法律相談記事のカテゴリー

男女問題
債務整理
労働問題
トラブル
ニュース
犯罪・刑事事件
男女問題 離婚

頼りない夫と離婚したい!頼りないってだけで離婚できる?

頼りにならない夫と離婚することについてご説明します。妻としては頼りがいのある夫と生活したいものですが、あまりにも決断力がない旦那だと嫌気が差してくるのではないでしょうか。頼りない夫には何らかの特徴があるので、離婚するときの基準になりそうです。

記事をご覧になった方は
こちらもご確認ください!

緊急の法律に関する
お悩みはこちら

いざって時のために
手のひらに弁護士を!

頼りない夫にがっかり…離婚できる? 

妻としては夫に頼りがいのあるところを見せてほしいところですが、旦那に決断力がないと感じている人もいるでしょう。
 
頼りにならない夫に一度でもがっかりしてしまうと、夫が情けなく見えて離婚する考えに至る可能性があります。

夫が頼りないから離婚はできる?

いくら夫が頼りないからといって、それが理由で離婚することはできるのでしょうか。
 
離婚を考えている妻はポイントを押さえる必要があります。

お互いの合意があれば離婚可能

決断力がない旦那と離婚するには、お互いの合意が必要になります。
 
したがって離婚するために合意を得るには、頼りにならない夫を説得する必要性があるでしょう。
 
離婚する意志が固いのであれば、何をいわれても動じない気持ちが大事です。

合意がなくても離婚事由があれば離婚できる場合がある

もしも話し合いによって頼りにならない夫から合意を得ることができなくても、以下の離婚事由があれば離婚できる可能性があります
 
民法第770条の離婚事由を確認して離婚できるだけの理由がないか、今一度確認してみましょう。
第770条
  1. 夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
    配偶者不貞な行為があったとき。
    二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
    三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
    四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
    五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

