司法書士に離婚は依頼できる?弁護士に依頼するのとどう違うの?

司法書士にも離婚について依頼することはできます。離婚をする際、法律の専門家に依頼をするのなら、弁護士と司法書士どちらが良いのでしょうか?実際に、司法書士とはどういう職業で、離婚でどう活躍するのか、良く分からないという人も多いですよね。今回は、離婚の際に司法書士に依頼できることを、分かりやすく解説していきます。 

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目次

離婚で司法書士に依頼することはできるの?

離婚をすると決めたのなら、あらゆる手続きを司法書士に依頼することは可能なのでしょうか。
 
確かに司法書士と聞くと、法律の専門家であり、頼れる存在に感じますよね。
 
しかし、具体的に司法書士がどのような仕事を行っているのか、不明な点も多いはず。
 
離婚で司法書士に依頼をすることはできるのか、弁護士との違いについて考えていきましょう。
 
さらに、離婚で司法書士に依頼できることや、費用についても確認していきます。

そもそも、司法書士と弁護士の違いってなに?

離婚について考える前に、司法書士と弁護士の違いを把握しておきましょう。

司法書士と弁護士の違い

司法書士と弁護士は、どちらも離婚の際お世話になることがありますが、行う業務は異なります。
 
弁護士は、法律業務のすべてを行うことができます
 
反対に、司法書士は登記や供託など法律業務の一部を行うことが可能です。
 
離婚で弁護士や司法書士にお願いできることについては多くの違いがあるといえます。

司法書士に離婚時に依頼できる場合

離婚の際、司法書士に依頼をすることができるのは、どんな場合なのでしょうか。具体的に見ていきましょう。 

司法書士に離婚時に依頼できる場合(1) 財産分与登記を依頼する場合

離婚で司法書士に依頼ができるのは、財産分与登記を依頼する場合です。
 
財産分与登記に関することは、司法書士の専門分野ですので、安心して依頼をすることができます。
 
のちのち財産分与について言った・言わなかったと争うのを防ぐためにも、専門家である司法書士に依頼し登記をしてもらいましょう。

司法書士に離婚時に依頼できる場合(2) 離婚協議書の作成を依頼する場合

司法書士に離婚で依頼できる場合として、離婚協議書の作成も挙げられます。
 
離婚時の一般的な書類は司法書士に依頼することが可能なので、困った場合には一度相談してみるのも良いでしょう。
 
司法書士に依頼することで、自己に不利な条項を入れられることを防いだり、取り決めるべき内容に漏れがありのちのちトラブルになることを防げるでしょう。

司法書士に離婚時に依頼できる場合(3) 調停書類の作成を依頼する場合

離婚調停の書類作成も、司法書士に依頼をすることが可能です。

離婚調停になる可能性があるのなら、司法書士に相談してみるのも1つの手でしょう。

ただし、司法書士は調停に出席できないため、調停の状況を完全に把握できるわけではありません

そのため、調停に出席できる弁護士に依頼するほうが安心感はあるかもしれません。

司法書士に離婚時に依頼できない場合

中には、司法書士に離婚で依頼できない場合もあります。どういった場合なのか確認しておきましょう。

司法書士に離婚時に依頼できない場合(1) 離婚に合意がない場合

司法書士に離婚で依頼ができないのは、そもそも離婚に合意がない場合です。
 
離婚に合意がない場合は、司法書士は離婚請求など離婚に関する業務を行うことができません
 
弁護士法72条により、「法律事務」は弁護士しか対応できないとされているからです。
 
この場合、離婚で司法書士に頼るのではなく、弁護士に依頼するのが適切です。

司法書士に離婚時に依頼できない場合(2) 離婚の合意はあるが、親権その他の事項で合意がない場合

離婚の合意はしていても、親権や慰謝料などその他の事項で合意がない場合は、離婚で司法書士に依頼をすることはできません。

この場合も、先ほどと同じく「法律事務」になってしまうため、離婚で司法書士への依頼はすべきではありません。

離婚でもめている・もめる可能性があるのなら、司法書士ではなく弁護士に依頼するのがベストといえます。

離婚で司法書士と弁護士のどちらに依頼するかお悩みなら

離婚で司法書士と弁護士、どちらに依頼をするのか悩んでいるのなら、まずは以下の点を確認してみてください。

離婚時に司法書士か弁護士で悩んでいるなら(1) 離婚協議が成立しているか確認

離婚に関する協議が成立しており、離婚協議書の作成を依頼するだけなら司法書士にも依頼できます。
 
離婚時の財産分与登記も、司法書士へ同時に依頼できる場合もあります。
 
夫婦の間で何も協議することがなく、離婚に関する書類を作成するだけなら、司法書士に相談してみると良いかもしれません。

離婚時に司法書士か弁護士で悩んでいるなら(2) 費用の問題

離婚時の司法書士や弁護士への費用も気になるところですよね。
 
離婚の際、一人で調停や裁判を行える場合に、書類作成のみを司法書士に依頼するなら安くなる可能性があります。
 
ただし、弁護士は代理人として慰謝料や財産分与の増減額交渉ができることなども考慮すると、司法書士よりも弁護士に依頼するほうが得する場合もあります。

離婚時に司法書士か弁護士で悩んでいるなら(3) 不安要素があれば弁護士へ!

離婚時に、何か一つでも不安なことがあるのなら、迷わず弁護士に相談することをおすすめします。
 
離婚で大変なのは調停や裁判で争ったときです。
 
財産分与、親権、養育費、面会交流、さらに慰謝料など、争いが予想されるポイントは様々です。
 
最初から弁護士に依頼しておけば、全てをフォローアップできるでしょう。
 
また、代理人になってもらえますし、司法書士に比べ起こり得るさまざまな法的トラブルに対応してくれるでしょう。
 
悩んだら、司法書士よりも弁護士へ相談するのが安心かもしれません。

司法書士に離婚は依頼できる?弁護士に依頼するのとどう違うの?のまとめ

離婚の際には、司法書士も弁護士も味方になってくれる存在です。
 
しかし、離婚に関する業務で行えることは、司法書士と弁護士で異なります
 
まずは離婚協議の進行、費用などを考慮し、司法書士と弁護士どちらに依頼をするのか考えてください。
 
離婚の合意がない、真剣や慰謝料など争っているところがあるのなら、司法書士ではなく弁護士に相談するのがベストです。
 
弁護士なら離婚に関する業務を幅広く行ってくれるので、安心感が得られるとともに、スムーズな離婚に繋がるでしょう。

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この記事の作成者

カケコム編集部