離婚を決意するときは男性と女性でこんなにも違う!?夫婦が離婚を決意する10の瞬間!
離婚を決意する瞬間とは、どのようなときなのでしょうか?実は「ある日突然離婚を切り出されたけれ、相手が言う離婚の理由が自分にはさっぱり理解できない」「それって離婚するほどのこと?」といった気持ちを持つ方は、少なくありません。異性間で考え方や感じ方が異なり、お互いの気持ちが理解できないということは珍しくないようです。そこで本記事では、女性と男性がそれぞれどのような理由で離婚を考えるのかご紹介します。

「モラハラや相手の不倫等があり、離婚を考えている」「離婚をするなら自分に有利な条件で進めたいけれど、どうすればいいか分からない」という人は、弁護士へ相談することで下記のようなことを実現できる可能性があります。
・あなたに代わって配偶者に離婚をしたい理由等を説明し、できるだけあなたに有利になる条件で、離婚に向けて交渉してくれる。
・離婚を説得させる材料が足りない場合は、さらなる証拠集め、証拠作りのサポートをしてくれる。
・離婚後の生活設計をどうすべきかまで含めて、アドバイスしてくれる。
離婚請求が通るかどうかは、有効な証拠があるかどうかに左右される部分が大きいです。
そのため、できるだけ早めに弁護士へ相談し、証拠を集めたり作ったりした上で、離婚請求を行うことが重要です。
またカケコムには、離婚を拒否していた配偶者に対して、弁護士が交渉を行ったことで、無事離婚に応じてもらえたという事例を持つ弁護士も登録しています。
お早めにご相談ください。
夫婦が離婚を決意する10の瞬間

今回カケコムでは、妻側の理由と夫側の理由をまとめてみましたので、離婚を考える人への判断の参考にしていただければ幸いです。
妻が離婚を決意するとき
女性と男性の離婚を考える時にはどのような違いが出てくるのでしょうか。
まずは、妻が離婚を考える時を見ていきいたと思います。
1. 性格の不一致
何と言っても離婚の理由の一番は、昔も今も「性格の不一致」です。
これと言ってハッキリと相手に落ち度が無い場合、それでもなんとなく相手と一緒にいられないと思ってしまうのがすべてこの性格の不一致に当たるからです。
恋愛中は楽しい事に隠れて見えなかった相手の嫌な部分が見えて来たという事もあります。
特に女性が性格の不一致を感じるのは子供が出来てからが多くなっています。
女としての感情よりも母性が上回り、育児に対する意見が夫と食い違った時に離婚を考える人が多いのです。
2. 家庭内暴力
男性でも口が達者な人もいますが、多くの男性は「男は黙って……」というタイプの人が多いようです。
言いたい事も言えず、ストレスが貯まると暴力に訴えて自分の意志を通そうとする男性も多いようです。
言葉では女性に勝てないからというのはいいわけで、どんな場合でも暴力は許される事ではありません。
妻が離婚を考える時に暴力を振るわれた時があがっているのもうなづけます。
一度でも暴力をふるわれたら、また暴力をふるわれるのではないかと思ってしまい、何もない生活でもおどおどと暮らさなくてはいけなくなってしまいますね。
3. 家庭を顧みない
妻は家事があるので、なかなか家から出る事が出来ません。
男性は外で仕事をしているので、家庭に嫌な事があると妻が居ない家庭の外に逃げようとします。
時には一人になってストレスを発散させたい事もあるでしょうが、それが度を越すと「家庭を顧みない」と思われ、妻が離婚を考えるようになってしまいます。
女性も息抜きに外出する事もあるでしょうが、男性ほど頻繁に外で息抜きをする事も出来ません。
そんな時、同じ夫婦なのにという男女差を感じて、強い不満を抱いてしまう事になるのですね。
4. 不倫
妻側の不倫も問題になる事がありますが、それでもまだ数は男性の比ではありません。
男性は仕事と称して外で自由に出来る時間が多く取れるのも、このような男性側に不貞行為が増えてしまう原因のひとつなのではないでしょうか。
配偶者の不倫は、男女関係なく「バカにされた」「自分というものがありながら」と強い憤りを感じます。
離婚を考える時として、不倫は決定的なきっかけになります。
5. 浪費癖
釣りや自動車と行ったお金のかかる趣味、ギャンブルにハマってしまうなど、男性側の浪費癖の話を耳にします。
収入に見合ったお小遣いの範囲で趣味やギャンブルをする事はかまいませんが、家計に影響してしまうような浪費癖は、生きていくのにも困ってしまいますね。
夫が家計に入れる金額が減れば、妻の負担が増える事になります。
これなら自分ひとりで生活した方がまだ楽だと思ってしまい、離婚を考える妻もいるのです。
夫が離婚を決意するとき
妻が離婚を考える時だけでなく、夫側、男性が離婚を考える時もありますね。
ここからは夫が離婚を考える時を見ていきます。
1. 性格の不一致
男性側からも離婚を考える時の一番は性格の不一致でした。
例えば、毎日の生活習慣さえも、それまで全く違った環境で暮らしてきた二人には、意見の食い違いになる事もありえます。
食事の時間について妻から細かく指定される、日曜日の過ごし方、片付けに対する考え方。
