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夫婦間の言葉の暴力はDVになる?離婚できるケースと言動例5選を解説

夫婦間の言葉の暴力は、見逃すことができない重大な損害でもあります。夫婦間で発せられる言葉の暴力は、第三者の耳に入りにくく、対処が難しいのが現状。夫婦間の言葉の暴力が原因で、最終的に離婚となるケースもありますので、早めに対応することをおすすめします。夫婦間の言葉の暴力はDVになるのかどうか、正しい対処法について解説していきます。 

「モラハラやDV等があり、離婚を考えている」「離婚をするなら自分に有利な条件で進めたいけれど、どうすればいいか分からない」という人は、弁護士へ相談することで下記のようなことを実現できる可能性があります。

Point

・あなたに代わって配偶者に離婚をしたい理由等を説明し、できるだけあなたに有利になる条件で、離婚に向けて交渉してくれる。
・離婚を説得させる材料が足りない場合は、さらなる証拠集め、証拠作りのサポートをしてくれる
離婚後の生活設計をどうすべきかまで含めて、アドバイスしてくれる。

離婚請求が通るかどうかは、有効な証拠があるかどうかに左右される部分が大きいです。

そのため、できるだけ早めに弁護士へ相談し、証拠を集めたり作ったりした上で、離婚請求を行うことが重要です。

またカケコムには、弁護士を雇ったことで配偶者に離婚の本気度を示すことができ、無事離婚に応じてもらえたという事例を持つ弁護士も登録しています。

下記のボタンから、お早めにご相談ください。

夫婦間の言葉の暴力はDVになるのか

夫婦の言葉の暴力は精神的なダメージを受けやすく、殴られる等のDVと同じダメージを負うことも少なくありません。

DVは実際に目に見える身体的暴力だけでなく、夫婦の言葉の暴力のように心に傷を負う精神的暴力も含まれます

そのため、夫婦の言葉の暴力はDVとして認められる可能性は大いにあります。

言葉の暴力は離婚事由になる場合がある

夫婦の言葉の暴力は、民法770条1項5号により婚姻を継続し難い重大な事由となる場合があります。

5号が認められれば、一方的な離婚請求も認められます。

民法770条
  1. 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
    一 配偶者に不貞な行為があったとき。
    二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
    三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
    四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
    五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

慰謝料請求できる場合もある

夫婦の言葉の暴力で負ったダメージが大きい場合には、不法行為(民法709条)に当たる可能性が高いです。

そのため、慰謝料請求できることがあります。

民法709条(不法行為による損害賠償)

  1. 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
しかし、そもそも言葉の暴力とは一体どのようなものを指すのでしょうか。

実際に配偶者から言葉の暴力を受けたことがある人の割合は?どんな言葉の暴力を受けた?

カケコムでは、結婚経験者の方100名を対象に、「配偶者や元配偶者から言葉の暴力を受けたことがあるか」を調査しました。

配偶者から言葉の暴力を受けたことがある人の割合

結果は、「言葉の暴力を受けたことがある」と回答した人が80%、「受けたことがない」と答えた人が20%と、圧倒的に言葉の暴力を受けたことのある人の方が多い結果となりました。

男女別で見てみると、下記通りとなりました。

配偶者から言葉の暴力を受けたことがある人の割合(男女別)

言葉の暴力は女性が受ける印象が強いかもしれませんが、実際は、「配偶者から言葉の暴力を受けたことがある」と回答した男性が92.9%、女性が70.7%と、女性より男性の方が言葉の暴力を受けており、しかもほとんどの男性が言葉の暴力を受けていることが分かりました。

さらに、どのような言葉の暴力があったのかを聞いてみました。

夫婦の言葉の暴力の例7選

夫婦間の言葉の暴力には、様々なものがあります。
 
夫婦間の言葉の暴力だとされるのは、どんな内容なのか詳しく見てみましょう。

夫婦の言葉の暴力(1) 相手の人格を否定する言葉 

 男女ともに、下記のように、人格を否定するような言葉の暴力を受けたという方が多くいました。

30代男性

家では犬と呼ばれている。帰って来るなと言われた。

30代男性

しね等の誹謗中傷を言われた。

40代女性

気持ち悪いんだよ。一度死んだ方がいいんじゃない?

