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妻の浮気を見破る方法と対処法|証拠集めの注意点も解説

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妻の行動に違和感を覚え、もしかして浮気をしているのではないかと不安になることがあります。

しかし、疑念だけで問い詰めてしまうと、夫婦関係が取り返しのつかないことになる可能性もあります。

まずは冷静に状況を見極め、法的に有効な証拠を適切な方法で収集することが大切です。

この記事では、妻の浮気を見破る具体的な兆候、証拠として認められるもの、そして発覚後の対処法について詳しく解説します。

違法な証拠収集のリスクや、探偵に依頼する際のポイントもお伝えしますので、適切な行動を取るための参考にしてください。

この記事の要約
  • 妻の浮気には10の典型的な兆候があり、複数該当する場合は注意が必要
  • 法的に有効な証拠は「性交渉を推認させるもの」であり、違法な収集方法は逆効果
  • 発覚後は「夫婦関係継続」「慰謝料請求のみ」「離婚」の3つの選択肢がある

  • 妻の浮気が疑わしい場合は、冷静に兆候を確認し、法的に有効な証拠を適切な方法で収集することが、その後の選択肢を広げるために重要です。

妻の浮気とは|不貞行為の法的定義と判断基準

妻の浮気とは|不貞行為の法的定義と判断基準

妻の浮気を疑う前に、まず「浮気」や「不倫」が法律上どのように定義されているのかを理解しておくことが大切です。感情的な判断だけでなく、法的な観点から状況を整理することで、冷静な対応ができるようになります。このセクションでは、法律上の不貞行為の定義と、どこからが浮気になるのかについて解説します。

法律上の「不貞行為」とは何か

民法第770条1項1号では、配偶者の不貞行為を離婚事由の一つとして定めています。法律上の「不貞行為」とは、配偶者以外の異性と自由な意思に基づいて性交渉を持つことを指します。つまり、法的に問題となる浮気は、単なる食事やデートではなく、肉体関係があることが条件です。

出典: e-Gov法令検索:民法第770条(裁判上の離婚)

この定義は、慰謝料請求や離婚訴訟において非常に重要です。裁判では、不貞行為の事実を証明するための証拠が求められるため、単なる疑いや推測だけでは不十分です。法的に有効な証拠を収集することが、その後の対応において重要な鍵となります。

浮気と不倫の違い

「浮気」と「不倫」は日常会話では同じ意味で使われることが多いですが、厳密には異なる概念です。浮気は、配偶者以外の人に恋愛感情を抱いたり、親密な関係を持つことを広く指す言葉で、法的な定義はありません。一方、不倫は法律上の「不貞行為」に該当する行為を指し、離婚事由や慰謝料請求の根拠となります。

例えば、妻が職場の同僚と頻繁に連絡を取り合っていたり、二人きりで食事に行っていたりする場合、これらは浮気と呼べるかもしれませんが、肉体関係がない限り法律上の不倫には該当しません。ただし、こうした行為が夫婦関係に悪影響を及ぼしていることは確かですので、夫婦間での話し合いや専門家への相談が必要になることもあります。

どこからが浮気になるのか

どこからが浮気になるのかは、人によって感覚が異なるため、一概には言えません。しかし、法的な観点では、性交渉を伴う関係が不貞行為として認められます。裁判では、ラブホテルへの出入りや、浮気相手の自宅に長時間滞在した事実などが、性交渉を推認させる証拠として扱われます。

一方で、キスやハグ、手をつなぐといった行為は、法律上の不貞行為には該当しないことが多いですが、夫婦関係を損なう行為として問題視される場合もあります。また、LINEやメールでの親密なやり取りも、それだけでは不貞行為の証拠にはなりませんが、他の証拠と組み合わせることで浮気の事実を裏付ける材料になります。

