夫に隠し子がいたときにまず考えるべき7つの対処法とは?

夫に隠し子がいることがわかり戸惑っていませんか?旦那が浮気していることを知らなかった場合はもちろん、浮気を知っていた場合でも、旦那に隠し子がいると知るとびっくりしてしまいますよね。もしも隠し子がいた場合、養育費を払わなくてはいけないのでしょうか?夫に隠し子がいた場合に生じる義務と起こりうるトラブル、そしてその対処法をご紹介します。 

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目次

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夫に隠し子がいた!どうする?

「夫に隠し子がいた…?!」

突然発覚した旦那の隠し子。

旦那が浮気していることを知らなかった場合はもちろん、浮気を知っていた場合でも、旦那に隠し子がいると知るとびっくりしてしまいますよね。

もしも隠し子がいた場合、養育費を払わなくてはいけないのでしょうか?

夫に隠し子がいた場合に生じる義務と起こりうるトラブル、そしてその対処法をご紹介します。

夫に隠し子が発覚したら、まずは状況を整理

夫の隠し子が発覚した場合、どういう状況なのかわからず混乱してしまいますよね。

夫に隠し子がいる場合に考えられる状況をご紹介します。

状況を整理(1) 母親は誰?

夫に隠し子がいる場合、母親が誰であるかをまずは確認しましょう。

今後の手続きのためにも、重要な情報となります。

状況を整理(2) 子供は誰が育てている?

夫に隠し子がいる場合、子どもが誰に・どのように育てられているかを確認する必要があります

子供に扶養が必要である場合には、子供に扶養料を支払うか、子供を引き取るかどうかなどが問題になり得ます。

状況を整理(3) 隠し子は何人?

夫に隠し子がいることがわかった場合、隠し子が一人だけではない可能性もあります。

そのため、同じ女性の間に他に子供がいないかや、別の女性との間に隠し子がいないか調べる必要があるでしょう。

夫に隠し子が発覚!認知とは?

旦那に隠し子がいる場合に「認知」を迫られる場合もあるでしょう。

ではいったい認知とは何なのでしょうか?

夫に隠し子が発覚!(1) 認知とは

夫に隠し子がいた場合にまず問題になるのが「認知」です。

認知とは、結婚していない男女の間に生まれた子供について、父親が「この子供は自分の子だ」と認めることをいい(民法779条)、役所に届け出をすることで成立します(民法781条1項)。

任意に認知をしない場合でも、認知請求を受ける場合があるので注意が必要です。

認知から逃げることはできるのか?|強制認知・裁判認知と認知の拒否について

夫に隠し子が発覚!(2) 戸籍で確認できる

夫に隠し子がいた場合は夫の戸籍を確認しましょう。

認知された子供は父親の戸籍にその内容が記載されることになっています。

もしも戸籍になにも記載されていなければ、その隠し子は認知されていません

夫に隠し子が発覚!(3) 扶養料(養育費)の支払い義務がある

夫に隠し子がいた場合、隠し子が認知されていたら、隠し子は夫の法的な子ということになります。

そのため、夫は隠し子に対して扶養料(養育費)の支払い義務があります(民法877条1項)

隠し子に関する扶養料(養育費)を不倫相手の女性とどう分担するかについては「両者は、その資力に応じて扶養料を負担すべきものである」(大阪高決昭和37・1・31家月14-11-103)という裁判例があります。

夫に隠し子が発覚!(4) 親権を得られることも

夫に隠し子がいた場合、夫は隠し子の親権を得られる場合があります(民法819条4項)。

そのため、妻の意思とは無関係に、夫は不倫相手の女性と話し合いをして、隠し子の親権を持つ可能性があるのです。

夫に隠し子が発覚!(5) 子供に法定相続権が発生する

夫に隠し子がいた場合、隠し子が認知されていると、その子どもは法的に夫の子となります。

そのため、隠し子に法定相続権が発生するのです(民法887条1項)。

あなたにも子供がいる場合は、夫の遺した財産の半分を子供たちで均等に分け合うことになります(民法900条1号)。

夫に隠し子が発覚したときの7つの対処法

旦那に隠し子がいたことがわかった場合、驚いてばかりもいられませんよね。

あなたは何をすればいいのでしょうか?

