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職場いじめはなぜ発生してしまうのか?いじめの起こりやすい職場のタイプとその対策とは?

職場いじめで悩んでいませんか?いじめは学校現場に限定されたものではなく、社会人になっても職場というように場所を変えて行われていることが少なくありません。そこで、今回は職場いじめの原因と、職場いじめに遭った時の対処法について詳しくご紹介します。

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職場いじめにあっていませんか?

 

考えやスタイルの違う複数の人間が継続して同じ場所にいる限り、どんな年代であってもいじめはなくなるものではありません。特に職場は多様な年代の大人たちが集まる場所であり、いじめは生じやすい場所だと言えます。

これを読んでいるあなたも、職場いじめで困っている一人かもしれません。

でも、職場のいじめは放っておいてもなくなるわけではありません。いじめによって希望していた勤務先を辞めるということは、社会的にあってはならないことなのです・・・

なぜ職場いじめが起こるのか?

 
 
では、なぜ大人になって社会人になってまでもなお、職場いじめという形でいじめが絶えないのでしょうか。

職場いじめが起きる理由(1) 仕事能力への批判

これは学校現場でもよくあることですが、能力が極端に高い、もしくは極端に低いことは、いじめの原因になり得ます。

同じ部署で一人だけいつも成績トップで目立っている、またはいつも最下位で目立っている場合、いじめの標的にされやすいでしょう。

職場いじめが起きる理由(2) 基本的なコミュニケーション不足

性格的な問題もいじめにつながることがあります。たとえば、極端に人見知りで人と話すことが苦手だった場合、あいさつもまともにできなかったり、連絡事項を伝えられなかったりすると、業務に支障が出てしまいます。

このようなコミュニケーション力が不足していることがきっかけで、いじめが生じることもあります。

職場いじめが起きる理由(3) ストレスを部下にぶつける

ストレスのたまった上司が、部下に対して感情的になって暴言を吐くことがいじめになっているケースもあります。

本来、個人のストレスは個人で処理すべきもののはずですが、誰かに暴言を吐くことで、つまり八つ当たりすることでストレスを発散させる人が上司だった場合、これも職場いじめになるでしょう。

職場いじめが起こりやすい環境とは?

 
では、どのような環境が職場いじめの起こりやすい環境といえるのでしょうか。

職場いじめが起こりやすい環境(1) そもそも労働環境が悪い職場

労働時間が長かったり、休日出勤ばかりで休みがあまりない職場の場合、どんなに善良な人でも精神的にストレスがたまって追い詰められた状況に陥ります。

そのような正常ではない精神状態可にある場合、人間味のある判断をすることが困難になり、いじめが発生しやすくなるのです。劣悪な労働環境がいじめを作り出しているというパターンです。

職場いじめが起こりやすい環境(2) 非正規雇用の多い会社

派遣社員などの非正規雇用の社員が多い場合、「次がある」という思いから残酷な言動をしがちになるというケースがあります。

非正規雇用の場合、終身雇用ではありませんから、何かあったらすぐに職場を去ることができます。つまり、その企業でいじめなどの問題を起こしたとしても、「終わりではない」という意識がいじめを生むパターンです。

職場いじめが起こりやすい環境(3) 閉鎖的な環境の職場

外部との接触もなく、人事異動もないような閉鎖的な職場環境では、いじめが生じやすい傾向にあります。

特にそのような閉鎖的な職場環境の場合、新入社員のような「未知の存在」に対して排他的な態度を示します。共有すべき情報を共有しなかったり、会話の輪の中に故意に入れなかったりということが起こりやすいのです。

職場いじめにあったら

 
職場いじめに遭ったら、放置せずに以下のような方法で行動に出ることが大切です。

職場いじめにあったら(1) 上司や同僚に相談

いじめの輪の中に入っていない同僚や、影響力の強い上司がいる場合は、そのような人物に対して相談してみることで解決するかもしれません。

ただ、学校現場でのいじめにも共通することですが、あなたの信頼する同僚が実は陰でいじめに加担していることもありますし、上司に影響力がなければ相談しても無駄になる可能性もあります。

職場いじめにあったら(2) 内部の相談機関へ

企業の規模が大きい場合、社内に相談機関が設けられていることが多いでしょう。

そのような場合は、社内の相談窓口に、いじめの状況とあなたの精神状態などについて詳しく報告し、今後の対応について相談しましょう。いじめが一部の人によるものの場合は、上部機関から通達が出て善処するケースもあります。

職場いじめにあったら(3) 職場いじめの証拠は集めておきましょう

もしもあなたが今職場いじめに遭っているなら、ただいじめられるだけではなく、日々どのような被害を受けたのかをあらわすような証拠を集めましょう。

たとえば、いわれのない暴言を吐かれたならそれを録音しましょう。また、録音などが難しい「無視」「わざと報告しない」などの行動が続く場合は、日記につけておくのも効果的です。

職場いじめにあったら(4) 直接言ってやめさせる際のポイントとは

もしもあなたをいじめているのが1人、もしくは少人数のグループならば、直接いじめをやめるように言うことも効果的です。

ただし、その時は必ず他の社員のいないところで言うようにしましょう。なぜなら、他の社員の前でいじめを指摘されると、聞かれたという恥ずかしさから逆上して話にならないことがあるからです。必ず1対1で、あなたが今どんな気持ちかを告げ、いじめをやめてほしいという正直な気持ちを伝えましょう。

会社ぐるみでの職場いじめにあったら・・・

 
もしも職場いじめが個人ではなく会社ぐるみのものだった場合、以下のような手立てが考えられます。

会社ぐるみでの職場いじめは労働問題に強い弁護士へ相談を!

会社ぐるみのいじめをしている場合は、もう個人間の問題ではありません。ハラスメントを越えた問題がある場合も考えられるので、このような場合は労働問題に強い弁護士に相談しましょう。

いじめが個人の問題ではないのですから、こちらも法のプロ・弁護士の手を借りる必要があります。

損害賠償請求ができる場合もあります

会社には、良好な職場環境を整備し、配慮する義務、あるいは、いじめ問題発覚後に適切な対応をする義務や、職場環境の改善に努める義務があります。
 
また、民法709条では、「故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う」とあり、損害賠償(慰謝料)の請求ができる場合もあります。

職場いじめのことについて知りたい人はこちらの記事も読んでみてください

職場いじめはなぜ発生してしまうのか?いじめの起こりやすい職場のタイプと対策とはのまとめ

 

いじめはどの年代でも、どんな場所でも、閉鎖的な環境や高いストレスにさらされている人が集まった場合に起こりやすいものです。

しかし、だからといって諦めてはいけません。あなたが快適に働くことは一つの権利です。

だからこそ、職場いじめに遭っても諦めずに対処することが大切です。

事態が悪化して、あなたの精神状態が追い詰められるその前に、労働問題に強い弁護士ことをおすすめします。

数々の経験と法的な専門知識によって、あなたを職場いじめから解放するために協力を惜しまないでしょう。

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