夫婦によって「浮気」の基準は異なりますので、どこまでが許容範囲なのかを普段から話し合っておくことも、トラブルを未然に防ぐために有効です。

妻の浮気を見破る10の兆候|行動パターンの変化をチェック

妻の浮気を疑うきっかけは、日常生活の中での小さな変化に気づくことから始まります。以下に挙げる10の兆候は、多くの浮気事例で共通して見られる行動パターンです。複数の兆候が当てはまる場合は、注意が必要かもしれません。ただし、これらの兆候があるからといって必ずしも浮気をしているとは限りませんので、冷静に状況を見極めることが大切です。

スマホの扱い方が変わった

妻がスマホを常に肌身離さず持ち歩くようになったり、画面を下向きに置くようになったりした場合は、注意が必要です。また、トイレやお風呂にまでスマホを持っていく、着信があっても別室で通話するといった行動も、浮気の兆候として挙げられます。スマホにロックをかけるようになったり、パスワードを頻繁に変更するようになった場合も、何か隠したいことがある可能性があります。

外見や身だしなみに気を使うようになった

これまであまりおしゃれに関心がなかった妻が、急に服装やメイクに気を使うようになった場合も、浮気の兆候の一つです。新しい服や下着を頻繁に購入する、香水をつけるようになる、髪型を変えるといった変化が見られる場合は、誰かに見られることを意識している可能性があります。

外出や帰宅時間が変化した

妻の外出頻度が増えたり、帰宅時間が遅くなったりすることも、浮気の兆候として考えられます。「友人と会う」「習い事を始めた」といった理由で外出することが増えた場合、その理由が曖昧だったり、具体的な説明がなかったりする場合は注意が必要です。また、休日出勤や残業が急に増えた場合も、浮気相手と会うための口実である可能性があります。

性交渉を拒否するようになった

夫婦間の性交渉の回数が急激に減少したり、妻が理由をつけて拒否するようになった場合も、浮気の兆候の一つです。浮気相手との関係に満足しているため、夫との性交渉に関心がなくなることがあります。逆に、罪悪感から急に積極的になるケースもありますので、急激な変化には注意が必要です。

態度が冷たくなった、または逆に優しくなった

妻の態度が急に冷たくなったり、会話が減ったりする場合は、心が夫から離れている可能性があります。一方で、罪悪感から急に優しくなったり、プレゼントを贈ってきたりすることもあります。どちらの場合も、普段とは異なる態度の変化が見られる場合は、何か理由があると考えられます。

クレジットカードの利用履歴に不審な点がある

クレジットカードの明細に、見覚えのないホテルやレストランの利用履歴がある場合は、浮気の可能性があります。また、普段行かないようなエリアでの買い物履歴や、高額な買い物が増えている場合も注意が必要です。ただし、妻のプライバシーに配慮しながら確認することが大切です。

車の利用状況に変化がある

車の走行距離が不自然に増えていたり、助手席の位置が変わっていたりする場合は、誰かを乗せている可能性があります。また、車内から見覚えのない物が見つかったり、普段とは異なる香りがする場合も、浮気の兆候として考えられます。

SNSの使い方が変わった

妻がSNSのアカウントを非公開にしたり、あなたをブロックしたりした場合は、何か隠したいことがある可能性があります。また、SNSの投稿内容や頻度が変わったり、特定の人物とのやり取りが増えている場合も注意が必要です。

夫婦の会話が減った

夫婦間の会話が減り、妻が自分のことを話さなくなった場合は、心が離れている可能性があります。以前は共有していた日常の出来事や予定を話さなくなったり、質問にも曖昧な答えしか返さなくなったりする場合は、何か隠していることがあるかもしれません。

予定を細かく確認するようになった

妻があなたの予定を頻繁に確認するようになった場合は、浮気相手と会う時間を作るために、あなたの不在時間を把握しようとしている可能性があります。「今日は何時に帰る?」「週末の予定は?」といった質問が増えた場合は注意が必要です。

