離婚届証人代行サービスとは?メリットやデメリット、流れについて解説
離婚届け証人代行サービスが最近増えているようです。離婚届けを提出する際には証人になってもらう人が必要ですが、中には証人がいないと困っている人もいるのではないでしょうか。そんなときに役立つのが、離婚届証人代行。今回は離婚届証人代行の料金やリスクなどについてまとめました。
「配偶者と離婚したいけれど、どのように説得すれば良いのか分からない」
「配偶者との離婚が決まったが、財産分与などの離婚条件で損をしないようにするにはどうすれば良いのか悩んでいる」
という方は、弁護士に相談されることをおすすめします。
弁護士に相談・依頼することで、下記のようなメリットを得られる可能性があります。
・配偶者に対してどのように離婚の話を切り出せば良いか、どのように説得すれば良いかアドバイスしてくれる。場合によっては代理で説得してくれる。
・離婚後の生活が不安な方に対して、どのように行動していけば良いか、どのような離婚条件を提示すれば良いのか等をアドバイスしてくれる。
・財産分与や慰謝料等の離婚条件について、あなたが損をしないよう、代理で交渉してくれる。
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離婚届証人代行サービスってどんなサービス?
そもそも、離婚届証人代行サービスとはどんなサービスなのでしょうか。詳しく見てみましょう。
離婚届証人代行サービスとは?何をしてくれるサービス?
離婚届証人代行サービスは、離婚届の証人になってくれるというサービスです。
具体的には、離婚届の証人欄に、署名・捺印をしてくれます。
離婚届を提出する際には、証人が二人必要です。
つまり、証人がいなければ離婚届を提出できないので、離婚そのものができなくなってしまいます。
離婚届証人代行サービスは、離婚届の証人がいないと困っている人にとって非常に便利なサービスといえます。
ただし、離婚届証人代行サービスはあくまでも離婚届の証人欄に署名・捺印をしてくれるだけですので、その後の離婚届の提出などは自分達で行う必要があります。
離婚届証人代行サービスに依頼することは違法ではないのか?
離婚届証人代行サービスは違法ではないのか、と心配する人も多くいるようですが、離婚届証人代行サービスを利用することは違法になりません。
というのも、離婚届の証人は成人である以外に条件はないため、身内や知り合いでなくても証人になることができるからです。
安心してサービスを利用してください。
離婚届証人代行サービスを活用すべきケースとは?
そもそも離婚は、下記のような流れで進んでいきます。
この流れの中で離婚届の証人欄の署名・捺印が必要となるのは、夫婦間の話し合いで離婚が成立した「協議離婚」の場合のみです。
調停離婚や裁判離婚の場合には、証人欄の署名・捺印は不要です。
離婚届証人代行サービスにかかる費用は?
離婚届証人代行サービスの費用は、一人約5,000円~7,000円くらいといわれています。
ただし、離婚届の証人は二人必要なので、その場合には10,000円~14,000円くらいが相場でしょう。
もちろんあくまでも相場なので、これ以上の費用がかかる場合もありますし、これ以下の費用で済むこともあります。
離婚届証人代行サービスのメリットは?
そんな離婚届証人代行サービスには、どんなメリットがあるのでしょうか。検討している人はぜひ参考にしてください。
離婚届証人代行サービスのメリット(1) 証人を探す手間が省ける
離婚届を提出する際、証人を二人探すのは意外と大変なことです。
また、証人にリスクはありませんが、心理的に抵抗を感じる人も中にはいるので、「頼みにくい」ということもあるでしょう。
離婚届証人代行サービスでは証人がいない場合だけでなく、探すのが面倒な人、周囲に頼みにくい人にとっても非常に便利なものです。
離婚届証人代行サービスのメリット(2) 周りにバレない
離婚は非常にデリケートなことなので、場合によっては周囲にバレたくない、今は言いたくないということもありますよね。
しかし家族や知人、友人などに証人を依頼すると、証人を依頼した相手に離婚がバレてしまうため、そこから情報が流れる可能性も考えられます。
離婚届証人代行を利用すれば誰にも言わず離婚できるので、いってしまえば親や兄弟にも隠せるのもメリットといえますね。
離婚届証人代行サービスのメリット(3) とにかく早く離婚できる
離婚届証人代行を依頼するメリットとして、非常にスピーディーに対応してくれるという点も挙げられます。
親戚や友人に会って離婚届の証人欄への署名捺印を集めるよりも、離婚届証人代行サービスに依頼する方が早いかもしれません。
かなり早く署名をもらえるので、早く離婚届を提出したいときにも便利なサービスです。
離婚届証人代行サービスのデメリット・注意点は?