30代女性

「人間のクズ」「一人では何もできないクソ女」「誰のおかげで生活ができていると思っている」など。あとは、基本的に謝らないというモラルハラスメント。

夫婦の言葉の暴力(2) 相手の頑張りや能力を否定する言葉

夫婦間だからこそ、相手の頑張りを否定するかのような言葉は、暴力としてみなされます。

実際にアンケートに回答してくださった方の中には、下記のような頑張りや能力を否定する言葉をかけられたという人がいました。

30代男性

ぼけ、かす、あほ、甲斐性なし、他の人はもっと仕事して稼いで家事も手伝っているのにお前はなんで何もしないのか、弁護士よんでお前の人生をめちゃくちゃにしてやる。

30代女性

どうせ〇〇にはできないよ。頭悪いの死なないと治らない?

40代男性

給料が安いのは、能力が低いからと言われました。

夫婦の言葉の暴力(3) 専業主婦をバカにする言葉

夫から専業主婦をバカにする言葉を受けるという回答もとても多くありました。

実際にアンケートに回答してくださった方の中には、下記のような言葉の暴力を受けています。

30代女性

わたしが専業主婦なので、誰のおかげで飯が食えてるねんと言われた。

40代女性

専業主婦だった頃、お金を使うだけ使うが、一銭も作り出すことができない能無しだと言われた。

30代女性

育児家事をほとんど一人で行なっていますが、「誰のおかげで生活できてると思ってるんだ。お前は何もしてない。」と叱責されました。

夫婦の言葉の暴力(4) 結婚自体を否定する言葉

「お前と結婚なんてするんじゃなかった」「結婚するつもりはなかった」のように、根本的に結婚を否定する言葉は夫婦の言葉の暴力となります。

実際にアンケートに回答してくださった方の中には、下記のような結婚自体を否定する言葉をかけられたという人がいました。

30代男性

私の方がだいぶ年上でしたので、こんなオッサンと結婚しなければ良かったと言われ、ショックでした。

40代男性

「あなたと結婚なんてするんじゃなかった」(と言われた。)

夫婦の言葉の暴力(5) 相手の容姿を否定する言葉

相手の容姿を否定する言葉も、夫婦の言葉の暴力となってしまうでしょう。

「化粧しても意味がない」「太り過ぎて一緒にいるのも嫌だ」など一方的に容姿を否定し傷つける言葉は夫婦の言葉の暴力です。

実際にアンケートに回答してくださった方の中には、下記のような容姿を否定する言葉の暴力を受けたという人がいました。

30代男性

見た目がみっともない(と言われた)。

20代女性

でぶ、ぶす、胸が垂れているなどの悪口(を言われた)。

夫婦の言葉の暴力(6) 相手の家族を否定する言葉

夫婦の場合、相手の家族のことを否定する言葉も言葉の暴力に当たります。
 
「お前の親は役立たずだ」のように配偶者の家族に対して非難するような言葉は夫婦の言葉の暴力となります。

実際にアンケートに回答してくださった方の中には、下記のような家族を否定する言葉の暴力を受けたという人がいました。

40代男性

身内の悪口を言う(という言葉の暴力を受けたことがある。)

20代男性

親のことを言われ、存在を否定されました。

60代以上女性

実家の父母を蔑む言葉(を言われた。)

夫婦の言葉の暴力(7) 過去を蒸し返す言葉

アンケート結果には回答がありませんでしたが、「あのときこうだった」「どうしてあんなこともできなかったんだ」など、あえて過去を蒸し返すような言葉も夫婦の言葉の暴力に含まれます。