妻が浮気をする5つの理由|心理的背景を理解する

妻が浮気をする背景には、さまざまな心理的要因があります。理由を理解することで、夫婦関係の修復や再発防止につながる可能性があります。ここでは、妻が浮気に走る主な5つの理由について解説します。

夫からの愛情や関心を感じられない

結婚生活が長くなると、夫婦間のコミュニケーションが減り、お互いへの関心が薄れてしまうことがあります。妻が「夫は自分のことを見てくれていない」「愛されていない」と感じると、他の男性からの関心や優しさに心を動かされてしまうことがあります。特に、家事や育児を一人で抱え込んでいると感じている場合、感謝や労いの言葉がないことに不満を募らせることがあります。

日常的に妻への感謝を伝えたり、二人きりで話す時間を作ったりすることが、浮気の予防につながります。小さなコミュニケーションの積み重ねが、夫婦関係を良好に保つために重要です。

性的な不満がある

夫婦間の性交渉の頻度や内容に不満がある場合、妻が浮気に走るきっかけになることがあります。夫が仕事で疲れていてセックスレスになったり、妻の要望を無視した一方的な関係になっていたりすると、妻は他の男性に刺激を求めてしまうことがあります。

性的な問題はデリケートですが、夫婦間で率直に話し合うことが大切です。お互いの気持ちを理解し合うことで、問題の解決につながることが多いです。

育児や家事のストレスを発散したい

育児や家事の負担が大きく、夫の協力が得られないと感じている妻は、ストレスから逃れるために浮気に走ることがあります。特に、夫が育児や家事を「妻の仕事」と考えている場合、妻は孤独感や疲労感を抱えてしまいます。そんなときに、自分の話を聞いてくれる男性が現れると、心が傾いてしまうことがあります。

夫婦で家事や育児を分担し、妻がリフレッシュできる時間を作ることが、浮気の予防につながります。妻の負担を軽減するために、積極的に協力する姿勢が大切です。

刺激やドキドキを求めている

結婚生活が安定すると、日常がマンネリ化してしまうことがあります。妻が「もっと刺激が欲しい」「ドキドキしたい」と感じると、浮気に走ることがあります。特に、若い頃に恋愛経験が少なかった女性や、結婚前に自由な時間を十分に楽しめなかった女性に、この傾向が見られることがあります。

夫婦でデートをしたり、新しい趣味を一緒に始めたりすることで、マンネリを解消し、刺激のある関係を維持することができます。

悩みを聞いてくれる相手が欲しい

妻が悩みを抱えているときに、夫が話を聞いてくれなかったり、軽く流してしまったりすると、妻は他の男性に相談するようになることがあります。職場の同僚や友人が親身になって話を聞いてくれると、その人に心を許してしまい、やがて恋愛感情に発展することがあります。

妻が話しかけてきたときは、忙しくても一旦手を止めて、しっかりと話を聞く姿勢が大切です。共感や理解を示すことで、妻は夫に対する信頼感を持ち続けることができます。

浮気の証拠として有効なもの|裁判で認められる証拠とは

妻の浮気が疑わしい場合、法的に有効な証拠を収集することが重要です。裁判で不貞行為を証明するためには、単なる疑いではなく、具体的な証拠が必要になります。ここでは、どのような証拠が法的に有効とされるのかを解説します。ただし、証拠が法的に有効と認められるかどうかは、個別の状況により異なりますので、弁護士に相談することをおすすめします。

性交渉を推認させる証拠(写真・動画)

裁判で最も有力な証拠となるのは、妻と浮気相手が性交渉を持ったことを推認させる写真や動画です。具体的には、ラブホテルに一緒に出入りする様子を撮影したものや、浮気相手の自宅に長時間滞在していることを示す証拠が該当します。

出典: e-Gov法令検索:民法第709条(不法行為による損害賠償)

ただし、こうした証拠を自分で撮影するのは難しく、相手に気づかれるリスクもあります。探偵に依頼することで、プロの技術と機材を使って証拠を収集することができます。証拠が法的に有効と認められるかどうかは、個別の状況により異なりますので、弁護士に相談することをおすすめします。