どれも取るに足りないささいな事ですが、それが積み重なり口論が多くなればうんざりしてきて、離婚を考える時もあるのです。
2. 精神的暴力
腕力の強さでは女性は男性には勝てないですね。
女性が何とか自分の意見を相手に納得して欲しい時は、言葉で訴えます。
あまりにも必至に自分の意見を通そうとしてしまうと、その言葉は相手の事を考えられない言葉の暴力にもなってしまいます。
そんな時に夫は「こんなに怒られて一生送るのはうんざりだ」と離婚を考える事になってしまうようです。
3. 妻の不貞
男性の不倫も離婚を考える時としてあげられていましたが、女性側も不倫が原因で夫から離婚を言い渡される事も増えてきたようです。
不倫は男女関係なく、された側のショックは大きいものです。
何よりも、夫婦には「配偶者以外の異性と性的行為をしてはいけない」という決まりがあります。
相手が不倫をしたとわかった時点で離婚を考えるのは当然の流れですね。
4. セックスレス
女性にも性的欲求はありますが、男性よりも直接的に不便を感じる事はありません。
家事や育児が忙しくて性交渉どころでなく、性的欲求も減ってくると感じる女性も少なくないでしょう。
これに比べ、男性は女性に比べ性交渉の回数を重視する傾向にあります。
SAGAMIが行った調査では、「ご自身のセックスの頻度が少ないと答えた方へ。もっとセックスをしたいと思いますか?」という質問に対し、「セックスしたいと思う」と回答した男性は75.9%、女性は37.6%となりました。(参照:ニッポンのセックス2018年度版)
夫婦間のセックスレスは男性にとっては重大な問題なのです。
更に不倫も許されないとなれば、離婚を考える時としてセックスレスが続く事も十分にありえる事ですね。
5. 妻の親族と折り合いが悪い
配偶者の親族との問題は嫁姑問題をはじめとする、女性の方が多い気がしますが、意外と男性側の方が配偶者の親族問題で離婚を考える時が多くなっています。
これは高齢になってくればくるほど、夫の肩に妻の両親の介護問題がのしかかってくる事によるものです。
自分側の両親も心配しなければいけないのに、なぜ妻の両親の面倒まで?と納得いかない人が多いのではないでしょうか。
単に親族が嫌いという問題だけではなく、老人介護の問題という社会的にも大きな問題による物となっています。
思い当たる状況があれば、いち早く弁護士に相談し、どのような法的問題が発生し得るか・どのように対応すべきかを確認するのも一つの手です。
裁判所に対する婚姻関係事件の申立理由で多いのは?
それでは、実際に裁判所に対する婚姻関係事件の申立理由で多いのはどんな理由なのでしょうか?
「19 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所」のデータを参照し、男女別に多い申立理由をご紹介します。
妻の申立理由
- 性格が合わない
- 生活費を渡さない
- 精神的に虐待する
- 暴力を振るう
- 異性関係
夫の申立理由
- 性格が合わない
- 精神的に虐待する
- 異性関係
- 家族親族と折り合いが悪い
- 性的不調和
本格的に離婚を考える前にやるべきこと
相手への不満が爆発し、本格的に離婚を考えるまえにやるべきことを紹介します。
離婚が本当に一番いい方法であるとは限らないため、離婚はあくまでも最終手段としてとっておき、その前に色々と手を尽くしてみてください。
まずは夫婦で本音で話し合う
まずは夫婦で本音で話し合うことが大切です。
離婚の原因は相手との価値観のズレや、性格の不一致など多岐にわたります。
不倫や暴力などの明らかに相手が悪いという状況じゃなければ、本音で話し合って妥協点を見つけることで、離婚せずに済むかもしれません。
一度本音で話し合い、お互いの不満をぶつけて解決策を編み出してみてください。
一度別居生活をしてみる
離婚前に別居生活をするのも効果的です。
結婚中は毎日顔を合わせることになるので、細かいイライラや不満が募ってしまい、それが爆発して離婚につながります。
別居をすると、相手がいない状況で自分がどう感じるかを確認できるので、関係性がいい方向に進むことも考えられます。
すぐに離婚をしてしまうのではなく、別居を挟んでみると良いでしょう。
また、長期間の別居がある場合は、夫婦関係が破綻していると認められ、裁判となった場合でも離婚が認められやすくなる傾向があります。
そのため、別居中に「やっぱり離婚したい」と決意した場合も離婚に踏み出しやすくなるので、一度別居生活をしてみると良いでしょう。
離婚後の生活をシミュレーションしてみる
離婚後の生活をシミュレーションすることは非常に大切です。
離婚をするとなると、単純に世帯収入が下がり、生活がうまくいかなくなる可能性があります。
また共同で使っていた家具や家電、家や車などもすべて分割する必要があるため、新たに揃えるとなると出費がかかりますよね。
収入がどちらかに偏っている家庭だと、離婚するだけで生活ができなくなってしまうこともあるでしょう。
しっかりと離婚後の生活をシミュレーションしてみることは、今後の生活を豊かにするためにも重要です。
離婚を決意したらやるべきこと
それでは、もし離婚を決意したら、どんなことをすべきでしょうか?
