息子の離婚を止める3つの方法とやってはいけないこと
息子が離婚を考えているとわかったとき、「できることなら止めたい」と考えるのも親の愛情の一つです。しかし、伝え方を誤ると思わぬ結果を招くこともあります。なぜ息子の離婚を止めたいのか?そして、伝えるためはどのような注意を払うべきか?NG行為もありますので、ぜひチェックしてみてください!

目次
息子が離婚するらしい…息子の離婚を止めたい親がやるべきこととは?

息子の離婚を喜ぶ親は一般的に少ないといえるでしょう。
息子の落ち込む姿は見たくないですし、息子夫婦には仲良く結婚生活を続けて欲しいと願うものです。
また、孫の世話などその後の生活に関わる現実問題もあります。
そこで今回は、息子の離婚を避けるために親がやるべきことを明確化していきましょう。
- 息子の離婚で困る理由
- 息子の離婚を止める際にやってはいけないこと
- 離婚しそうな息子を止める方法
をそれぞれ詳しく見ていきます。
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息子の離婚で困る理由

息子が離婚をすることによる心配事が、離婚して欲しくない理由に繋がると思います。
息子の離婚での主な困り事を紹介します。
息子に離婚して欲しくない理由(1) 孫たちに会えなくなる
孫がいる場合、会えなくなる不安から離婚を止めたいと感じることもあるでしょう。
現代の日本では母親が親権を持つ場合が多く、祖父母には面会交流権がありません。
今まで可愛がってきた孫たちに会えなくなることはとても寂しいものです。
息子に離婚して欲しくない理由(2) 孫の世話をしなければならなくなる
親権を息子が得た場合には、孫の世話を任されることが予想されます。
なるべく協力したいと思っても、昔のように身体が動くわけではありません。
十分な子育てをしてあげられるかという不安から、息子の離婚を止めたいと思うのかもしれません。
息子に離婚して欲しくない理由(3) 息子の世間体が心配
息子さんが社会的立場を築いている場合、今後の仕事に影響を及ぼさないかと世間体が気になるところですよね。
スピード離婚などではなおさらでしょう。
紙きれ一枚で離婚できてしまうからこそ、一度冷静に考えて欲しいと思うのも親心だと思います。
息子に離婚して欲しくない理由(4) 息子の嫁のことを気に入っていた
純粋にお嫁さんを気に入っていたという場合もあります。
特に同居をしていた場合は、本当の娘のように接していたお嫁さんがいなくなることは辛いですよね。
「2人のためにも、離婚を止めたい」と考えてしまうでしょう。
息子に離婚して欲しくない理由(5) 息子の面倒をみなければならない
離婚後に息子が実家へ戻る可能性もあります。
今までお嫁さんが家事を全て行い、息子がだらしない性格の場合は負担が増えるでしょう。
「もうこの歳で息子の面倒をみるのは避けたい」という本音も息子の離婚を止める理由です。
息子の離婚を止める際にやってはいけないこと

息子の離婚を止めるための説得では、やってはいけない言動があります。
わかってはいても、ついついやってしまいがちになるため留意しておきましょう。
息子の離婚を止めるためにやってはいけないこと(1) 嫁を責める
「嫁が全部悪いから直させれば良い」などお嫁さんを責める論調は避けましょう。
お嫁さんにも言い分はあることと思います。
息子が妻を悪いと思っていない場合には、息子への説得に逆効果です。
息子の離婚を止めるためにやってはいけないこと(2) 離婚に頑なに拒否する
「とにかく離婚は悪だ」と言った切り口で、離婚を頑なに拒否する姿勢はトラブルのもとです。
身近で信頼のおける親から真っ向から否定されたとなると、反発したい気持ちが湧いてしまいます。
離婚を止めたいという気持ちを全面に出す言動は、ぐっと押さえましょう。
息子の離婚を止めるためにやってはいけないこと(3) 自分たちの都合を押し付けない
「孫の世話は誰がやると思ってるの?」というような自分たちの都合を主軸とした話し方はおすすめしません。
たとえもっともなことであったとしても、息子の想いよりも「世間体や自分たちの負担しか考えていない」という印象を与えてしまいます。
せっかく離婚を止めたいのに状況が悪化してしまいますね。
離婚しそうな息子を止める方法

NG行為についておわかりいただけたと思いますが、具体的にどのようにして息子の離婚を止めれば良いのでしょうか?
対処法をお伝えします。
息子の離婚を止める対処法(1) 何が不満なのか聞き出す
息子の離婚したい理由や不満をきちんと聞き出しましょう。
その上で、それらは果たして「離婚で解決することなのか」を話し合ってみてはいかがでしょうか?
本人も意外と気づいていなかった発見があり、思いとどまるかもしれません。
息子の離婚を止める対処法(2) 夫婦の先輩として、アドバイスしてみる
長年連れ添った夫婦の先輩の立場からアドバイスしてみるのも手です。
かつて離婚の危機があったけれど乗り越えた話や、息子も知っているリアルな夫婦の体験談などは息子の心に刺さると思います。
息子の悩みの解決方法を提示して、一度試すように促してみましょう。
息子の離婚を止める対処法(3) カウンセラー・弁護士を紹介する
離婚事情に詳しいカウンセラーや弁護士への相談も対処法の一つに入れてみてください。
離婚のメリット・デメリットと、息子さんのケースでは離婚すべきか否かが客観的にわかります。
第三者からのアドバイスを含めた方が息子さんも納得できるかもしれません。
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息子の離婚を止める3つの方法とやってはいけないことのまとめ

我が息子の離婚となれば、じっとしていられないでしょう。
しかし、そんな問題こそ冷静に受け止め、息子の手助けをするべきです。
息子の離婚を止めるためにも、離婚自体のメリット、デメリットといった客観的見地や、トラブル防止の観点を入れてみてください。
専門家であるカウンセラーや弁護士への相談も、視野に入れるだけで随分とクリアになることと思います。