ホテルの出入り記録

ラブホテルやビジネスホテルへの出入り記録も、性交渉を推認させる証拠として有効です。複数回にわたって同じホテルに出入りしている場合、継続的な不貞行為があったことを示す証拠になります。ホテルの領収書やクレジットカードの利用明細も、証拠として活用できる場合があります。ただし、証拠が法的に有効と認められるかどうかは、個別の状況により異なりますので、弁護士に相談することをおすすめします。

LINEやメールのやり取り

妻と浮気相手のLINEやメールのやり取りも、証拠として有効です。特に、性交渉を示唆するような内容や、ホテルで会う約束をしている内容が含まれている場合は、有力な証拠となります。ただし、LINEやメールだけでは不十分な場合もありますので、他の証拠と組み合わせることが重要です。

妻のスマホを無断で見たり、メッセージを転送したりする行為は、プライバシーの侵害や不正アクセス禁止法に抵触する可能性がありますので、注意が必要です。

証拠が法的に有効と認められるかどうかは、個別の状況により異なりますので、弁護士に相談することをおすすめします。

クレジットカードの利用明細

クレジットカードの利用明細は、妻の行動を裏付ける証拠として活用できます。ホテルやレストランの利用履歴、浮気相手へのプレゼント購入の記録などが、浮気の事実を示す補助的な証拠となります。ただし、利用明細だけでは性交渉を証明することは難しいため、他の証拠と組み合わせることが大切です。証拠が法的に有効と認められるかどうかは、個別の状況により異なりますので、弁護士に相談することをおすすめします。

GPSの位置情報履歴

GPSアプリやスマホの位置情報履歴も、妻の行動を把握するための証拠として活用できます。ただし、妻の同意なくGPS機器を車や持ち物に取り付ける行為は、プライバシーの侵害やストーカー規制法に抵触する可能性がありますので、避けるべきです。

合法的に位置情報を確認したい場合は、探偵による尾行調査を依頼する方が安全です。証拠が法的に有効と認められるかどうかは、個別の状況により異なりますので、弁護士に相談することをおすすめします。

証拠を集めるときに気をつけたい3つのこと|違法な方法は避けるべき

証拠を集めるときに気をつけたい3つのこと|違法な方法は避けるべき

浮気の証拠を集める際には、法的に適切な方法で行うことが非常に重要です。違法な方法で証拠を収集すると、逆にあなた自身が法的責任を問われる可能性があります。ここでは、証拠収集の際に特に注意すべき3つのポイントを解説します。

無断でスマホをチェックするリスク

妻のスマホを無断で見たり、パスワードを勝手に解除してメッセージを確認したりする行為は、プライバシーの侵害に該当する可能性があります。また、不正アクセス禁止法に抵触する場合もあり、刑事罰の対象となることがあります。

出典: e-Gov法令検索:不正アクセス行為の禁止等に関する法律

たとえスマホに浮気の証拠が残っていたとしても、違法に取得した証拠は裁判で認められない可能性が高いです。また、妻から逆に損害賠償を請求されるリスクもありますので、避けるべき行為です。証拠が必要な場合は、合法的な方法で収集するか、探偵に依頼することをおすすめします。

GPS機器を無断で取り付けるのは違法

妻の車や持ち物に、無断でGPS機器を取り付ける行為は、プライバシーの侵害やストーカー規制法に抵触する可能性があります。たとえ夫婦であっても、相手の同意なく行動を監視する行為は違法とされるケースが増えています。

出典: e-Gov法令検索:ストーカー行為等の規制等に関する法律

GPS機器を使った証拠収集は、探偵でも慎重に行う必要がある領域です。妻の行動を把握したい場合は、違法な手段を使わず、探偵による尾行調査を依頼する方が安全です。

証拠がないまま問い詰めるのは逆効果

浮気の証拠が十分に揃っていない段階で妻を問い詰めると、妻が警戒して証拠を隠滅してしまう可能性があります。また、妻が浮気を否定した場合、その後の証拠収集がさらに難しくなってしまいます。感情的になって問い詰めてしまうと、夫婦関係が修復不可能なほど悪化することもあります。