非常に便利な離婚届証人代行サービスですが、質問も多く寄せられています。よくある質問をまとめました。
離婚届証人代行サービスのデメリット(1) 悪質な業者の場合は個人情報が漏れる可能性がある
離婚届には名前や住所、本籍地など様々な情報が記載されています。
そのため、離婚届証人代行業者に離婚届を見られることはありますが、通常業者には守秘義務があり、漏れることはまずありません。
そのため、基本的には個人情報の漏洩を心配する必要はありません。
ただし、悪質な業者がいる可能性もあるので、離婚届証人代行サービスを依頼する際には、契約書・規約・約款などをしっかりと読んでおきましょう。
「証人を頼める知り合いがいない」「でも、得体の知れない業者は信用できない」という方は、弁護士や行政書士などの専門家に証人を依頼する、という第3の選択肢もありますので、ご一考ください。
離婚届証人代行サービスのデメリット(2) お金がかかる
離婚届証人代行サービスを依頼するには、前述した通り、依頼費用がかかります。
ただし、離婚届証人代行サービスはそこまで高額なサービスではないので、費用についてそこまで懸念する必要はないでしょう。
反対に、無料のサービスである方が怪しい業者である可能性が高いので、有料の業者を選ぶようにした方が良いかもしれません。
離婚届証人代行サービスを頼むときの手順
離婚届証人代行サービスを依頼する際には、どのような手順で申し込むをするのでしょうか。
離婚届証人代行サービスの依頼手順(1) 記入済みの離婚届を送る
離婚届証人代行サービスを申し込む際には、まず記入済みの離婚届を用意し、それを送ります。
自分の情報を見られたくないと思う人もいるかもしれませんが、業者側も依頼者の名前が記載されていない離婚届に個人情報を書くことはリスクになるので、必ず自分達の記入欄は全て記入している離婚届を送るようにしましょう。
離婚届証人代行サービスの依頼手順(2) 証人が代行で署名した離婚届を受け取る
離婚届証人代行サービス業者に離婚届を送った後は、証人が代行で署名したものを受け取るだけです。
料金は先払いの場合と後払いの場合があるので、あらかじめ確認しておきましょう。
また、離婚届を受け取った際には、署名と捺印が正しくされているかを必ず確認することも忘れないようにしてください。
離婚届けを受け取って料金を支払えば、あとは離婚届けを提出するだけです。
離婚届や離婚について不安な点がある場合はどうすれば良い?
離婚届や離婚について不安な点、不明な点がある方は、弁護士へ相談されることをおすすめします。
というのも、弁護士に相談することで下記のようなメリットを得ることができる可能性があるからです。
- 離婚届や離婚に関する不明点について、丁寧に教えてくれる。
- 離婚をしたいと思っているが相手がそれに応じてくれない場合などでも、弁護士があなたに代わって交渉・説得してくれる。
- 財産分与や慰謝料、養育費などの離婚条件について、あなたに有利になるよう交渉してくれる。
些細なことでもお悩みの方は、下記ボタンより一度ご相談ください。
離婚届証人代行サービスについてのまとめ
離婚届証人代行は、離婚を考えている人にとっては便利なサービスです。
特に証人を見つけるのが面倒な人、身内や周囲にバレたくない・お願いしにくい人、証人がいない人にはおすすめです。
また、離婚届証人代行のデメリットとしては料金がかかることが挙げられますが、そこまで多額な料金ではないので、比較的気軽に申し込めるのではないでしょうか。
離婚届証人代行には様々なメリットがあるので、困ったときには上手に活用してください。
実際に依頼する際には、費用だけではなく、守秘義務をしっかり守ってくれるかをチェックして、安心して依頼できるかという観点も考慮した上で、代行サービスを選びましょう。