主な特徴 ・最短20分融資対応
・在籍確認の電話連絡が原則なし
・完済後、電話か店頭で解約手続き
・上限金利がやや低め(17.8%)
・完済後はコールセンターへ電話
・無利息期間が実質30日間
・最短18分で融資可能
・郵送での解約手続きにも対応
・「解約証明書」の発行依頼可

実際にカードローンを解約する場合、利用している金融機関ごとに手順が異なります。

大まかな流れは「完済→解約申込→書類のやり取り→正式に解約完了」というステップですが、電話や店頭、インターネットなど利用できる方法はそれぞれ違います。

以下では代表的な消費者金融での手続きの流れを紹介します。

アコムで完済後に解約する手順

アコム

項目 内容
金利 年3.0%~18.0%
無利息期間 なし
申込~融資まで 30日間無利息
在籍確認 原則確認の電話なし
備考 Webで申込完結(契約書の郵送なし)、カードレスで借入可能

アコムでの解約は、まず完済した状態でアコム総合カードローンデスクまたは店頭窓口に連絡を入れることから始まります。

返済残高をゼロにした上で、解約を希望している旨を伝えると、解約書類を取り寄せまたは店頭で直接受け取ることが可能です。書類に必要事項を記入したら、本人確認書類とともに返送するか店頭で提出します。

すべて問題なく処理されれば正式に解約完了となり、カードは利用できなくなります。

電話連絡が難しい方は店頭窓口で直接申し出る方法もありますが、身分証明書やカードを忘れずに持参してください。アコムの場合、完済するまでリボ払い形式で返済することが多いですが、全額繰り上げ返済も可能です。

最新の金利は3.0%~18.0%の範囲で適用され、利息を少しでも抑えるためには早めの繰り上げ返済が有効です。

完済後、再利用の予定がなければ早めに解約まで済ませておくと安心できます。

アコムの解約手順は完済から書類提出までスムーズに行えば、数日で契約終了に至るのが特徴です。

プロミスで完済後に解約する手順

プロミス

項目 内容
金利 年3.0~17.8%
無利息期間 30日間無利息
申込~融資まで 最短3分
在籍確認 原則確認の電話なし
備考 Webで申込完結(契約書の郵送なし)、カードレスで借入可能

プロミスでは、完済後にコールセンターへ電話をかけると解約手続きに必要な案内を受けられます。

店頭や自動契約機を利用している場合でも、まずは電話連絡で必要書類の準備を確認すると進行がスムーズです。基本的に、本人確認書類とカードが必要になる点は他社と共通しています。

プロミスも他の大手消費者金融と同様に、リボルビング方式の返済が主流です。

上限金利18.0%の範囲内で利用することが多いため、利息を減らしたいなら繰り上げ返済を活用して完済を早めると効果的です。完済後、すぐに解約するか迷う場合は、コールセンタースタッフに相談するとアドバイスを得られます。

解約が完了した時点でカードは利用不可となり、信用情報には解約済みとして記録されます。

再び利用したい場合は新規申し込みが必要ですが、過去の利用実績や返済状況が良好な場合は、審査にプラスに働くことがあります。

プロミスで完済後に解約する流れは電話連絡が基本となり、店頭や郵送での手続きも柔軟に対応可能です。

アイフルで完済後に解約する手順

アイフル

項目 内容
金利 年3.0%~18.0%
無利息期間 最大30日間利息0円
申込~融資まで 最短18分
在籍確認 原則確認の電話なし
備考 Webで申込完結(契約書の郵送なし)、カードレスで借入可能

アイフルでの解約手順も大まかな流れは同様です。

まずカードローン残高を完済し、専用のフリーダイヤルへ電話して解約を申し出ます。必要書類が案内されるので、本人確認書類を準備しつつ、必要に応じて店頭窓口へ出向くか、郵送で対応する形になります。

アイフルもリボ払い方式を採用し、金利は3.0%~18.0%となっています。

返済の遅延などがなければ、スムーズに解約できることが多いです。完済後は電話口で「解約証明書」の発行を依頼することもできますので、手元に証明書を残したい方は忘れずに申し出ましょう。

