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お金持ちと離婚?|金持ち旦那と離婚するときの5つの注意点

お金持ちと離婚したい…。お金持ちと結婚したのに離婚をすることになった。そうなる時の理由といざお金持ちと離婚することを決めたときに注意しなければならないこと5つを紹介いたします。

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金持ち旦那となぜ離婚? 

まずは、お金持ちと結婚したのち離婚を検討しているが踏み切れなかった人が、どのような理由から離婚に踏み切ったのかについてみていきたいと思います。

お金持ちと離婚する理由とは?

お金持ちと結婚をした後に離婚を考える人は、どのような理由で離婚を決意しているのでしょうか。
 
お金持ちと結婚した後の離婚理由は、以下の特徴的な5つの類型にあてはまることが多いといえます.

お金持ちとの離婚でよくある理由(1) お金以外のところに問題があった

まず1つ目は、お金以外のところでパートナーに問題があったという理由が挙げられます。

お金重視で相手を選んでしまい、結婚に至るまで相手の性格の奥深くを知ることができなかったがために、結婚後に想定外のパートナーの一面を見てしまう ということがあります。

例としては

  • モラハラがひどい、
  • プライドが高い等

があります。

相手にどれ程の金銭的余裕・財産基盤があるかどうかは、結婚の際の重要な判断材料ですが、それを重視するあまり失敗してしまうというケースです。

お金持ちとの離婚でよくある理由(2) お金がなくなってしまった

次に挙げられるのは、お金持ちと結婚したものの、その後何らかの事情でお金がなくなってしまったというケースです。

経営者や自営業などを職業としているパートナーをお持ちの方に生じることが多い“お金持ちと結婚した後の離婚理由”といえます。

お金持ちは報酬が多い反面、それだけ相応のリスクも抱えていることが少なくありません。

お金持ちとの離婚でよくある理由(3) 育ちや家風が合わなかった

意外に多いのが、お金持ちと結婚したものの、パートナーと育ちや家風が合わないという離婚理由です。

パートナーがお金持ちか否かにかかわらず、共同生活を送る中で結婚前には気付かなかった細かな点から価値観の違いが表面化してしまうことは、よくある離婚理由の1つであるといえます。

お金持ちと結婚した後の離婚理由として、パートナーのあまりの育ちの良さから価値観の違いが生じてしまったというようなケースです。

また、お金持ちのパートナーは、その実家もお金持ちで伝統的なしきたりを重んじる家庭であることもあり、その中には義父・義母らから厳しい家風に倣うよう強いられるという例もしばしば見受けられます。

お金持ちとの結婚には、パートナーだけでなくその家族との関係で離婚理由が生じることも多いです。

お金持ちとの離婚でよくある理由(4) 仕事が忙しすぎた

また、お金持ちの旦那が仕事が忙しすぎることが離婚の理由になることがあります。

特に、パートナーが医者や弁護士等の職業につかれていると、稼いでいる分だけ多忙になるという職業柄から、生活リズムが合わず離婚の理由となるケースが多いです。

このような悩みを持たれる方としては、共働きというよりもむしろ専業主婦の方が多いかもしれません。

お金持ちとの離婚でよくある理由(5) 浮気

そして、お金持ちと結婚した後の離婚理由として挙げられる最後としては、パートナーの浮気です。

お金持ちであるため“浮気する経済的余裕がある”ということが原因なのかわかりませんが、お金持ちの旦那の浮気が原因で離婚に至るケースはかなり多いといえます。

お金持ちの旦那が浮気した場合、旦那は有責配偶者となるため、離婚における交渉であなたは優位に立つことができます

離婚における交渉について後悔をしないために注意すべき点については、次の「お金持ちとの離婚の注意点」をご覧ください。

お金持ちとの離婚の注意点

以上、お金持ちのパートナーとのお金持ちと結婚した後の離婚理由について説明をしました。
 
では、実際に離婚する場合に後悔をしないためにどの様な点に注意をすべきなのでしょうか。
 
お金持ちのパートナーとの離婚で問題が先鋭化する事項としては、金銭面の折り合いが挙げられます。
 
そこで、交渉が終わってから後悔をしないための5つの注意点を説明していきたいと思います。

お金持ちとの離婚の注意点(1) 専業主婦でも財産分与請求は可能

まず、重要な点として、専業主婦でも財産分与請求を行うことが可能であるという点を忘れないでください。

財産分与の額及び方法は、「当事者双方がその協力によって得た財産の額その他一切の事情を考慮して」定められます(民法768条3項)。

そして共働きの夫婦ではなくても、専業主婦のように結婚後、長らく家事労働に従事していた方は、家庭内での働き、すなわち“内助の功”が夫婦間の“協力によって得た財産”として認められます