何度も自分の過ちを蒸し返されるようなら、夫婦の言葉の暴力である可能性が高いようです。

夫婦の言葉の暴力への対処法

夫婦の言葉の暴力への対処法を考えていきましょう。
 
自分や家族を侮辱されたとき、どんな対応をするのが正しいのでしょうか。 

自分の気持ちを伝える

夫婦で言葉の暴力をされた場合には、まず自分の気持ちを伝えることも大切です。
 
まだ、配偶者からのモラハラが軽度であれば、モラハラを自覚して改善してくれる可能性もあります。
 
自分が嫌だと言えば、それに気づいて夫婦の言葉の暴力がなくなるかもしれません。

行政機関や専門家に相談する

夫婦の言葉の暴力は立派なDVになりますので、行政機関や専門家に相談をするのもおすすめです。

夫婦の言葉の暴力は体に傷を負わないので理解されにくいですが、実際には大きなダメージを受けていることも少なくありません

誰かに話を聞いてもらうだけでも心が救われる可能性は高いようです。

離婚する

夫婦の言葉の暴力が、何度言っても改善しない場合には、離婚をするのも一つの選択肢です。
 
夫婦の言葉の暴力が悪化すると、さらに侮辱されるような言葉を浴びせられたり、最悪の場合身体的なDVにもなりかねません。
 
言葉の暴力で夫婦としてやっていけなくなり、離婚をするのは珍しくないのです。

夫婦の言葉の暴力での離婚を考えたら?押さえておくべきポイントは?

言葉の暴力が原因で夫婦としてやってけないと考えているのなら、離婚に向けて少しずつ準備をしておきましょう。 

言葉の暴力の証拠を残しておく

言葉の暴力がエスカレートし、夫婦関係が破綻、離婚をするのなら、言葉の暴力の証拠を取っておきましょう。

一番いいのは音声を録音したもので、有利に離婚を進めるための証拠として重宝します。

また、夫婦の言葉の暴力が原因で心療内科やカウンセリングに通っているのなら、診断書などの証拠も取っておいてください。

離婚の前に別居する

言葉の暴力があり、離婚を考えた場合は別居するのも一つの手段です。

別居することでお互いに冷静に考える時間を作ることができますし、長期間の別居をすることで夫婦関係が破綻しているとみなされ、より離婚しやすくなる可能性があるからです。

ただし、別居をすると引っ越しにおける初期費用や家賃の支払い等、様々な費用が必要になってくることがあるため、ある程度お金をためておくことも必要でしょう。

もし費用が支払えないけれど一刻も早く別居したいと考えている場合等は、実家や、長期の同居を許してくれる友人を頼ると良いかもしれません。

調停を利用する

夫婦の言葉の暴力で離婚を考えており、夫婦間の話し合いでは解決しなかった場合は、離婚調停を利用するのもおすすめ。

離婚調停は、必ずしも離婚を決意していなくても利用できます

夫婦の言葉の暴力が原因で、調停委員を介して離婚するか、どのように離婚するかを話し合うことができます。

ただし、調停を利用するには、夫婦間で話し合う協議をまずしておく必要があります。

下記の図のような流れで進めていきましょう。

 
離婚の流れ

弁護士に相談する

離婚をするためには、財産分与・親権・養育費・慰謝料など決めるべきことが多くあります。
 
法律の専門家である弁護士はあなたの代理人としてあなたに有利になるようにこれらについて交渉をしてくれます
 
夫婦の言葉の暴力で離婚を考えたらなるべく早く弁護士に相談することをおすすめします。

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Point

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悩んだら経験者が取った対処法も参考に

実際に配偶者や元配偶者から言葉の暴力を受けたことがある人を対象に、「言葉の暴力を受けたことに対して何らかの手段を取ったか」聞いてみました。

言葉の暴力を受けて対処したかどうかのアンケート結果

その結果、「何らかの手段を取った」と回答した人が28%、「取りたいと思ったが取れなかった」と回答した人が30%、「取らなかった」と回答した人が42%となりました。実際に何らかの手段を取った人は全体の3割にも満たなかったですが、「何らかの手段を取る意思があった」人で見ると6割ほどにのぼります。

男女別で見ると、下記のとおりです。

言葉の暴力を受けて対処したかどうかのアンケート結果(男女別)

意外にも「何らかの手段を取った」と回答した男性は女性より約7%も少なく、「取りたいと思ったが取れなかった」という男性は女性より約20%多い結果となりました。

「取りたいと思ったが取れなかった」と回答した方の中では、下記のように子供が理由で行動に移せなかったという意見が目立ちました。

30代女性

子供がいるので、別居も離婚もできなかった。我慢すればいいと思った。

50代男性

子供2人のこと考えたら離婚出来ない。

60代以上女性

子供が小さい頃はただ我慢でしたが、娘が家を出て自活し始めた時、娘の方から家を出て娘のところに来るように言われましたが、娘に迷惑をかけたくないので実行をしませんでした。