店舗が近くにない、あるいは忙しくて行けない場合でも、郵送手続きが可能なのは利便性の高さといえます。

解約後は再契約を希望しても、改めて審査を受ける必要がある点は他社と同じです。

アイフルでは電話・店頭・郵送で柔軟に解約手続きが可能なので、完済後は早めに連絡して手続きを進めましょう。

リボ払いとカードローンの併用は危険?金利負担を減らすための返済・見直し戦略

リボ払いとカードローンの併用は危険?金利負担を減らすための返済・見直し戦略

カードローンを利用しつつクレジットカードのリボ払い残高があると、両方の返済が同時進行になりやすいです。

その場合は特に利息負担が大きくなるため、どちらを先に片付けるかを検討する必要があります。リボ払いが残っている中でカードローンを完済しても、まだ金利コストは続くので注意が必要です。

リボ残高とカードローン残高を併せて把握する必要性

  • リボ払いとカードローンを併用すると、金利負担が重なりやすい
  • 現在の残高や金利を一覧化して、支払額を把握することが重要
  • 全体の借入状況を見える化し、完済や対策を計画的に進める必要がある

リボ払い残高とカードローン残高を併せて考えないと、利息負担や総支払額が膨れ上がってしまいます。

クレジットカードのリボ払いは毎月の返済額が一定に見えても、残高が多い間は高金利がずっとかかり続ける特徴があります。カードローンも同様に利息が発生しますが、リボ払いとダブルで抱えると金利を二重に負担することになります。

多重債務状態を避けるためにも、まずは現在の金利や残高を一覧にして、月々いくら支払っているのかを明確にしましょう。

なかなか返済できない人の多くが「いくら借りているか」を把握できていません

リボ払いの場合、キャッシング枠なのかショッピング枠なのかによっても金利が異なるため、どのような負担がどこにかかっているかを正確に把握することが大切です。

リボ払いの年率15%~18%が適用されている場合、カードローンの金利と比較しても大差がない、もしくはリボ払いのほうが高い可能性もあります。完済や解約の判断には、両方の残高を踏まえて計算する必要があります。

まとめると、リボとカードローン両方を利用している場合は、全体の借り入れ額と金利負担を見える化してから対策を考えることが重要です。

高金利になりやすいリボ払いを優先して完済する考え方

  • リボ払いは金利が高くなりやすいため、優先して完済するのが得策
  • 余裕があればカードローンも繰上返済し、利息負担を軽減する
  • 返済を一本化することで家計管理もしやすくなる

リボ払いは利用限度額の範囲で繰り返し買い物ができる利便性がある反面、返済総額が把握しにくいために負担がかさんでしまいやすいです。

カードローンと比べても返済システムが複雑なケースがあり、リボ払いのほうが実質的に高金利になることも少なくありません。

そのため、金利負担を減らす観点ではリボ払いを優先的に完済し、余力があればカードローンの繰り上げ返済も進めるのが賢明です。特に大手カードローンの場合は繰り上げ返済手数料が無料のケースも多く、利息を少しでも減らすチャンスがあります。

余裕がある時にどんどん返済しましょう

毎月ギリギリの返済額で長期にわたって払い続けるよりも、余裕があるときに一気に返してしまうほうが総支払い額は減ります。

両方の借り入れを並行して返済していると家計管理が複雑になりやすいため、どちらかを先に完済して返済負担を軽くする考え方がおすすめです。

要は、金利が高くなりがちなリボ払いから優先して整理し、カードローンも合わせて返済を進めるのが得策です。

リボ払い完済後のカードローン借り換えで金利負担を軽減するポイント

たとえ1%でも、金利が安くなれば負担が減ります

リボ払いを完済できたら、次に考えたいのがカードローンの金利を見直すことです。

もし現在のカードローンの金利が高いと感じるなら、銀行系カードローンや他社の低金利プランへの借り換えを検討するのも手段の一つです。銀行系カードローンは上限金利が14%前後の場合もあり、総支払額を抑えられる可能性があります。

ただし、借り換えには新たに審査が必要です。

その際、リボ払いを完済し、カードローンの返済状況が良好であれば、審査に通りやすくなることがあります。利用履歴に遅延や延滞がないこと、安定した収入があることなどが審査で重視されるため、日頃の返済管理が鍵になります。

一度に複数のローン申込を行うと「申込ブラック」と見なされる場合もあるため、リボ払い完済→カードローン借り換えという順序で落ち着いて進めるのが望ましいです。

結局のところ、リボ払い完済後はカードローンの借り換えでより低金利を目指し、返済負担を軽減する道が開けます。

完済後に再契約を検討する際の注意点

完済後に再契約を検討する際の注意点

一度完済すると、気持ちの上では「もう借りる必要がない」と考えがちですが、生活環境が変化すると再び資金が必要になることもあり得ます。

再契約を検討するなら、以前の利用実績や審査要件をどう捉えるかが重要です。きちんと返済した履歴がプラスに働く半面、収入や勤続年数など新たにチェックされる要素もあります。