証拠が揃うまでは、冷静に状況を観察し、妻に気づかれないように行動することが大切です。証拠を手に入れてから、弁護士に相談して適切な対応を決めることをおすすめします。

妻の浮気が発覚した後の3つの対処法|どの選択肢を選ぶべきか

妻の浮気が発覚した後の3つの対処法|どの選択肢を選ぶべきか

妻の浮気が発覚した後、どのような対応を取るかは非常に重要です。感情的に行動するのではなく、冷静に自分の気持ちや今後の人生を考えて選択することが大切です。ここでは、主な3つの対処法について解説します。

浮気を許して夫婦関係を続ける

浮気を許して夫婦関係を継続する選択をする人もいます。特に、子どもがいる場合や、経済的な理由で離婚が難しい場合、この選択肢を選ぶことが多いです。また、妻が深く反省しており、浮気相手との関係を完全に断ち切る意思がある場合は、夫婦関係の修復を試みる価値があるかもしれません。

ただし、浮気を許すことは簡単ではありません。信頼を取り戻すには時間がかかりますし、再発のリスクもあります。夫婦でカウンセリングを受けたり、定期的に話し合いの機会を持つことで、関係の修復を目指すことができます。許すと決めた場合でも、浮気の事実を記録しておくことで、万が一再発した場合に備えることができます。

離婚はしないが慰謝料を請求する

離婚はしないが、妻や浮気相手に慰謝料を請求するという選択肢もあります。浮気の事実を認めさせ、法的に責任を取らせることで、気持ちの整理をつけることができる場合があります。また、慰謝料を請求することで、妻に浮気の重大性を認識させ、再発を防止する効果も期待できます。

この場合、離婚しなくても妻に対して慰謝料を請求することは可能ですが、夫婦の財産は共有されているため、実質的な金銭的メリットは少ないことが多いです。むしろ、浮気相手に対して慰謝料を請求する方が、実質的な賠償を受けられる可能性が高いです。

離婚して慰謝料を請求する

妻の浮気を許すことができず、離婚を選択する人も多いです。離婚する場合、不貞行為を理由に妻と浮気相手の両方に慰謝料を請求することができます。慰謝料の金額は、結婚期間、子どもの有無、浮気の期間や悪質性などによって変わりますが、個別の状況により異なります。

出典: e-Gov法令検索:民法第770条(裁判上の離婚)

離婚する場合は、親権、養育費、財産分与など、さまざまな問題を解決する必要があります。弁護士に相談して、適切な手続きを進めることが大切です。また、離婚後の生活設計についても、しっかりと考えておく必要があります。

慰謝料請求の方法と相場|いくら請求できるのか

妻の浮気が発覚した場合、慰謝料を請求することができます。ここでは、慰謝料の相場や請求方法、手続きの流れについて解説します。

慰謝料の相場はどのくらいか

浮気の慰謝料の相場は、離婚するかどうか、結婚期間、子どもの有無、浮気の期間や悪質性などによって大きく異なります。以下は一般的な目安となっています。

状況 慰謝料の相場(目安)
離婚しない場合 50万円〜100万円
離婚する場合(別居なし) 100万円〜200万円
離婚する場合(別居あり) 200万円〜300万円

出典: e-Gov法令検索:民法第709条(不法行為による損害賠償)

上記の金額はあくまで一般的な目安です。慰謝料の金額は、個別の事情によって大きく変動しますので、弁護士に相談して適切な金額を見積もってもらうことが大切です。

慰謝料が増額される要因

慰謝料が増額されるケースとしては、以下のような要因があります。

慰謝料が増額される主な要因
  • 結婚期間が長い(10年以上)
  • 未成年の子どもがいる
  • 浮気の期間が長い(1年以上)
  • 浮気相手が妊娠した
  • 浮気の証拠が明確で悪質性が高い
  • 妻が浮気を認めず、反省していない

