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本当に離婚してよかった?気になる本音と後悔しないためにすべきこと

離婚してよかったと思った人と後悔している人にはどんな違いがあるのでしょうか。離婚する背景には様々な問題がありますが、何より子供を幸せにするために離婚してよかったと思える女性が多くいます。離婚してよかったと思っている人たちはどんなときに離婚のメリットを感じるのでしょうか?

離婚してよかったケースとは

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そんなお悩みをお持ちの方は、弁護士に相談することでさまざまなメリットがあります。

Point

弁護士に相談・依頼するメリット
・あなたの場合、離婚することでどんなメリット/デメリットがありそうなのかアドバイスをくれる
・財産分与や慰謝料、養育費等の条件があなたにとって有利になるよう、相手と交渉してくれる
離婚後の生活についてアドバイスしてくれる

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離婚経験者に聞く本当に「離婚してよかった」?

離婚してよかった、離婚して後悔した。せっかくなら前に進める離婚をしたいものです。

まずは、離婚経験者の声を聞いてみましょう。

こちらは、カケコムが離婚を経験した人27名を対象とし、離婚してよかった人と離婚後に後悔した人の割合を調べたものです。

離婚を後悔したかのアンケート結果

その結果、「後悔した」と回答した人が55.6%、「後悔しなかった」と回答した人が44.4%という結果になりました(%の小数点第二位以降は四捨五入)。

半分以上の人が離婚後に後悔しています。

では、どんなことに離婚してよかった、後悔したと感じているのでしょうか?

離婚してよかったこと9選

配偶者がいることで様々なことを悩みに思うことは多くあります。

しかし、離婚すれば様々な悩みから解放されるでしょう。

離婚するか悩む必要がなくなった

離婚するまでは離婚するか悩んでいたものの、離婚したことで悩む必要がなくなったのは非常に嬉しいメリットです。

というのも、悩み続けることで精神的なストレスを溜め込むことになりますし、悩みは子供にも伝わり、子供にストレスを与える可能性も考えられるからです。

親が精神的なストレスから解放されることで、子供も同様にストレスから解放されることができるかもしれません。

嫌いな配偶者と過ごすストレスがなくなった

離婚することで嫌いな配偶者と別れて暮らせることでストレスから解放されるのも、離婚してよかったことの一つと言えるでしょう。

というのも、嫌いな配偶者と毎日一緒に過ごさなければいけないのは、非常に大きなストレスだと考えられるからです。

離婚すれば嫌いな配偶者と別れることができるので、離婚して一気にストレスフリーとなれば子供とも幸せな生活が送れるようになるでしょう。

ただ、離婚するかどうかを決めかねている段階であれば、一度別居という形をとり、お互いに冷静になって考えた上でやはり離婚したいのであれば離婚に踏み切る、といった方法をとるのが良いかもしれません。

自由に時間とお金を使うことができる

結婚生活を送る上で、家事や育児、夫の相手など自分の自由な時間が持てないことで生活にストレスを覚えることもあるでしょう。パートナーのことが嫌いであれば夫婦の時間全てが苦痛になってしまいます。

また、お金の使い方においても、パートナーや子供のためにお金を使うことが納得できなかった状態であれば、離婚後は自由にお金を使える喜びを得られるでしょう。

自由に恋愛ができるようになった

結婚中の恋愛はもちろん不倫になるので、他に魅力に感じる人がいても恋愛に発展させることはできずに終わってしまっていたはずです。

離婚することで、今の夫・妻よりも魅力的な人を堂々と探すことができるようになります。

義両親との付き合いから解放された

義理の家族は子供のことは可愛がってくれるものの、嫁姑の関係が良好ではないなどのケースもあり、義母や義父との関係性に苦痛に感じる人もいます。

パートナーに非はなくとも、離婚してよかったと思えてしまうのかもしれません。

多くの財産分与や慰謝料がもらえた

離婚する際には、財産分与や慰謝料について取り決める場合があります。

離婚時に多くの財産分与や慰謝料をもらうことができれば離婚後の生活が楽になるため、それも離婚をする一つのメリットと言えるでしょう。

お金がもらえるから離婚する、という考えについては賛否あると思いますが、慰謝料がもらえるほどの被害を受けているのであれば正当な権利ですし、財産分与も婚姻生活中の実質的な共有財産を取得するものなので、やはり負い目を感じることはありません。

離婚して後悔していること

離婚は少なからず良いことばかりではありません。

離婚して後悔することもありますが、どんなことに後悔するのでしょうか。

子供と暮らせない、子供に会えない

家庭裁判所の統計によると、離婚後の親権は多くの場合、母親が獲得します

ただし、一部のケースでは父親に親権が渡っているのも事実としてあり、母親が確実に親権を獲得できるとは限りません。

「離婚」の調停成立又は調停に代わる審判事件のうち未成年の子の処置をすべき件数
総数: 20061件
親権者が父親のケース:1873件(うち母親が監護者:95件)
親権者が母親のケース:18713件(うち父親が監護者:45件)
平成30年度 「離婚」の調停成立又は調停に代わる審判事件のうち未成年の子の処置をすべき件数  親権者別  全家庭裁判所