完済履歴がプラスに働くケースと審査で見られる要素

「信用に値するか」を総合的に判断されます

過去にカードローンを契約して完済した履歴は、金融機関から見ると「この人は借りたお金をきちんと返した」という実績として評価されることがあります。

特に延滞履歴がない場合はプラス要素です。同じ会社で再契約する場合、過去の利用履歴が参考にされることもあり、比較的スムーズに審査を通過できる可能性があります。

ただし、過去の収入状況と現在の収入が大幅に変わっている場合は、再審査で限度額が下がることや、場合によっては審査落ちになるリスクも考えられます。また、引っ越しや転職が多い人は生活が安定していないと見なされる場合もあり、総合的な判断となります。

完済履歴が評価される一方で、現在の信用情報や他社の借り入れ状況も同時に審査対象です。

以前より他社のローンが増えていたり、クレジットカードの支払いでトラブルを起こしていたりすると、完済履歴だけではカバーしきれないこともあります。

つまり、完済実績は有利な材料になる一方で、再契約時には総合的な信用力が改めて審査されます。

増額審査を狙う際は収入証明書類の準備が大切

審査に有利になりそうな書類は全て用意しましょう

再契約ではなく、現在のカードローン契約で限度額の増額を希望する場合も、審査の要点はほぼ同じです。

収入がアップしていること、勤続年数が長くなっていることはプラス材料となりますが、その証明として給与明細や源泉徴収票、確定申告書などの提出を求められます。

特に限度額が50万円以上になる場合、または他社との合計借り入れが100万円以上になる場合などは、収入証明が義務付けられるケースが多いです。完済実績があり延滞の記録がなければ増額審査も通りやすくなる傾向がありますが、書類の不備や虚偽があれば一気に信用度が下がるので注意が必要です。

増額後の金利が下がる場合もありますが、上限金利が下がらず返済負担が増える可能性もあるため、必ず事前に返済計画を検討しておきましょう。

要するに、増額を狙うなら最新の収入を証明できる書類をしっかり準備し、返済計画を明確にすることが大切です。

カードローンの解約を忘れたまま他社に申し込む場合のリスク

カードローンの解約を忘れたまま他社に申し込む場合のリスク

カードローンを完済したのに解約をし忘れたまま、他社のローンやクレジットカードを申し込むケースは珍しくありません。

本人としては「もう使っていない契約」でも、信用情報には「利用可能枠あり」として残るので、思わぬ形で審査に影響が出る可能性があります。

利用可能枠が残ったままだと返済能力が低く見られる可能性

特に、複数社と契約している方は注意が必要です

金融機関がローン審査を行うときは、申込者の現在の借り入れ状況や利用限度額をチェックします。

たとえ使っていなくても、利用可能枠があるだけで「この人は将来的にまだ借りるかもしれない」と見られます。その分、返済能力が目減りしているという評価につながる恐れがあります。

住宅ローンや自動車ローンのように金額が大きい融資を検討している場合、少しでも返済比率を低く見せることが有利に働きます。

完済して利用予定がなければ、できるだけ早く解約して枠を消しておくほうが総合的に得策です。

特に複数のカードローン契約を持っていると、合計の利用可能枠の大きさが審査に響きます。使うつもりがない契約は一本化や解約を検討したほうが無難です。

つまり、完済したまま放置している枠が多いほど他社からの審査でマイナス要因になりかねません。

不用意に限度額が積み重なることで信用情報に影響するケース

企業側は「借りようと思えばたくさん借りられる=返せなくなるかもしれない」と判断します

複数のカードローンを同時に利用していない状態でも、限度額が合計で何百万円と設定されていると、信用情報上は「高額の融資を受けられる可能性のある人」として扱われます。

金融機関にとってはリスク要因になるため、結果的に他社で希望する額の融資を引き出せないこともあります。

実際には借り入れがゼロであっても、限度額はあくまで契約上の枠なので、解約しない限りは残ります。あまり使わないカードローンが複数あるなら、早めの整理や解約によって余計な「見かけ上の借り入れ可能性」を減らしておくことが重要です。