逆に、慰謝料が減額されるケースとしては、夫婦関係がすでに破綻していた場合や、夫側にも婚姻関係を悪化させる原因があった場合などが挙げられます。

慰謝料請求の手続きと流れ

慰謝料請求の手続きは、以下のような流れで進めることが一般的です。

  1. 証拠の収集:浮気の事実を証明する証拠を集める
  2. 内容証明郵便の送付:妻や浮気相手に慰謝料請求の意思を伝える
  3. 示談交渉:弁護士を通じて示談交渉を行う
  4. 調停・訴訟:示談が成立しない場合は、裁判所に調停や訴訟を申し立てる

慰謝料請求は法的な手続きが必要になりますので、弁護士に依頼することをおすすめします。弁護士は証拠の評価や適切な慰謝料額の算定、交渉の代行などを行ってくれます。

時効は3年|早めの行動が大切

慰謝料請求には時効があり、浮気の事実を知った日から3年、または浮気があった日から20年が経過すると、請求できなくなります。時効が成立する前に、早めに行動することが大切です。

出典: e-Gov法令検索:民法第724条(不法行為による損害賠償請求権の消滅時効)

時効を止めるためには、内容証明郵便を送付したり、裁判所に調停や訴訟を申し立てたりする必要があります。弁護士に相談して、適切なタイミングで手続きを進めましょう。

浮気調査におすすめの探偵事務所5選

妻の浮気を証明するためには、探偵事務所に調査を依頼することが有効です。ここでは、信頼できる探偵事務所を5つ紹介します。各事務所の特徴や料金体系を比較して、自分に合った事務所を選んでください。

総合探偵社MJリサーチ

MJリサーチのスクショ

総合探偵社MJリサーチ 基本情報
拠点・支店数 6拠点
口コミ評価 本店のみ4.9(他拠点評価なし)
対応可能な調査内容 浮気・素行調査 / 人探し / ストーカー対策 / 盗聴器発見 / 企業調査ほか
特徴 調査員は大手で20年以上の経験者在籍
YouTube総再生200万回以上
料金体系 時間制:1時間8,800円〜
相談方法 LINE / メール / 電話 / 出張対応あり
アフターフォロー ベテラン調査員対応
法務 / カウンセラー連携
使用機材明記あり
対応エリア 全国

総合探偵社MJリサーチは、全国12拠点で展開する探偵事務所で、浮気調査に豊富な実績があります。調査員1名1時間8,800円の明朗会計で、最小パッケージは3時間55,000円からとなっています。成功報酬制ではなく、追加経費は事前了承制なので、予算を立てやすいのが特徴です。

探偵業届出証明書(東京都公安委員会 第30200349号)を取得しており、合法的な調査を行っています。写真付き調査報告書を提供し、弁護士や行政書士の紹介、シングルマザーの就職支援など、調査後のアフターサポートも充実しています。女性カウンセラーも在籍しており、安心して相談できます。

MJリサーチ 公式HPはこちら

原一探偵事務所

原一探偵事務書の公式HPスクリーンショット

原一探偵事務所 基本情報
拠点・支店数18拠点
対応可能な調査内容浮気 / 家出・人探し / 素行 / 身辺 / ストーカー / 盗聴発見 / 企業調査ほか
特徴調査実績50年 / 年間相談約5万件
料金体系浮気:お試し5.5万円、目安25万円〜
ストーカー調査:5.5万円〜
相談方法電話 / メール / オンライン
アフターフォロー老舗(1977年創業)、即日対応、裁判で有効な報告書、TV協力多数
対応エリア全国