夫に隠し子が発覚したときの対処法(1) 証拠を集める

夫に隠し子がいたら、まずは証拠を集めましょう。

本当に夫の隠し子なのか、母親は誰なのか、夫とはどのような関係にあったのかを調べるのです。

夫に隠し子が発覚したときの対処法(2) 扶養料等の確認

夫に隠し子がいたら、弁護士に相談しつつ、扶養料等の有無の確認もしましょう。

今後、扶養料の請求がなされる可能性があります。

また、すでに支払いを続けていたことが発覚するかもしれません。

夫に隠し子が発覚したときの対処法(3) 冷静に話し合う

夫の隠し子が発覚したら、弁護士や調停を活用して冷静に話し合うようにしましょう。

感情的に話し合うことで、法律関係が複雑になってしまう場合も少なくないからです。

夫に隠し子が発覚したときの対処法(4) 夫の子供か確認

夫に隠し子が発覚したら、本当に夫の子供かを確認しましょう。

具体的には、DNA検査を検討しましょう。

夫も隠し子として育てて来た子供が、DNA検査によって、自分の子供でないことが発覚することもあるのです。

実は他の人の子供なのに、何かしらの理由により夫の子供として認知届が出されている場合もあるのです。

夫に隠し子が発覚したときの対処法(5) 離婚を進める

夫に隠し子がいることがわかったら、離婚のための話し合いを進めるのも一つの方法です。

自分に隠れて浮気していた上に相手の女性に子供まで産ませていたとわかったら…。

夫のことはもう信用できず、一緒に住むことも難しくなってしまうことも少なくないでしょう。

夫に隠し子が発覚したときの対処法(6) 夫に慰謝料請求

夫に浮気の事実があったなら、夫に慰謝料請求をすることができます。

夫婦はお互いに貞操義務をもつため、性交渉等をともなう浮気は貞操義務違反となり、不法行為になります(民法709条、710条)。

不法行為をされた人は、不法行為をした人に対して慰謝料請求ができるのです。

夫に隠し子が発覚したときの対処法(7) 相手の女性に慰謝料請求

慰謝料請求をすることができるのは夫に対してだけではありません。

不倫相手である女性にも慰謝料請求をすることができます。

この場合、不倫相手と夫とは連帯して慰謝料の責任を負うことになります。

夫の隠し子が発覚したら弁護士に依頼を!

もしも夫の隠し子が発覚して離婚を考えたら、弁護士に依頼をすることがおすすめです。

弁護士に依頼するメリットには何があるのでしょうか?

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弁護士に相談(1) 協議離婚の交渉をしてくれる

弁護士に相談することで、話し合いで離婚を成立させる協議離婚のサポートをしてくれます。

たとえば、どんなふうに話を進めれば相手と喧嘩になりにくいかや、何を決めなければならないかをアドバイスしてくれるのです。

また、話がこじれた場合はあなたの代わりに話し合いをしてくれます。

弁護士に相談(2) 複雑な調停・裁判の手続きをしてくれる

弁護士がしてくれることとして調停のサポートがあります。

話し合いで離婚がまとまらなかった場合は家庭裁判所での調停をして、調停委員を介して話し合うことになります。

調停がまとまらなかった場合は裁判で離婚するかどうかを決めることになります。

でも、でも、一人で裁判所に足を運んで話し合いをしたり裁判をしろと言われても何をすればいいかわからないですよね。

弁護士に依頼しておけば、訴状や答弁書、上申書や証拠の提出など、難しい裁判所の手続きを弁護士は代わりにやってもらえます。

また、裁判所に弁護士がついてきてくれたり、代わりに話をしてくれるので安心です。

弁護士に相談(3) 慰謝料請求を代理してくれる

離婚にあたって、夫に対して慰謝料請求をしたい場合も弁護士が代わりに慰謝料請求をしてくれます。

離婚とは別で不倫相手の女性に慰謝料請求したい場合も、離婚とは別で契約すればやってくれます。

自分一人で請求するよりも弁護士が慰謝料請求をする方が回収できる可能性が高くなります。

弁護士に相談(4) 財産分与の請求を代理してくれる

離婚をするときに問題となるのがお金の問題ですよね。

弁護士は慰謝料・財産分与・養育費の計算や請求を代理してくれます。

特に慰謝料は貰えるのかどうかが問題になり、財産分与はどの範囲の財産が対象になるのかが問題になります。

また、養育費は、いくらをいつまでどうやって支払うかを決めることになります。

こういった法的お金の問題は、自分たちだけで決めると自分に不利になる場合もあるため弁護士に計算してもらうと良いでしょう。

弁護士に相談(5) 決定事項を公正証書にしてくれる

弁護士がしてくれることとして、離婚に関する決め事を書類に残してくれるというものがあります。

離婚協議書や公正証書を作ってもらえば、口約束と比べて離婚後のトラブルが起きにくくなるといえるでしょう。

また、公正証書があればお金の支払いが滞ったときに相手の給料の差押えなどの強制執行の手続きをとることができます。

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夫に隠し子がいたときにまず考えるべき7つの対処法とは?のまとめ

夫に隠し子がいることがわかると気が動転してしまいますよね。

隠し子がいるということは夫が浮気をしていたということ。

頭に血が昇ってしまったり、逆に呆然としてしまうのも不思議ではありません。

気が動転した状態で夫に立ち向かうのは大変ですし孤独な戦いになってしまいます。

もしも隠し子の存在が原因で離婚や隠し子の母親に慰謝料請求を考えたら、早めに弁護士に相談して自分の味方を手に入れることがおすすめです。

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この記事の作成者

カケコム編集部