離婚の流れを知っておく
もし離婚について話し合う場合、下記の順序で話し合いを進めていく必要があります。
離婚の話し合いをする場合、まずは夫婦間で協議を行う必要があります。
夫婦間の協議で話がまとまらなければ、調停委員を介して話し合う「離婚調停」へ進み、それでも話がまとまらなければ裁判となります。
協議の場合は夫婦がお互いに納得できれば離婚や慰謝料の請求等が成立します。そこに規定はなく、お互いが合意できるのであればいくら慰謝料を支払うのか、もらうのかも自由です。
ただし、だからこそ相場感が分からず、場合によっては自分にとって損をする金額で合意してしまうことがあります。
また、もし裁判まで進んだ場合は、裁判で認められる離婚事由に当てはまっている必要があり、慰謝料を請求するにはそれ相応の証拠を提示する必要等が出てきます。
証拠は非常に重要なものとなるため、離婚を決めたら、離婚前に弁護士や探偵等と一緒に証拠集めを行うことがおすすめです。
離婚後の生活資金を貯める
離婚を決意したら、離婚後の生活資金を貯め始めましょう。
例えば離婚後に住居が変わり、実家等ではなく子供を連れて二人で新居で暮らすことになった場合、引っ越しの初期費用や家賃等が必要となってきます。
また、子供がおり、親権を持つ場合は、子供の養育費も必要となります。
そのため、できるだけ離婚をする前に貯金をしておくことが重要ですが、場合によっては離婚する際に相手にお金を請求することもできます。
それについては、次の項目で具体的に説明します。
離婚時に受け取れるお金を確認しておく
離婚をする場合、財産分与をしたり、場合によっては慰謝料を請求することができたりします。
子供がおり、親権を獲得した場合は、養育費 の請求も視野に入るでしょう。
もし慰謝料や養育費等を請求する場合は、相手の資力や証拠の強さによって相場が変わってきます。
離婚や慰謝料の請求は協議で成立させることもできますが、協議の場合は調停委員や裁判官が介入しないため、「相手から交渉された慰謝料の額が相場以下になっていないか?」等を素人が判断することは難しいと思います。
そのため、協議で離婚や慰謝料の請求を完了させるとしても、一度弁護士にどのくらいが相場であり、どのくらいの額以下で承諾をすると損をしてしまうのかのアドバイスをもらった上で交渉を進めるのが良いでしょう。
カケコム登録弁護士の場合、弁護士によっては交渉まで代理で行ってくれる場合があるので、一度お気軽にご相談ください。
弁護士に相談してみる
離婚前にお互いで話し合ったり、離婚後のシミュレーションをしていたりしても「離婚したい」と感じるのであれば、まずは弁護士に相談してみてください。
離婚にはお金の問題が大きく付きまとうので、法律に詳しい弁護士を介さないと大きく損をしてしまう可能性があります。
相手の言いなりにならず、対等に話を進めるためにも、弁護士の力は必要不可欠です。
離婚時の財産分与や養育費、慰謝料についての取り決めで、今後の生活が大きく変わります。
まずは弁護士に相談をして、ちゃんと生活が成り立つのかを考えてから、離婚の話を進めてみてください。
カケコムなら1〜2分で相談を入力するだけで弁護士から無料で連絡が届きます。
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実際に依頼をするかどうかも、連絡のあった弁護士とメールや電話のやり取りをした上で決めることが可能です。
離婚について気になることがあるという方は、Q&Aで弁護士に聞いてみることもできます。こちらも無料です。
まとめ

男性と女性の離婚を考える時は、上位は似たものもありますが、ハッキリと考え方の違いがわかる物もありましたね。
これは、お互いに「相手が大きな問題だと思っている事を理解できない」という事を示しています。
こんな状態で話し合いをしたとしても、ずっと平行線になってしまいそうです。
そんな時は、離婚問題に強い弁護士の助けを借りてみてはいかがでしょうか?
離婚するしないではなく、話し合いをまとめてくれる第三者として、間に冷静な判断をしてくれる第三者がいる事が重要になってきます。
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