原一探偵事務所は、45年以上の実績を持つ老舗の探偵事務所です。全国12拠点で24時間365日対応しており、調査員1名1時間12,000円が目安となっています。お試しプラン55,000円や定額プラン250,000円など、予算に応じたプランが用意されています。

探偵業届出証明書(埼玉県公安委員会 第43070145号)を取得しており、信頼性の高い調査を提供しています。離婚や慰謝料請求の専門スタッフが在籍しており、調査後の継続的なアフターサポートも受けられます。調査員3名での調査を推奨しており、証拠収集を目指しています。

原一探偵事務所 公式HPはこちら

MR探偵事務所

MR探偵事務所公式HPのスクリーンショット

MR探偵事務所 基本情報
拠点・支店数14拠点
対応可能な調査内容浮気 / 人探し / 結婚前・身辺 / 信用 / 盗聴発見 / ストーカー対策
特徴顧客満足度97%(自社表記) / 2003年創業
料金体系案件別(証拠が取れなければ0円プラン等)
相談方法電話 / メール / LINE / 出張
アフターフォロー日本調査業協会加盟、カウンセラー常駐、女性代表
対応エリア全国

MR探偵事務所は、調査員1名1時間5,000円からという業界最安値クラスの料金設定が魅力の探偵事務所です。成功報酬プランや安心パックなど、柔軟な料金プランが用意されており、契約時提示以外の追加料金は発生せず、余剰時間分は返金される仕組みになっています。

探偵業届出証明書(東京都公安委員会 第30240050号)を取得しており、全国14拠点で調査を行っています。認定カウンセラー制度を導入しており、女性相談員も多数在籍しています。顧問弁護士やカウンセラーと連携した調査報告書を提供し、返金保証制度もあるため、安心して依頼できます。

MR探偵事務所 公式HPはこちら

あい探偵

あい探偵公式LP画像

あい探偵 基本情報
拠点・支店数74拠点
対応可能な調査内容浮気調査専門
特徴創業以来30万件超の相談
料金体系時間制:1時間2,500円〜
完全後払い / 成功報酬制
相談方法電話 / メール / LINE / 出張
アフターフォロー低料金、成功報酬、弁護士推奨、全国出張面談
対応エリア全国

あい探偵は、業界最多の全国88拠点を展開する探偵事務所です。調査員1名1時間2,500円からという業界最安値級の料金設定が特徴で、完全成功報酬制のプランも選択できます。後払い制で追加料金もないため、費用面での不安が少ないです。

探偵業届出証明書(東京都公安委員会 第30200030号)を取得しており、24時間365日対応しています。女性相談員が在籍しており、弁護士やカウンセラーとの連携も充実しています。全国どこでも対応可能なので、地方在住の方でも安心して依頼できます。

あい探偵 公式HPはこちら

総合探偵社AMUSE

総合探偵社AMUSE(アムス)

総合探偵社AMUSE(アムス) 基本情報
拠点・支店数9拠点
対応可能な調査内容浮気 / 人探し等
特徴相談実績25,000件以上
料金体系時間制:1時間3,980円〜(15h以上)
通常:8,250円〜
相談方法電話 / メール / 出張
アフターフォロー探偵学校運営、夫婦カウンセラー連携、明瞭会計、返金制度あり
対応エリア全国

総合探偵社AMUSEは、調査員1名1時間3,980円から(15時間以上)という業界最安値クラスの料金設定が魅力です。完全成功報酬制のプランもあり、分割払いにも対応しているため、経済的な負担が少なくて済みます。未使用分は返金される仕組みになっています。

探偵業届出証明書(東京都公安委員会 第30140220号)を取得しており、全国9拠点で24時間365日対応しています。夫婦カウンセラーや弁護士と連携した調査報告書を提供し、復縁と離婚の両方のサポートを行っています。調査後のフォローも充実しており、依頼者の状況に合わせたサポートが受けられます。

総合探偵社AMUSE(アムス) 公式HPはこちら

よくある質問(Q&A)

