離婚で家を出て行くときの準備は?家を出るときに考えること7つ

離婚で家を出て行くことを考えた場合、何をすればいいかわからず困っていませんか?離婚をきっかけに家を出るタイミングは難しいですよね。特に子供がいる場合や役所の手続が必要な場合はいつ出て行くかの見極めが難しいこともあるでしょう。離婚で家を出て行くことになった場合に必要な手続きややるべきこと、離婚前に家を出て行くリスクについて解説します。

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目次

離婚で家を出て行くときにやるべきことは?

「離婚で家を出て行くことになったけど、何をすればいいの…?」

離婚をきっかけに家を出るタイミングは難しいですよね。

特に子供がいる場合や役所の手続が必要な場合はいつ出て行くかの見極めが難しいこともあるでしょう。

離婚で家を出て行くことになった場合に必要な手続きややるべきこと、離婚前に家を出て行くリスクについて解説します。

離婚で家を出て行く前に考えるべき7つのこと

離婚で家を出て行くことになった場合に、出て行く前に考えるべきポイントをご紹介します。

離婚後に家を出るタイミングを選ぶのに参考にしてみてください。

離婚で家を出て行く前に考えるべきこと(1) いつ出て行くのか

離婚で家を出て行く前に考えるべきことの一つに、いつ出て行くのかがあります。

離婚で家を出るタイミングは、新生活の準備との兼ね合いで慎重に決めるとよいでしょう。

後述のように、夫婦には同居義務があります。

離婚成立前に別居をする場合には、基本的に別居の同意を得るべきでしょう。

離婚で家を出て行く前に考えるべきこと(2) どちらが出て行くのか

離婚で家を出て行く前に考えるべきこととして、どちらが家をでるのかがあります。

離婚にあたり家を出る準備をする人は多いと思いますが、財産分与の結果や話し合い次第では、自分が家を出る必要はないかもしれません。

離婚の話し合いを見極めたうえでどちらが出ていくのか決めて準備を進めることが大切です。

離婚で家を出て行く前に考えるべきこと(3) 引越し後の生活

離婚で家を出る準備をするにあたり、引越し後の生活を考えることが大切です。

離婚で家を出て行く場合、もうその家には戻ることはありません。

何が必要で何が必要でないか、子供の思い出の品を置き忘れていないかなどをしっかり確認しましょう。

離婚で家を出て行く前に考えるべきこと(4) 子供のこと

離婚で家を出て行く前に考えるべきなのが子供のことです。

子供の親権者が自分になる場合、離婚で家を出るタイミングは子供の学区などを考えた上で子供の転校がスムーズにいくように配慮してあげた方が良いでしょう。

離婚で家を出て行く前に考えるべきこと(5) 新住所を相手に教えるか

離婚で家を出て行く場合、新住所を相手に教えるかはよく考えた方が良いでしょう。

特に暴力などが理由での離婚の場合は、教えないほうが自分や子供のために良いといえます。

他方、子供との面会交流などを定める場合には、やりとりのために新住所を教えるべき場合もあるでしょう。

離婚で家を出て行く前に考えるべきこと(6) 荷造りは抜かりなく

離婚で家を出て行く場合、荷造りは抜かりなく行いましょう。

離婚協議をしながら家を出る準備を進める場合、頭が離婚でいっぱいになり、物を忘れていきがちです。

自分の生活の一部になっているものや、お金で買えないものなど、持ち出し忘れがないかよく確認するようにしましょう。

離婚で家を出て行く前に考えるべきこと(7) 必要な手続きを知っておく

離婚で家を出て行く前に必要な手続きを知っておくことが大切です。

住民票を移したり、免許証などを書き換えたり、カード会社などに住所変更の連絡をしたりと、意外とやることは多いものです。

離婚のときどちらが家を出て行くべき?

離婚で出て行くことになった場合、自分が出て行くものと思い込んでいませんか?

離婚でどちらが家をでるかは二人の話し合いで決めることができるのです。

離婚のときどちらが家を出て行くべき?(1) 親と同居なら実家でないほうが出て行く

離婚のときどちらが家を出て行くべきか悩んだら、親と同居なら実家でないほうが出て行くとよいでしょう。

同居している親も引っ越しを行わせるのは大変なのはもちろん、親が家の名義人である場合などは手続きも煩雑になってしまいます。

離婚のときどちらが家を出て行くべき?(2) 名義人は関係ない

離婚のときどちらが家を出て行くべきか考えるとき、名義人を基準に考えていませんか?

離婚によりどちらが家をでるかを決める場合、現在の名義人が夫婦のどちらになっているかは関係ありません。

家の名義人や借主でない方が今までの家に住み続けても構わないのです。

もっとも、家が相手所有の場合は、法律関係が複雑になるので、財産分与として自分に登記を移してもらう方が良いでしょう。

離婚のときどちらが家を出て行くべき?(3) 住宅費の負担と住む人は別でもいい

離婚で家を出て行くのをどちらにするか決めるとき住宅費の負担と住む人は別でも構いません

たとえば、夫が有責配偶者であなたに慰謝料を支払う義務がある場合に、あなたが今の家に住み続け、夫が慰謝料として家賃を払い続けるという約束をすることもできます。

離婚前に家を出て行くことの意味は?理解しておくべきポイント

ここまでは離婚により家を出て行く場合についてご紹介しました。

では、離婚前に家を出ることはどういう意味を持つのでしょうか?