親権・監護権が得られなかった親は子供と一緒に生活することができなくなるので、子供に会えないことで離婚を後悔しがちです。

逆に子供が片方の親と会えないことで寂しさを訴えることもあり得ます。これも後悔の原因になるようです。

より詳しい判断基準について知りたい方は、離婚で親権を母親が獲得するには?親権者を決める判断基準について弁護士が解説をご覧ください。

養育費や財産分与・慰謝料で損をしてしまった

離婚によって養育費や財産分与でお金のやり取りが行われます。その金額が期待に反している場合や、曖昧な取り決めによって離婚後に揉めるのは後悔の元です。

お金の問題は貰う側にとっても、払う側にとっても納得のいくように取り決め、それが難しければ法的に解決しましょう。

慰謝料についても客観的な証拠が求められます。しかし証拠不十分で慰謝料請求が空振りすることや、恐怖のあまり慰謝料を払い過ぎてしまうことで後悔するケースがあります。

生活水準が下がった

元配偶者より収入が少ない場合には、離婚により生活水準が下がることが多いです。

というのも、特に元配偶者の収入で生活していた専業主婦の場合は、離婚することで家賃や食費などの生活費をすぐに賄うことが難しく、生活水準を下げる必要が出てくるからです。

こうしたことからむやみに離婚するのではなく、離婚前にしっかりと生活設計を立て、ある程度の貯蓄をしてから離婚する必要があるでしょう。

配偶者のいない生活に辛さと寂しさを感じる

結婚生活の中で配偶者への不満を持つ一方で、配偶者に頼る部分も少なくありません。離婚をすることによって、今まで分担していた家のことを行わなければいけなくなったり、話し相手がいなくなってしまったりという時、ふと後悔を感じてしまうようです。 

どれだけ嫌な思いをしていても、勢いで離婚するのは避けましょう。

離婚前後の手続きが大変

離婚するためには様々な手続きを行わなければなりませんが、その手続きの多くは複雑な手順が必要です。

スムーズに離婚の手続きを行うには、弁護士に依頼するのがおすすめです。

専門知識を持つ弁護士であれば、ミスすることなく手続きを行ってくれるでしょう。

離婚に関して弁護士に依頼するメリットをより具体的に知りたい方は、下記の記事をご参照ください。

【関連記事】離婚が大変な9つの理由と弁護士に依頼するメリット

離婚しないほうが良い5つのケース

離婚を考えていると「絶対に離婚したほうが幸せになれる」と思い込んでしまいがちです。

ところが、中には離婚しないほうが有意義な暮らしを送れるケースが存在します。

実家を頼れない

実家に頼る人がいない場合は、離婚をしないほうがいい可能性があります。

実家や両親、親戚などを頼れないと、完全に1人で生きていくことになるので、生活が困窮しても助けてくれる人がいなくなります。

離婚によって自分の身の回りに起きる影響がなにかわからない中、1人で生きていくことは不安ですよね。もしかしたら仕事も家も失ってしまうかもしれません。

最終的に頼れる人がいないなら、離婚はしないほうがいいかもしれません。

子供がまだ小さい

子供がまだ小さい場合は、離婚を避けたほうが無難で、実際に子供が小さいからという理由で離婚を思いとどまる人は多いです。

仮に親権をもらって働くとなると、1人で子育てから仕事まですべてこなす必要があるので、肉体的にも精神的にも負担がかなり増えてしまいます。

他に頼れる人がいれば対応もできますが、何もなければ自分の体を壊すことになりかねないので、子育てが落ち着くまでは離婚を避けた方が良い場合もあります。

働いた経験がなく仕事が見つかっていない

専業主婦などで、働いた経験が無い場合です。

1人になると、養育費や公的な各種手当、実家からの援助等で生活できる場合もありますが、それだけでは足りずに自分で生活費を稼ぐ必要が出てくる可能性が高いでしょう。いざ働こうと思っても、職歴のない人を積極的に正社員として採用してくれている企業はなかなか見つからないかもしれません。

