離婚前にしておくこと15選!離婚後に後悔しないために
離婚前にしておくこと15個を箇条書きでご紹介していきます。離婚は、非常に精神的にも肉体的にも疲れる作業が多いという話を聞きますね。一時の感情だけでなく、真剣に冷静な頭で離婚を考えている人は、もう少し先の離婚をスムーズに進めるためにやっておく事まで考えられるとその疲労を減らす事が出来そうです。

離婚前にしておくべき15のこと!
離婚は決して恥じる事ではなく、前向きに新たな自分の人生のスタート地点にしたいものです。
そのために、少しでも有利に事を運べるように、離婚前にしておくことをリスト化して把握するのが大切です。
離婚前にしておくこと(1) 離婚後の住居
離婚前にしておくことの最初に決めておかなければいけないのが、離婚後の住居についてです。
一人で生活していくにはお金はいくらあっても足りないくらいです。
しばらくホテル住まいなどという優雅な事をやっていては、あっという間に生活に困窮してしまいます。
離婚後の自分の収入と新しい家族の人数を考慮して、しっかりと落ち着ける住居探しをしておきましょう。
離婚前にしておくこと(2) 離婚後の子供の事・親権
子供いる夫婦が離婚をする場合は、離婚前にしておくことに、子供をどちらが引き取るべきか考えておかなくてはいけませんね。
親が離婚をする事で、子供には不自由な思いをさせてしまう事が多いのです。
感情的になってしまう事もあるでしょうが、どちらと一緒にいるのが子供が落ち着いて生活できるのか、果たして自分には子供の面倒を見ることが出来るのか、客観的に考えましょう。
離婚前にしておくこと(3) 離婚後の子供の事・養育費
子供をどちらが引き取るべきか考えたら、養育費の事も考えておきましょう。
基本的には引き取った側の収入が少ない場合、多い方の親から支払われるのが養育費です。
養育費をいくらにするのかも、離婚前にしておくことに入れておくと良いでしょう。
金額が決められない人への考え方の参考として、子供にかかる費用を収入の差に合わせて4:6や3:7に分けて差額分を受け取る形と考えると良いでしょう。
いくら欲しいと思っても、収入が多い方が子供を引き取った場合、養育費の請求をする事は出来ませんので注意が必要です。
離婚前にしておくこと(4) 離婚後の子供の事・面会権
子供を自分が引き取れない場合、子供と合うために面会権を相手に認めてもらい書面に残しておきたいものです。
後から「そんな約束はしていない」と子供に合わせてもらえない事を避けるためです。
どのくらいの頻度で会うか、どういった形で会うかを考え、離婚前にしておくことリストに入れておきましょう。
養育費と合わせて公正証書に残しておくのが理想的なので、離婚に詳しい法律家に相談をしておくと書類を作る時にも尽力してもらえるでしょう。
離婚前にしておくこと(5) 離婚後の姓について
離婚前にしておくことに、仕事探しを入れておくのも良い事ですね。
もし、これから面接を受けるようであれば、離婚後の姓も考えておくと良いでしょう。
職場で姓が変わると周りの噂も気になります。
ただでさえ気持ちが落ち込みがちなデリケートな時期ですから、離婚以外の煩わしさからは出来るだけ開放されるようにしておくのが得策です。
職場の上司と相談して、職場での呼び名だけでも変更する姓で最初から通してもらうと心労がひとつ減ります。
こういった細かいけれど心の傷になる事は、後から「ああ、最初から旧姓で通しておけば良かったな」と後悔する事です。
離婚前にしておくことリストに入れておけば、忘れる事もなく安心ですね。
離婚前にしておくこと(6) 夫婦の財産分与
財産分与の話し合いは、調査も含めて一朝一夕で終わる物ではありません。
財産の計算は離婚前にしておくことに、ぜひ入れましょう。
結婚した後に夫婦で購入した物は、どちらの名義であるかは関係なく、財産分与の対象となります。
自分が家を出る場合、どれを持って行きたいか、出来ればリストを作って、財産価値から半々に分けられるように決めておければ良いですね。
注意したいのは、結婚前から持っていた物は財産分与の対象に当たらない物もありますのでいくら欲しいと言っても貰えない事もあるということです。
離婚前にしておくこと(7) 離婚後の生活費は大丈夫?