妻の浮気に関するよくある質問をまとめました。具体的な疑問に対する回答を参考にしてください。

妻の浮気を見破る一番確実な方法は?
妻の浮気を見破るには、日常生活の中での行動の変化を注意深く観察することが大切です。スマホの扱い方、外出頻度、身だしなみの変化など、複数の兆候が重なる場合は注意が必要です。ただし、証拠がないまま問い詰めると逆効果になることがあるため、探偵に調査を依頼して証拠を収集することをおすすめします。
探偵に依頼する費用の相場は?
探偵の浮気調査の費用は、調査時間や調査員の人数によって異なります。一般的には、調査員1名1時間あたり5,000円から12,000円程度が相場です。最小パッケージプランでは55,000円から、定額プランでは200,000円から300,000円程度となります。事前に無料見積もりを取ることで、予算に合った事務所を選ぶことができます。
自分で証拠を集めるのは違法になりますか?
自分で証拠を集めること自体は違法ではありませんが、方法によっては違法となる場合があります。妻のスマホを無断で見たり、GPS機器を無断で取り付けたりする行為は、プライバシーの侵害や不正アクセス禁止法、ストーカー規制法に抵触する可能性があります。違法に取得した証拠は裁判で認められないだけでなく、逆に損害賠償を請求される可能性もあるため、合法的な方法で証拠を収集することが重要です。
浮気相手にも慰謝料を請求できますか?
はい、浮気相手にも慰謝料を請求することができます。浮気相手が既婚者であることを知っていた場合、または知り得る状況にあった場合、不法行為として慰謝料請求の対象となります。妻と浮気相手の両方に請求することも可能ですが、総額としては重複して受け取ることはできません。浮気相手への請求は、妻への請求と合わせて弁護士に相談して進めることをおすすめします。
離婚しなくても慰謝料はもらえますか?
はい、離婚しなくても慰謝料を請求することは可能です。ただし、妻に対して慰謝料を請求する場合、夫婦の財産は共有されているため、実質的な金銭的メリットは少ないことが多いです。むしろ、浮気相手に対して慰謝料を請求する方が、実質的な賠償を受けられる可能性が高いです。離婚しない場合の慰謝料は、個別の状況により異なりますので、弁護士に相談することをおすすめします。
子どもの親権はどうなりますか?
離婚する場合、子どもの親権をどちらが持つかは、子どもの利益を最優先に決定されます。妻が浮気をしたという事実だけで、自動的に親権が夫に移るわけではありません。裁判所は、子どもの年齢、これまでの養育状況、経済力、住環境などを総合的に判断します。親権を希望する場合は、弁護士に相談して適切な対応を取ることが大切です。

まとめ

妻の浮気を疑ったときは、まず冷静に状況を見極めることが大切です。スマホの扱い方、外出頻度、身だしなみの変化など、複数の兆候が重なる場合は注意が必要ですが、証拠がないまま問い詰めるのは逆効果になることがあります。

法的に有効な証拠を収集するためには、違法な方法を避け、合法的な手段で進めることが重要です。無断でスマホをチェックしたり、GPS機器を取り付けたりする行為は、プライバシーの侵害や法律違反に該当する可能性があり、逆に損害賠償を請求されるリスクもあります。探偵に依頼することで、証拠を合法的に収集することができます。

浮気が発覚した後は、「夫婦関係を続ける」「離婚はしないが慰謝料を請求する」「離婚して慰謝料を請求する」という3つの選択肢があります。どの選択肢を選ぶかは、自分の気持ちや今後の人生設計によって異なりますので、弁護士やカウンセラーに相談しながら慎重に決めることが大切です。

慰謝料請求には時効があり、浮気の事実を知った日から3年以内に行動する必要があります。早めに証拠を集め、弁護士に相談して適切な手続きを進めましょう。探偵事務所を選ぶ際は、探偵業届出証明書を持つ信頼できる事務所を選び、料金体系やアフターサポートの内容を確認することが重要です。

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