家を出るときの注意点(1) 別居は同居義務違反になることがある

民法は「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない」と定めています(民法752条)。

これが夫婦の同居義務です。

夫婦関係に特に問題がないのに一方的に出て行った場合などは、同居義務違反にあたる可能性があります。

悪意の遺棄」に当たる場合には、離婚・慰謝料請求の対象にもなり得ます。

家を出るときの注意点(2) 同意のある別居ならOK

同居の義務違反にあたらないケースとして、単身赴任などお互いの同意がある場合などの同居があります。

また、親の介護の必要がある場合や夫婦関係を修復するために距離をおくための別居も問題ありません。

家を出るときの注意点(3) DVやモラハラがある場合の別居もOK

DVなどがある場合やモラハラが合う場合は同居義務違反にはなりません。

また、夫婦関係が破綻している場合なども同居義務違反にはなりません。

家を出るときの注意点(4) 別居の長期化は夫婦関係の破綻と捉えられる

別居期間は長期に渡ると夫婦関係が破綻しているとみなされます。

婚姻期間との対比にもよりますが、最低3年以上の別居があると夫婦関係が破綻していると判断されるようになります。

家を出るときの注意点(5) 別居中の生活費はどうすべき?

別居中の生活費は、同居しているときと同じように夫婦で分担します。

民法752条は「夫婦は同居し、互いに協力し扶助しなければならない。」と定めています。

これを受けて、民法760条は、「夫婦は、その資産、収入その他一切の事情を考慮して、婚姻から生ずる費用を分担する。」と規定しています。

そのため妻が専業主婦の場合や収入が少ない場合、別居中の生活費を婚姻費用として夫に請求することができます。

家を出るときの注意点(6) 勝手に出て行かれた場合は「同居調停」を使う手もある

離婚していないのに、夫が勝手に家を出て行ってしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

夫が勝手に出て行った場合は家庭裁判所の同居調停を使うのも一つの方法です。

家庭裁判所では調停委員を介して話し合い、同居するように夫に求めることができます。

家を出るときの注意点(7) 同居の強制はできない

同居調停手続きは可能ですが、同居調停が不成立になったからといって、同居を強制できるわけではありません

同居を拒否する相手を強制的に家に連れ戻すことまでは許されないのです。

慰謝料請求を検討しましょう。

離婚で家を出て行くべき?揉めたら弁護士に依頼を!

離婚で家を出て行くかどうかでもめた場合、夫婦で問題を解決をするのは難しいですよね。

そこで頼れるのが離婚関係の法的問題解決のプロである弁護士です。

弁護士がしてくれること(1) 離婚についてのアドバイス

弁護士は法的視点から離婚についてのアドバイスをしてくれます。

たとえば、どのような場合に離婚が認めらるかや、離婚をするとどうなるかなど、離婚を検討する際に必要なアドバイスをしてもらえるのです。

弁護士がしてくれること(2) 生活費(婚姻費用)の請求

別居している場合、夫に生活費(婚姻費用)の請求をできる可能性があります。

特に、あなたが無収入だったり、夫に比べて収入が少ない場合には、相手に対して生活費(婚姻費用)を請求できるのです。

しかし、生活費(婚姻費用)の請求をひとりでするのは難しく、払ってもらえない可能性もあります。

そのため、生活費の請求をする場合は弁護士に依頼する方がおすすめです。

弁護士がしてくれること(3) 協議離婚のサポート

弁護士に相談することで、協議離婚のサポートをしてもらえます。

弁護士は、あなたの代わりに相手と話してくれたり、話し合いに同席してくれるため、相手とうまく話し合いができない場合も安心です。

弁護士がしてくれること(4) 調停・裁判のサポート

話し合いで離婚が成立しない場合は、調停に進むことになります。

弁護士に依頼すれば、調停についてきてくれたり、調停であなたの代わりに話をしてくれます。

また、調停がうまくいかない場合で裁判になったとしても、引き続き弁護士にお願いすることで自分は裁判所に行かなくても手続を進めることができます。

弁護士がしてくれること(5) 慰謝料請求

配偶者に不貞行為(性交渉など)や悪意の遺棄があったような場合には、配偶者と不貞相手に慰謝料請求ができます(民法709条、710条)。

それ以外でも、配偶者からDVを受けていたなど、配偶者に離婚原因がある場合に離婚に伴う慰謝料を請求できることもあります

そういった複雑な手続きを弁護士はすべて代わりにやってくれるのです。

弁護士がしてくれること(6) 財産分与の計算

離婚をするとなると、問題になるのがお金や家をどう分けるかですよね。

財産分与とは、結婚生活中に夫婦で築いた財産を離婚の際に分けることをいいます。

弁護士は離婚に関する法的問題解決の専門家として、適切に財産分与の計算をしてくれます。

弁護士がしてくれること(7) 親権取得のサポート

子供がいる場合、親権をとれるかどうかは重要ですよね。

親権を取るためには家庭裁判所がこれまでどう判断してきたかなどの知識や、証拠の出し方などの技術が必要です。

弁護士は法的な家族問題の解決のプロとして親権取得のサポートをしてくれます。

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離婚で家を出て行くときに考えておきたい7つのことのまとめ

離婚で家を出て行くことを決めた場合、離婚後の生活を考えるのは第一です。

でも、離婚の内容が決まっていない場合は、もう一度立ち返って、本当に自分が出て行かなければいけないのかを考えてみるのも離婚後の生活のためには有用です。

離婚をすると、別居中の生活費や財産分与、慰謝料や親権、養育費や面会交流の問題など、たくさんの法的ことがらを決めなくてはいけません。

離婚で家を出て行くことを考えたら早めに弁護士に相談することがおすすめです。

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この記事の作成者

カケコム編集部