基本的に結婚後に築いた財産は原則として折半されるとするのが家裁における離婚調停上の取り扱いになっているという指摘もあります(橋本和夫「財産分与・慰謝料に関する諸問題」東京弁護士会研修センター運営委員会編『離婚を中心とした家族法』12頁参照)。

また、財産分与は、夫婦財産の清算のみならず、離婚後の生計の維持・確保という生活扶助のためになされるものですから、後悔しないためにも、交渉が始まる当初から財産分与はしっかりと主張すべき権利であるといえます。

お金持ちとの離婚の注意点(2) 安易に離婚届を提出しない

そして、お金持ちのパートナーとの離婚で、金銭面の折り合いがついていない場合には、後悔をしない為にも安易に離婚届を提出すべきではありません

お金持ちのパートナーとの離婚交渉では

  • 財産分与
  • 慰謝料
  • 子供がいる場合には養育費

など、金銭面での問題について、その額が高額になるがゆえにその協議が長引くケースが多々見られます。

このような場合、とりあえず離婚の合意ができているから、先に離婚届を提出して、その後金銭面の交渉を継続していくという方法もありますが、この方法はお勧めしません。

一度離婚してしまうと、交渉の場で相手方に強く出られてしまうことが多いためです。

このような状況になってしまってから後悔をしても、離婚は撤回することができないのですから、可能な限り離婚前に金銭面での協議を決着させるべきであるといえます。

お金持ちとの離婚の注意点(3) 安易に離婚条件に同意しない

上記注意点(2)で述べた通り、お金持ちのパートナーとの離婚協議は金銭面での折り合いで長引くケースが多いですが、それゆえに安易に離婚届を出すべきではありません。

そして、それと同様に、安易に離婚条件に同意をしてはいけません

満足のいく離婚条件に達するまえに妥協をしてしまうと、後悔してしまう例が多いです。

というのも、交渉が長引いていくにつれて、どうしても「できるだけ早く離婚したい」という心理状況から、相手側が提示する離婚条件に譲歩して同意してしまいがちです。

しかも相手方がお金持ちの場合には、弁護士に交渉をサポートしてもらっているケースが多く、相手方の弁護士はその心理状況につけ込んで交渉を有利に進めようとします

こうしたプロとの交渉を1人で乗り切るのはかなりハードであるといえます。離婚条件に同意してから後悔をしても遅いのです。

お金持ちとの離婚の注意点(4) 協議離婚の場合公正証書を作成する

そして、金銭面での折り合いがついたとしても、財産分与・養育費・慰謝料等は高額になることが予想されます。

いくらパートナーがお金持ちであるとはいえ、確実に払ってくれる保証はないというのが現状です。

何も手を打たないと、支払いが滞っても泣き寝入りせざるをえず後悔してしまうのです。

そこで、協議離婚で金銭面での折り合いがついて場合には、その合意内容について公正証書を作成するべきであるといえます。

公正証書には執行力がありますし、合意内容を形として残しておくことが、支払の履行を確実にさせるためにも重要であるといえます。

お金持ちとの離婚の注意点(5) 弁護士に依頼するほうがよい

相手方がお金持ちの場合、高額の財産分与・慰謝料・養育費等が見込めます。

その一方で、その額が高額になるが故に、交渉が長引くことが多く、また、相手方にはお金に余裕があるため、弁護士を依頼している可能性が高いです

そのため、離婚調停も視野に入れ、相手方(そしてそのサポートをしている弁護士)との交渉に耐えうる体制を作るために、専門家である弁護士への相談をすることが重要であるといえます。

弁護士についてもらうことで、長引く交渉を切り上げて離婚調停に移行させることが容易にできます。

また、離婚調停まで話を進めることができた場合、前述の通り、専業主婦であっても財産分与の面でかなり有利な条件を引き出すことができる可能性が高いのです。

後悔をしない為にも高額な財産分与等が見込める以上は、弁護士費用を節約するのは得策でないといえます。

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以上、本記事ではお金持ちと結婚した後に離婚を考えている方を対象に、
  • お金持ちと結婚した後の離婚理由としてどういった例が多いのか、
  • 離婚に踏み切る際に注意すべき5つの点

について説明をさせていただきました。

ご参考にしていただけますと幸いです。
 
後悔先に立たずといいますが、お金持ちとの離婚では、金銭面での交渉がその主たる交渉事項になることが予測されます。
 
そうした協議やその延長線上にある離婚調停を専門とする弁護士に相談をすることで、交渉後に後悔をすることなく、離婚交渉を優位に進めることができるでしょう。
 
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