離婚の挨拶を義父母にすべき?挨拶をするメリット・デメリットやすべき場合を弁護士が解説
離婚後に挨拶を相手の両親にすべきか悩んでいませんか?結婚するときはともかく、離婚する場合も親同士などの挨拶が必要なのか困る人は少なくありません。特に離婚原因について相手の親に謝罪しなくてはいけないような状況で気が進まないときもありますよね。離婚の挨拶をすべきパターンとすべきでないパターン&対処法をご紹介します。
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離婚後に挨拶をすべきか?
「離婚したことの挨拶って、相手の両親にすべきなの?」
結婚するときはともかく、離婚する場合も親同士などの挨拶が必要なのか困る人は少なくないでしょう。
特に離婚原因について相手の親に謝罪しなくてはいけないような状況で気が進まないときもありますよね。
離婚の挨拶をすべきパターンとすべきでないパターン&対処法をご紹介します。
離婚を義両親に報告すべき場合・メリットがある場合5つ
まずは、離婚することの挨拶を義両親にすべきケースを、メリットとあわせてご紹介します。
離婚を義両親に報告すべき場合・メリットがある場合(1) 今後も関係を継続する可能性がある
離婚の挨拶をすべき場合として、今後も関係を継続する可能性がある場合があります。
ご近所に住んでいたり、孫の顔を見せに行くことがあるという場合は、今後も会うことが予想されます。
特に、子供と元夫(元妻)との面会交流について、義両親の協力が必要な場合などは、面会交流をスムーズに実施し、子供の安全を守るためにも、義両親との関係性は円満にキープしておく必要があります。
そのときのためにも、きちんとした関係維持のために挨拶しておいた方がメリットが大きいでしょう。
離婚を義両親に報告すべき場合・メリットがある場合(2) 個人的にも仲が良い場合
離婚の挨拶をすべきケースとして、義父母と個人的にも仲が良い場合があります。
血縁関係はないといえど、義両親に可愛がってもらった、という話は多くあります。
なにか今後困った際(子供を預けたい・育児など)に助けてもらえる人は多いに越したことはありません。
差し支えないのであれば挨拶し、今後も良好な関係を継続しましょう。
離婚を義両親に報告すべき場合・メリットがある場合(3) 義両親の家に住んでいた場合
離婚の挨拶がいる場合として、義両親の家に住んでいた場合があります。
住む場所を提供してもらった期間があるのであれば直接お世話をしていただいた期間があったことになります。
夫婦のために住む場所もあてがってくれたことに対して、お礼とご挨拶に伺った方が良いでしょう。
しっかりと離婚の報告をし、誠意を見せることで、「次にまだ住む場所が決まるまでこのまま家に住んでもらってもいいよ」と言ってもらえるかもしれません。
離婚を義両親に報告すべき場合・メリットがある場合(4) 長年の結婚生活ののち離婚した場合
離婚した旨の挨拶をすべき場合として、長年の結婚生活ののち離婚した場合があります。
長年連れ添った相手の義両親ですから、お付き合いはそれなりにあったはずです。
離婚は悲しい出来事である場合が多いので、なるべく関係者に会いたくない気持ちもあるかもしれませんが、長年親交のあった人々には別れのご挨拶をしておいた方が良いでしょう。
また、子供の関係などで今後も関係が続くようであれば、離婚に関して親同士も挨拶できるように手配するのもいいかもしれません。
離婚を義両親に報告すべき場合・メリットがある場合(5) けじめをつけたい
離婚の挨拶をすべき場合としてけじめをつけたい場合があります。
これからは全くの他人ですが、これまでお世話になった方々に挨拶はしておくのが義理であると考えているならば、後腐れないように挨拶しておくのがより良いでしょう。
その方があなたの離婚後の精神状況的も穏やかになるでしょうし、より自分で納得してこれからの新しい人生を作っていくことができるかもしれません。
離婚後に挨拶すべきでない場合・デメリットがある場合3つ
離婚に関して、相手の親に謝罪したいことがある人もいるかもしれません。
しかし、それが逆に相手の親を怒らせてしまっては元も子もないですよね。
離婚後に挨拶をすべきではない場合・デメリットがある場合としては、どのような状況が考えられるのでしょうか?