最近ではネット完結で複数のローン契約を気軽に作る人が増えていますが、その分だけこまめな管理や解約手続きが必要になってきます。

放置していると、新規借り入れや増額審査の際に想定外の影響を受けるかもしれません。

結論として、不要な限度額が積み重なるほど審査上のリスクが増し、利用者自身の選択肢を狭める可能性があります。

カードローンの完済後に借り換えを検討するメリット

カードローンを完済したタイミングで、より有利な条件を探して借り換えを検討するのは有効な選択肢です。

特に、銀行系カードローンなどの低金利商品は消費者金融のカードローンよりも上限金利が低い場合が多く、将来的な返済負担を大きく軽減できるかもしれません。

銀行系カードローンへの乗り換えで金利が下がる可能性

審査が厳しいこともあるため、不要な契約は解約しておきましょう

銀行系カードローンは、消費者金融系と比べて上限金利が14%前後に設定されているケースがあります。

現在のカードローンを年率18%で利用しているなら、乗り換えによって金利差が約4%程度生じることもあります。この差は長期返済になるほど大きな負担軽減につながるため、完済後にあえて新たな銀行カードローンを契約する価値があります。

ただし、銀行系カードローンの審査は消費者金融系に比べて厳しめという特徴があります。

収入の安定性や勤続年数、他社借り入れ件数などを細かくチェックされるため、完済実績やクレジットヒストリーを良好に保っておくことが重要です。

また、リボ払い残高や他のカードローン枠が残っていれば、審査で不利になる可能性があるため、借り換えの前に不要な契約は解約しておくのが賢明です。

要するに、銀行系カードローンへの借り換えで金利を下げるチャンスがある一方、審査対策は慎重に行う必要があります。

返済期間や月々の負担を軽減できるか見極めるポイント

金利が安くても、返済期間が長ければ総負担額が増えてしまいます

カードローンの借り換えは、金利だけでなく返済期間や月々の返済額も見直す機会です。

銀行系カードローンの中には、返済期間を長めに設定できるプランがあり、月々の負担を減らしながら計画的に返済を進められます。短期間でまとめて返すよりも、月々のキャッシュフローを安定させたい場合に有効です。

ただし、返済期間が長くなるほど支払う利息総額も増える可能性があるため、総合的なシミュレーションが欠かせません。

借り換えで一時的に支払いが楽になっても、結果的に総支払額が増えてしまうなら本末転倒です。金利と返済期間のバランスを確認しながら、どの程度メリットがあるのかを見極めてください。

また、借り換え先のカードローンが変動金利の場合、将来的に金利が上昇すると返済計画が崩れるリスクもあります。

固定金利を選択できる商品や、変動幅の小さいプランを選ぶことでリスクヘッジを図ることも検討してみてください。

結局のところ、借り換えは金利・返済期間・月々負担などを総合的に比較検討してから判断することが大切です。

カードローンの解約と完済の違いについてのまとめ

カードローンの「解約」と「完済」の違い
  • 完済:「残高をゼロにする」こと
  • 解約:「契約自体を終了させる」こと
  • もう使わないサービスは「解約」しておきましょう

カードローンを「完済すること」と「解約すること」は似ているようで大きく異なります。

完済によって借り入れ残高がゼロになったとしても、契約を終了させない限り利用可能枠は残るため、その枠が信用情報上も「借りられる状態」として扱われる点は要注意です。

大きなローンを組む際に返済能力を低く見られたり、すでに複数のカードローンを持っている人は合計枠が大きいと判断されてしまう可能性もあります。

逆に、完済と同時に解約をすれば「現在は借り入れなし」というクリアな状態となり、審査で好印象を与えやすい一方、再度資金を借りたくなったときに新たな審査が必要です。リボ払いも含め、各社の金利や返済方式によっては総支払額が増えやすい場合もあるため、まずは全体の借り入れ状況を一覧表などで把握し、金利負担の優先度を見きわめましょう。

また、完済後に解約証明書を発行してもらっておけば、住宅ローンなどの大きな審査時に有利に働くことがありますし、信用情報に反映されるまでには多少のタイムラグがある点も踏まえる必要があります。

最終的には、将来のライフプランや金銭感覚、そして浪費リスクへの自制心などを含めて「完済だけで継続するか」「すぐに解約するか」を検討し、もし複数のカードローンを抱えているなら銀行系のおまとめローンや低金利カードローンへの借り換えも選択肢として考えましょう。

いずれにしても、日々の遅延なく計画的に返済を続けることが最も重要であり、信用情報の履歴を良好に保つことで、将来的に大きな買い物をする際の選択肢や金利優遇などが広がります。

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