頼りない夫の場合には離婚請求が認められる可能性は低い

夫が頼りないというだけで離婚事由が認められる可能性は低いでしょう。
 
決断力がない旦那と離婚したいのであれば、
  • 旦那が浪費をしている場合
  • 働けるのに働かない場合

には、悪意の遺棄があるとして2号が認められるかもしれません。

頼りない夫の特徴5つ

頼りない夫には様々な特徴があります。
 
もしも自分の夫がこのような行動をしていたなら、離婚を考えるきっかけになり得るでしょう。

頼りない夫の特徴(1) 優柔不断

なんといっても頼りにならない夫は優柔不断な性格が多いケースがあります。
 
スパッと決められるところを旦那がいつまでも悩んでいると、妻としてはいつまでも決められない決断力のないところを情けないと思うでしょう。

頼りない夫の特徴(2) 仕事ができない

妻としてはバリバリ働く頼りがいのある夫を支えたいと思うのに、会社で何度も失敗を繰り返すような夫は頼りないと思って離婚を考えるのでしょう。
 
仕事ができないと生活にも差し支える可能性があるので、早めに離婚を決断するかもしれません。

頼りない夫の特徴(3) 浪費癖がある

夫婦で生活しているにもかかわらず、結婚生活が破綻に追い込まれるレベルの夫の浪費癖は看過できないといえるでしょう。
 
いつまでも浪費癖を直そうとしない頼りない夫とは、早めに離婚した方が自分のためになるかもしれません

頼りない夫の特徴(4) 将来のビジョンがない

結婚生活において夫婦の将来のビジョンはなくてはならないものですが、夫がいまだ何も考えていない状態だと頼りにならないといわざるを得ません。
 
漠然としたビジョンなら、この先夫婦生活が不安になって離婚を考えるのも仕方ないでしょう。

頼りない夫の特徴(5) 社交性がない

頼りがいのある夫なら他の人とも難なく会話ができて打ち解けられますが、社交性がない夫はすぐに黙ってしまうので頼りないと思うようです。

社交性がないことで咄嗟の機転が利かないこともありますし、何かと妻が困らせられることも多くあるでしょう。

頼りない夫との離婚を避けるために

いくら夫が頼りないとはいえ、離婚するのは忍びないでしょう。
 
夫との離婚を避けるにはどうすればいいのでしょうか。

頼りない夫との離婚の回避方法(1) 夫に期待しすぎない

夫を頼りにしすぎているからこそ後でがっかりしやすくなるので、最初から期待しすぎなければ離婚を考えなくて済むといえます。
 
夫に何でも期待せず、頼りないところを見ても仕方ないと考えた方が気が楽になるでしょう。

頼りない夫との離婚の回避方法(2) 夫の欠点を自分がフォローできないか考える

夫が目に余るほど頼りにならないのでは、その欠点を自分自身でなんとかできないか考えるのも得策です。
 
  • 経済的な問題なら自分の仕事を見直してみる
  • 将来性の問題なら一緒に目標を考えてみる

など、考えればできることはたくさんあるものです。

頼りない夫との離婚の回避方法(3) 夫の長所を見つける

夫の欠点ばかりを見るのではなく、それをカバーできるほどの長所を見つけてあげた方が夫婦生活も上手くいきやすいでしょう。
 
長所を褒めてあげれば夫も自信が持てるようになりますし、仕事などにやる気を持つことも期待できます。

頼りない夫との離婚の回避方法(4) 不満に思っていることを伝える

頼りにならない夫と離婚を考える前に、きちんと夫婦の話し合いの時間の中で不満に思っていることをハッキリと伝えましょう
 
夫自身が妻に不満を与えていることに気づいていない場合もあるので、不満が伝われば改善してくれる可能性があります

頼りない夫との離婚の回避方法(5) 夫婦カウンセリング

夫婦の話などでどうにもならないと感じたら、夫婦でカウンセリングを受けるのも得策です。
 
カウンセリングを受けることでお互いにできる改善点が見つかったら、それを改善するために努力することで離婚せずに済むかもしれません。

頼りない夫との離婚を考えたら

様々な対策を行ってもどうにもならないなら、離婚を目指すことになります。
 
離婚する際にはどんな注意点があるのでしょうか。

頼りない夫との離婚の手順(1) 離婚のメリットとデメリットを比較する

離婚を決める前に、メリットとデメリットのどちらが大きいかを考えるのは重要です。

もちろんデメリットの方が大きいなら離婚は考え直すのが得策ですが、メリットとデメリットを比較するなら弁護士に相談してみましょう

頼りない夫との離婚の手順(2) 調停を申し立てる

双方が離婚を決意していなくても調停は利用できます

調停委員を介して、離婚するか、どのように離婚するかを話し合うことができます。

離婚する際に財産分与・親権・養育費・慰謝料など様々な取り決めがあるので、しっかりと話し合うことが大切です。

頼りない夫との離婚の手順(3) 離婚を考えたら弁護士に相談を!

離婚をするためには、財産分与・親権・養育費・慰謝料など決めるべきことが多くあります
 
しっかりと取り決めておかないと、離婚後のトラブルが発生する可能性が高くなるので注意しましょう。
 
また、夫が頼りないだけでは調停や裁判において離婚が認められる可能性が低いので、離婚できるかどうかは話し合いが重要になります。
 
法律の専門家である弁護士は代理人となって交渉してくれるので、早期に弁護士に相談しておくべきでしょう。

頼りない夫と離婚したいと考えた人にはこちらもおすすめです

頼りない夫と離婚したい!頼りないってだけで離婚できる?のまとめ

夫が頼りにならないというケースは少なくありませんが、それだけで離婚するのは早計かもしれません。
 
妻自身にもできることがあるかもしれないので、頼りない夫のために何ができるかを考えるのが先決だといえるでしょう。
よく検索されるカテゴリー
検索
インターネット インタビュー トラブル ニュース 不倫 交通事故 企業法務 借金 債務整理 債権回収 労働 労働問題 婚約破棄 時事ニュース 浮気 消費者トラブル 犯罪・刑事事件 男女問題 自己破産 親権 近隣トラブル 過払い金 遺産相続 離婚 養育費