離婚後に挨拶すべきでない場合・デメリットがある場合(1) 義両親が来ないでと明言した場合
離婚の挨拶をしない方が良い場合としては、義両親が来ないでと明言した場合があります。
離婚のあいさつは営業ではありません。
断られて伺う営業マンの戦法のような感覚でいってはいけません。
今後はもう関わることもないかもしれませんし、関わって欲しくないのかもしれません。
失礼のないように身を引きましょう。
その方が、あなたにとっての精神的負担も減るでしょう。
離婚後に挨拶すべきでない場合・デメリットがある場合(2) 義両親ともともと不仲であった
離婚の挨拶をすべきでない場合として、義両親ともともと不仲であった場合があります。
離婚の原因の中には義両親との不仲が原因になったという場合もあるでしょう。
もともと相手との交流がない場合なども、わざわざ赴いても罵られて嫌な思いをするだけで、双方に得るものがないといえるでしょう。
また、離婚が両家の親同士の確執にある場合も、挨拶はしない方が悲しい思いをせずに済むかもしれません。
離婚後に挨拶すべきでない場合・デメリットがある場合(3) 感情的な話し合いが予想される場合
離婚の挨拶をすべきでない場合として、感情的な話し合いが予想される場合があります。
離婚の原因が不貞の場合などには、相手の状況によっては話し合いが感情的になる場合があります。
この場合は直接会ったり電話するのは控え、手紙などのリアルタイムでのやりとりではない方法を選ぶ方が落ち着いた挨拶になるのではないでしょうか。
離婚後に挨拶|相手の親に手紙を送るメリット3つ
離婚をしたことの挨拶をする場合、手紙を使うのも一つの方法です。
手紙を送るメリットをご紹介します。
離婚で相手の親に手紙を送る(1) お互いに感情的にならずにやり取りできる
離婚の挨拶として相手の親に手紙を送るメリットとして、お互いに感情的にならずにやり取りできることが挙げられます。
顔を合わせると喧嘩になってしまう可能性がある場合は手紙を送るだけで済ませることでストレスなく挨拶を済ませられるのです。
離婚で相手の親に手紙を送る(2) メールではなく手紙ならきちんとした印象に
離婚の挨拶を手紙でするメリットとして、メールではなく手紙ならきちんとした印象になるということが挙げられます。
日頃はメールやSNSでやりとりをしている場合でも、時候の挨拶に始まる丁寧な手紙をしたためることで最後にきちんとした印象を残すことができるでしょう。
離婚で相手の親に手紙を送る(3) 書くことで挨拶に行くべきか考えが決められる
離婚の挨拶のために出紙を書くメリットとして、書くことで挨拶に行くべきか考えが決められるということが挙げられます。
始めは手紙だけのつもりでも、書いているうちに直接話したくなることもあるでしょう。
一方で、絶対に手紙だけで終わらせようという決意が固まることもあります。
離婚後に揉めそうなら弁護士に相談を
日本では、離婚届の提出のみで離婚が成立してしまいます。
それゆえ、離婚自体はスムーズにいった場合でも、離婚後に離婚に関する問題が再燃する場合も少なくありません。
離婚後に離婚に関する問題が再燃した場合には弁護士に相談しましょう。
離婚には、財産分与・親権・養育費・慰謝料など決めるべき法的事柄が多くあります。
しかし、お金に関することや子どもに関することで揉めることは少なくありません。
そこで頼れるのが、離婚に伴う問題解決のプロである弁護士です。
法律の専門家である弁護士はあなたの代理人としてあなたに有利になるように交渉をしてくれます。
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見積りなどは無料のため、離婚で揉めそうなときは一度相談することをおすすめします。
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まとめ
離婚することや離婚したことについて義両親に挨拶すべきか、悩む人は少なくありません。
離婚の挨拶をすべきケースがある一方で、しない方が良い場合や、しなくても良い場合など、様々なケースがあります。
あなたにあった方法を選んでみてくださいね。
そして、もしも離婚の決定打が足りなかったり離婚で揉めそうな場合には、早めに弁護士に相談することがおすすめです。