離婚前にしておくことの中で大切なことに、離婚後の生活費のめどを立てる事があります。
一人で暮らすためには、収入がいくらあれば生活できるのか、家賃にいくらまで払えるのか、子供を引き取る場合は子供にどのくらいお金がかかるのか、思いつく限り書き出しておきましょう。
養育費や、国からの母子家庭・父子家庭にもらえる手当なども調べ、しっかり生活費のたしにしていきましょう。
手当の他にも、市町村区によっては水道代の補助や医療費の補助などありますのでその調査も離婚前にしておくことで安心できますね。
離婚前にしておくこと(8) クレジットカードを作っておく
これは必要でない人もいるでしょうが、カードを持っていない人は離婚前にしておくことに入れても良いです。
離婚した女性は、すぐにクレジットカードを作るのは難しくなります。
いざという時のために、夫の扶養家族でいるうちに自分名義のクレジットカードも作っておくと良いですね。
ただし、使用する時はいざという時だけ、または計画的に使うようにしましょう。
一人では何とか出来ても、子供も一緒だと思うように収入が得られない事もあります。
離婚前にしておくこと(9) 配偶者の友人と連絡が取れるようにしておく
離婚する前に配偶者の友人の連絡先をなぜ聞いておく必要があるのかと言うと、離婚後に元配偶者と連絡が取れなくなる場合があるからです。
配偶者の会社での所属や上司の名前なども知る限る調べて書き留めておきましょう。
離婚した後には、配偶者の友人とは連絡が取れなくなるでしょうし、離婚前にしておくことです。
出来るだけ話しやすい友人を選んで、電話番号やメールアドレスだけでも教えてもらえると良いですね。
離婚前にしておくこと(10) 保険の見直し
お互い現在入っている生命保険の受取人などについても離婚前に確認しておくことが大切です。
結婚後加入した保険は夫婦の共通の財産になります。
わざわざ解約して分けるほどではない額なら、せめて受取人を変えないで欲しいと言ってみましょう。
離婚後に受取人を実の親などに変更されてしまう事もあります。
元妻のままにしておく人は、ほとんどいないでしょうが、せめて子供が受け取れるようにしておいて欲しいと思うのが親心でしょう。
離婚の前に、この保険の受取人についてもきちんと話をしておくことをおすすめします。
離婚前にしておくこと(11) 離婚を切り出す原因・証拠の確認
相手に原因がある場合の離婚は、慰謝料請求が出来ます。
慰謝料が欲しい場合は、まず弁護士に相談して、その理由が正当な物か必要な証拠があれば揃えてから離婚話をはじめたいものですね。
配偶者が結婚生活を破綻させた証拠集めは、離婚前にしておく重要なことになります。
慰謝料請求を伴う離婚の場合は、まず専門家に相談からはじめましょう。
離婚前にしておくこと(12) 厚生年金の分割について(第3号被保険者)
配偶者がサラリーマンの場合は、妻は離婚前にしておくことに年金分割をどうするのかがあります。
婚姻期間が長期に渡っており、その間妻が第3号被保険者になっていた場合、厚生年金手当の分割請求が行えるという物です。
最高5割、婚姻期間の間だけ相手が受け取る年金から妻側へ年金が渡る仕組みです。
これも年金事務所に届け出る書類が必要になりますので、話し合いから書類作成までは弁護士を通した方が良いでしょう。
慰謝料、養育費、年金の分割はセットで行うと良いです。
離婚前にしておくこと(13) 仕事探し・スキルを上げておく
すでに離婚への気持ちは固まっており、あとは時期を待つだけという状態なら、その時間も無駄にせず離婚の前にしておくことに自分が生きていくための職探しや、免許をとるなどのスキルあげを入れてみてはいかがでしょうか。
明日は離婚できるだろうか?明後日はどうだろう?とヤキモキしながら毎日を過ごすのは辛いものです。
そんな近くの嫌な事でなく、もっと明るい未来を見据えた前向きな行動をすると、気持ちも紛れていきますよ。
離婚前にしておくこと(14) 離婚した方が良いのかもう一度考えてみる
それでもまだ時間が余るようなら、時々「本当に離婚をした方が良いのだろうか」と冷静な頭で何度も考えてみましょう。
これは、離婚の前にしておくことであり、離婚の前にしか出来ない事です。
実際に離婚をしてみたけれどちっとも良くなかった。
元のほうがまだマシだったと元サヤに戻りたがる人も少なくないのです。
考えすぎて悪い事はありませんし、離婚の前にしておくことで自分の中だけで解決する事もあるかる知れません。
離婚前にしておくこと(15) 事前に離婚について相談する
離婚前にしておくことを色々と考えてみましたが、そのうちいくつかは専門家の力を借りなければ出来ない事も出てきました。
離婚と言うのは、強力な助言者がいた方が心強いですし頼りにも出来ます。
離婚をしたいなと思ったら、まず相手に切り出すのではなく、相談できる専門家を探すのをおすすめします。
離婚という大変な仕事を、出来るだけスムーズに有利に進めるためには専門家の力を借りて、離婚前にしておくことを整理しておくのが大切ですね。
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離婚前にしておくこと15選〜離婚後に後悔しないために〜のまとめ

色々と離婚前にしておくことが必要である事がわかりましたね。
これ以外にも、格式の高い家の場合は親族が出てきてもめる事もあるのではないでしょうか。
あくまでもここでお話した離婚前にしておくことは、一般的な離婚の前準備という事になります。
この他にも自分の立場で思いつく限り、離婚前にしておくことを増やしていくと良いでしょう。
ここまで何度も出てきましたが、離婚には専門家の助力があるとずいぶんと有利に事が進みます。
また、後で問題にならないよう正式な書類の作成も必要になってきます。
離婚を考えている人は、まずは離婚問題に強い弁護士に相談してみましょう。