するとアルバイトやパートが働き口になるのですが、そこでは満足した収入が得られないかもしれませんし、想像以上に離婚前より生活水準が下がってしまうかもしれません。

離婚すると将来的に働き続ける必要があることを考え、先に就労経験を積んだり、就職先を見つけたりするなどしてから離婚を決断した方がベターです。

パートナーへの愛情が残っている

感情的になって離婚を決断したはいいものの、いざ1人になって寂しくて心を病んでしまう方は少なくありません。

愛情はなかなか捨てることができない感情なので、少しでも心残りがあれば、婚姻関係を続けた方が良いでしょう。

離婚を考えたなら?後悔のない離婚を実現するためには

もしも離婚を考えるなら、きちんとメリットやデメリット、離婚後の生活など様々な準備を整えておく必要性があります。

離婚のメリットやデメリットを比較する

上で挙げたようなメリットやデメリットを自分に当てはめて、比較してみましょう。

というのも、今の状況で離婚しても幸せになれるのかや、離婚が子供のためになるのかを冷静に考えることで、後々に後悔する可能性を低くできるからです。

もしも離婚するか迷ったら弁護士に相談するのが得策です。

弁護士に話すことで、現状を鑑みた上で適切なアドバイスをもらうことができるでしょう。

夫婦でカウンセリングを受けてみる

離婚する前に、夫婦でカウンセリングを受けて今置かれている状況をどうにかできないか考えるのも得策です。

問題点が分かれば改善することが可能なので、もしかしたら離婚せずにそのまま子供と幸せに暮らすことができるかもしれません。

夫婦カウンセリングの効果等についてより詳しく知りたい方は、下記の記事をご参照ください。

【関連記事】夫婦カウンセリングにはどんな効果・メリットがある?利用を考えている人に伝えたいこと

離婚後の生活設計を立てておく

離婚をする前に、離婚後の生活設計を立てておくことは非常に重要です。

もし離婚をしてあなたが住居を変える場合、実家等に移るのでないならば引っ越し費用や初期費用がかかりますし、子供がいるならば子供分を含めた生活費や教育費が必要となってきます。

このように離婚後に必要となるお金はたくさんありますので、離婚をする際には、財産分与や、相手が不倫やDV等をしていたなら慰謝料、子供がいるなら養育費の請求等を行い、よりあなたにとって有利な条件で離婚できるようにしましょう。

生活設計については、下記の記事で計算方法を弁護士が解説していますので、参考にしてみてください。

【関連記事】[弁護士解説]離婚後の生活費の計算に必要な項目リスト|いま離婚して大丈夫ですか?

調停を申し立てる

調停とは、協議で離婚に対する結論が出なかった場合に、調停委員などの第三者の意見を交えながら離婚に関する話し合いを進めていくことです。

調停では夫婦が顔を合わせずに話し合いをすることができるので、より冷静に、問題解決に向けて話をすることができます

夫婦が離婚を決意していなくても調停は利用できるので、離婚に迷ったら調停を利用してみましょう

弁護士に相談

離婚をするためには、財産分与や親権、養育費、慰謝料など、決めるべきことが多くあります

法律の専門家である弁護士は貴方の代理人としてあなたに有利になるようにこれらについて交渉をしてくれます。

そのため、離婚を考えたらなるべく早く弁護士に相談することをおすすめします

母子家庭になる場合、受けられる支援を知っておく

もし離婚後に母子家庭となる場合、様々な助成金等を受けられます。

詳しくは下記の記事でご紹介していますので、ご一読ください。

関連記事はこちら

>>【関連記事】母子家庭向け手当について|シングルマザー必見!

離婚後は離婚したことをマイナスに捉えないようにする

せっかく決断をして離婚したのですから、離婚後、離婚したことをネガティブに捉えないようにすることも大切です。

世間体を気にして離婚をマイナスに考えてしまうこともあるかもしれませんが、離婚をすることで状況が改善し、より良い生活を送ることができるケースも多くありますし、離婚自体はまったく悪いことではありません。

むしろ、改善するための正当な手段とも言えます。

離婚を決断したことをあなたにとって正解にするためにも、今の状況をプラスに捉え、「離婚してよかった」と思えるような生活を送っていきましょう。

離婚後に復縁したいなら

離婚をしたけれど、経済面や生活面でやっぱり復縁したいと思っている場合、どのような手段を取るとよいのでしょうか?

復縁したい気持ちを伝える

まずは、元配偶者に復縁したい気持ちを素直に伝えましょう。

ただし、離婚をしてから元配偶者は新しい恋愛をしている可能性もあります。

そのため、相手の状況や相手の気持ちをしっかり聞き、尊重した上で、今後どうしていくのかを考え直すことも必要です。

お互いが幸せに向かっていけるよう、すり合わせをしていきましょう。

元配偶者との交流を徐々に増やしていく

元配偶者との交流を徐々に増やしていくこともひとつの復縁方法でしょう。

例えば子供がいる場合は、子供と面会交流をする際に元配偶者にも来てもらい、家族のような時間を増やしていくなどです。

そうして元配偶者にとっても幸せな時間を過ごすことができれば、自然と復縁に向かっていけるのではないでしょうか。

まとめ

離婚して幸せになれる女性もいますが、誰もが離婚して幸せになれるわけではありません。

子供のために離婚する選択肢もありますが、場合によっては自分が養育費や慰謝料を多く支払うことになるなど良いことばかりではないでしょう。

子供のため、そして自分のために離婚して幸せな生活を送るためには、それ相応の準備が必要になるでしょう。

できれば離婚せずに夫婦で問題点が解決するのがベストですが、もしも離婚するか迷ったときは弁護士に相談してアドバイスをもらうのが得策です。

思い当たる状況があれば、いち早く弁護士に相談し、どのような法的問題が発生し得るか・どのように対応すべきかを確認するのも一つの手です。

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