また、こちらは男性だけに見られた意見ですが、「取りたいと思ったが取れなかった」と回答した男性の中には、下記のように事態の悪化を恐れて躊躇した方もいました。

30代男性

次に何を言われるか怖かったため。

30代男性

何を言われるか分からなかったので怖かった。

次に、「何らかの手段を取った」か「取りたいと思ったが取れなかった」と回答した方に、具体的にどんな手段を取ったのか、どんな手段を考えたのかを聞いてみました。

何らかの手段を「取った」と回答した人が実際に取った手段

男女ともに、別居または離婚を選択したという方が多い印象でした。特に女性の場合は、子供を連れて実家に帰るというケースも多いようです。

別居した

20代男性

別居することになりました。

30代女性

子供と実家に黙って帰りました。

40代女性

言葉の暴力だけではなく、喧嘩をすると子どもの前で物を投げられたり暴力のような行為がありましたので、別居する事にしました。

別居は、離婚したいけれど相手に切り出すことができなかったり、相手が離婚に応じてくれない場合に取れる有効な手段です。

別居をする正当な理由がある場合は、長期間の別居をすることで無事離婚できる可能性があるため、一つの手段として検討すると良いかもしれません。

離婚した

20代女性

家出をして現在離婚調停をしています。

30代女性

別居を経て、離婚しました。

50代男性

言葉の暴力もあったが色々と価値観が違う為離婚した。

40代男性

私のほうから離婚を申し出て、離婚を成立させた。

弁護士に相談した

50代女性

弁護士に相談して将来の離婚準備(をした。)

言葉の暴力があった場合、離婚だけでなく、相手に慰謝料を請求できる可能性もあるため、離婚話を切り出す前から弁護士に相談しておくと良いかもしれません。

何らかの手段を「取りたいと思ったが取れなかった」と回答した人が考えた手段

下記のように、別居や離婚を考えたという意見が多くを占めていました。また、相手を訴えることも考えたが、相手の親が出てきてこじれたのでやめたという方もいました。

40代男性

離婚を含めて、この生活から逃れたいと感じました。

30代男性

妻を実家もしくは私が出ていってホテルに泊まる事を考えた。

40代女性

別居や離婚など、離れてしまいたいと考えました。

20代男性

離婚や相談所に駆け込む。

このように様々な手段を取っている方がいらっしゃるので、参考にしてみてください。

言葉の暴力が身体的な暴力になった場合は?

言葉の暴力がひどくなり、最終的には身体的な暴力に発展してしまう可能性もあります。

そんな場合、どんな対処法を取れば良いのでしょうか?

離婚できる可能性がある

身体的な暴力、いわゆるDVを受けていてそれが「婚姻を継続し難い重大な理由」を認められる場合は、言葉の暴力と同様に裁判でも認められる離婚理由になります。

そのため、場合によっては離婚するという選択肢を選ぶことも可能です。

裁判所に保護命令を出してもらう

DVから逃れるために実家に避難した場合、実家の住所を知っている配偶者が家まで来てしまう可能性が考えられます。

そのような事態を防ぐために、場合によっては裁判所に保護命令を出してもらうことが可能です。

裁判所の保護命令とは、この場合、DVをしていた配偶者に対して、被害者に近づかないよう命令するというものです。

裁判所に保護命令を出してもらうには、戸籍謄本等の資料を集めたり、申立書を提出する必要があります。

手続きが複雑で分からない場合や不安がある場合は、弁護士にサポートしてもらうこともおすすめです。

シェルターに避難する

緊急性が高く、実家等にすぐに頼ることができない場合は、シェルターに避難することも一つの手です。

ただし、シェルターには、シェルターに避難する緊急性があるのかを審査する必要があったり、場合によっては定員を超えてしまっており、収容不可である場合もあります。

そのため、もしシェルターへの避難が難しい場合は、前述したように実家等に避難した上で裁判所に保護命令を出してもらう等の手段が良いでしょう。

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夫婦間の言葉の暴力はDVになる?離婚できるケースと言動例5選を解説のまとめ

夫婦の言葉の暴力は、一般的なDVにも含まれる非常に悪質な行為です。

人格否定や侮辱などの発言は全て言葉の暴力となり、夫婦が離婚に至ることも多いにあるでしょう。

夫婦の言葉の暴力により離婚を考えているのなら、慰謝料請求も視野に入れ、弁護士への相談をおすすめします。

専門家を味方に付けて、自分にとって有利に離婚を進めましょう。

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